通勤・通学・作業中に音楽を楽しむとき、ケーブルを全く使わない完全ワイヤレスイヤホンは、一度使ってみると普通のイヤホンには戻れないほど快適になります。
カバンからの出し入れも簡単ですし、周りにケーブルが引っかかる心配も無いので楽ちんです。
愛用している必須ガジェットの1つです。
「AVIOT TE-D01t」は、ノイキャン・Qi充電といった魅力的な機能など、全部入りで音質も良い完全ワイヤレスイヤホンです。
音質は低音・高音にクセがない感じで、音量を大きくして音楽を楽しみたくなる良い音質でした。
充電ケースはコンパクトですが、イヤホン単体で18時間再生可能なので、ケースを持ち歩く必要もないのが嬉しいです。
外での充電は必要ないかも
またガジェットの充電は面倒な作業ですが、AVIOT TE-D01t は普段使いに便利なワイヤレス充電に対応して、毎日の充電も快適になります。
注目度の高いノイズキャンセリング機能を搭載していますが、SONY WF-1000XM4 ほど性能は高くないので過度な期待はしないほうが良いです。
安くて全部入りの完全ワイヤレスイヤホンを探しているなら、おすすめのイヤホンです。
快適な全部入り!
わたしが弱点と感じるところは、ケースからイヤホンの取り出しにくさですが、ここまで快適な機能満載で1.1万円はかなりコスパが良いと思います。
この記事では「【AVIOT TE-D01t レビュー】充電ケース不要な全部入りの完全ワイヤレスイヤホン」について紹介します。
AVIOT TE-D01t の概要
「AVIOT TE-D01t」の主な特長と仕様・スペックを紹介します。
AVIOTは日本のオーディオメーカーで、日本人が聴きやすいチューニングをしている、音質にこだわったイヤホンを作っています。
特長
AVIOT TE-D01t は、以下のような特長を持った完全ワイヤレスイヤホンです。
- ノイキャン
- 外音取り込み機能
- ゲーミングモード(低遅延)
- 防水対応
- タッチセンサー操作
- アプリでカスタマイズ可能
- 対応コーデック:SBC、AAC
- イヤホン単体で18時間連続再生
- ケース込みで60時間再生
- ワイヤレス充電
- 急速充電
- 紛失防止機能
- 1.1万円
ノイキャンやワイヤレス充電といった最先端技術をたくさん搭載していながら、1.1万円という安さが特に魅力的です。
多機能ながら18時間のロングバッテリーと省エネ性も優秀で大きなメリットです。
仕様・スペック
メーカー | AVIOT |
---|---|
型番 | TE-D01t |
連続再生(イヤホン) | 18時間 |
連続再生(ケース含) | 60時間 |
充電端子 | USB-C |
操作方法 | タッチ |
外音取り込み | 対応 |
ワイヤレス充電 | 対応 |
イヤホンの重さ | 7.8g |
Bluetooth | 5.2 |
対応コーデック | SBC / AAC |
防水規格 | IPX4 |
発売時期 | 2021年6月 |
参考価格 | 11,000円 |
AVIOT TE-D01t の同梱物
「AVIOT TE-D01t」には、以下の付属品が同梱されています。
- 充電ケース
- イヤホン本体
- USB-Cケーブル(約60000cm)
- イヤーウイング(3種類)
- イヤーチップ(5種類)
- マニュアル
耳の穴に入れるシリコン製イヤーチップは、「 S / M / L 」の5種類付属しています。
柔らかいシリコン製です
充電ケースはワイヤレス充電にも対応していますが、USB-Cケーブルでも充電可能なのでUSB-Cケーブルが1本付属しています。
USB-Cケーブルの長さは約30cmで少し短めですが、持ち運びやすい長さです。
AVIOT TE-D01t の外観
「AVIOT TE-D01t」はスポーツの汗や雨ていどなら大丈夫な、生活防水仕様(IPX4)に対応した完全ワイヤレスイヤホンです。
防水規格IPX4とは
「水の飛まつによる影響がない」という国際的にも決められた基準の防水規格です。
防水規格自体は「電気機械器具の外郭による保護等級(JIS C 0920)」で定められています。
イヤホンは光沢のあるプラスチック製で、けっこうツルッとしています。
イヤホンの側面もプラスチック製で、ツルッとしていて指が滑る感じです。
イヤホンの右・左 を見分ける方法
AVIOT TE-D01tはイヤホンの裏側に「L(左)」と「R(右)」が分かるようにプリントされています。
音楽再生中のLEDランプ
AVIOT TE-D01tは音楽を再生中など、音がなっているときにLEDランプは点灯しないです。
音が出ていないときもLEDは点灯しないです。
充電ケースの外観
AVIOT TE-D01tの充電ケースは、上部のフタ部分は光沢のあるプラスチック製です。
下部分は光沢のないプラスチック製で、前面にはAVIOTのロゴとLEDランプがあります。
充電ケースのフタはしっかり閉じられていて、逆さまにしてもフタは開きません。
開ききった状態ではフタは閉まりにくいので、収納・取り出し中に勝手に閉じなくて使いやすいです。
無駄にパカパカしない作りです
イヤホンはケースから出っ張っているので、つまみやすいと思ったのですが、丸みがあるしツルッとしていてけっこう滑ります。
指のコンディションによっては、すんなり取り出せなくてイライラしてしまうのが残念でした。
がっかりポイントでした。
充電ケースの裏側にはUSB-C端子とリセットボタンがあるので、付属のUSBケーブルなどを使って充電することができます。
ケースの底はツルッとしていて、滑り止めも無い作りなのが少し残念でした。
AVIOT TE-D01t の大きさと重さ
「AVIOT TE-D01t」は 6 x 4 x 3 cmくらいの直方体で、手のひらに乗るコンパクトさです。
ポケットに入れるにはキツそうですが、カバンには収納しやすい形です。
大きさ
AVIOT TE-D01tの充電ケースの大きさは、横幅6.6cmの丸四角っぽい形状です。
ケースの縦幅の高さは約4cmです。
充電ケースの厚さは約3cmです。
重さ
AVIOT TE-D01tのイヤホンの重さは片耳1つだけでは 約7.8g で、両耳あわせると 約15g になります。
他社の完全ワイヤレスイヤホンでも4~6gくらいの製品が多いので、数値的には重めですが装着すればあまり気になりません。
スマホの半分くらいの重さ
AVIOT TE-D01tの充電・バッテリーについて
「AVIOT TE-D01t」の充電ケースは、快適機能のワイヤレス充電(Qi充電)にも対応しているのが魅力の1つです。
毎日使うなら置くだけ充電は、かなり快適になります。
ワイヤレス充電器を持っていなくても、Androidスマホでも使う汎用性の高いUSB-Cケーブルで充電ができます。
USB-Cは最近のAndroidスマホなら対応しているので、ケーブルを統一できてスッキリします。
USB-Cは向きを気にしなくて良いケーブルです
イヤホンの充電状態の確認方法
イヤホン本体への充電中は、本体のLEDランプがオレンジ色に点灯します。
充電が完了するとLEDランプが消灯します。
充電ケースの充電状態の確認方法
充電ケースの前面には、充電ケース自体の電池残量がわかるLEDランプが4つ並んでいます。
フル充電へ近づくにつれLEDランプが点灯していきます。
充電ケースのLEDの点灯の仕方と、充電状態を一覧にすると、このようになります。
LEDの点灯の仕方 | 電池残量 |
---|---|
●●●● | 1~25% |
●●●● | 25~50% |
●●●● | 50~75% |
●●●● | 75~100% |
AVIOT TE-D01t のバッテリー性能
完全ワイヤレスイヤホンの弱点の1つには、再生時間の短さ(バッテリー性能)があります。
イヤホン本体が小型なので搭載できるバッテリーにも限界があります。
2020年では性能が向上し、イヤホン単体での連続再生時間は5~8時間ほどのイヤホンが多い印象です。
AVIOT TE-D01tの再生時間は、他の長時間再生できるイヤホンと比べても最強クラスの性能となっています。
ケースを持ち歩かなくても良いかも
1度に18時間連続再生できる
AVIOT TE-D01t は、ノイキャンを使わなければイヤホン単体で1度に連続で18時間使うことができます。
専用の充電ケースとあわせて使うことで最大60時間の使用ができるので、3~4日くらいなら充電無しで使えそうです。
ただし、ノイキャンや外音取り込み機能を使っていると、少し再生時間が短くなって13時間になってしまうのが注意点です。
ノイキャン使ってると短くなります
電池が半日持つなら、充電ケースを持って出かける必要もなさそうなのが嬉しいですね。
急速充電に対応
AVIOT TE-D01t は、急速充電に対応していて、15分の充電で3時間使えるようになります。
イヤホン本体のバッテリーが無くなっても、すぐにまた聴けるようなるのが良いところです。
AVIOT TE-D01tのペアリング方法
「AVIOT TE-D01t」は一度ペアリング作業をしてしまえば、次からはフタを開けるだけで自動的に接続してくれます。
開けるだけで、すぐに音楽を聴けるのは便利です
「AVIOT TE-D01t」 ペアリング方法はとても簡単です。
この記事では、iPhoneを使ってペアリング方法について紹介します。
- STEP 1
- STEP 2
- STEP 3
- STEP 4
- STEP 5
次からはフタを開けるだけで使えます
一度ペアリングしてしまえば、充電ケースのフタを開けるだけで自動的に接続してくれるのは本当に便利です。
毎回ペアリング作業をすることなく、すぐに音楽を聴くことができるようになるのは使っていて快適です。
AVIOT TE-D01tの音質と操作
「AVIOT TE-D01t」のイヤホン操作はボタン式ではなく、触れるだけのタッチセンサー式となっています。
操作するときに耳へ押し込むことがなく耳穴が痛くならないのも操作しやすいポイントです。
操作で耳が痛くならないよ
丸くくぼんでいる部分がタッチセンサーになっています。
音声通信技術
AVIOT TE-D01t はBluetooth 5.2に対応していて、音声コーデックSBC、AACに対応しています。
新技術のaptX・aptX Adaptiveには対応していませんが、iPhoneは未対応ですし、あまり気にならないかも。
音質チェック
AVIOT TE-D01t は、低音も高音もそこまでクセがなくハッキリ聴こえる感じで、音量を大きくしても耳が疲れない高音質でした。
また好みの音質でなくても、専用アプリから自由にカスタマイズができます。
実際にサウンドチェックをしてみると、低音から高音までバランスよく聴こえる感じですが、高域が少しブーストされたチューニングでした。
ノイズキャンセリング機能
AVIOT TE-D01t はAirPods Proや Soundcore Liberty Air 2 Pro のようにノイズキャンセリング機能があります。
室内の空調で試した感じでは、AirPods Proよりもだいぶ効きは弱く、少しホワイトノイズ気になりました。
ある程度はノイズをカットしてくれるので、お値段にみあった感じの性能でした。
ノイキャンON/OFFの切替方法は、右側のタッチセンサーを1.5秒タッチすると切り替えられます。
外音取り込み(アンビエント)機能
AVIOT TE-D01tはイヤホンを装着していても周りの音を聞きやすくする「外音取り込み(アンビエント)機能」も搭載しています。
オンにしていると周囲の音をひろってくれるので、駅のアナウンスや会話が聴こえやすくなって便利です。
デフォルトのイヤーチップでは遮音性がそこまで高くないので、効果は微妙な感じがしました。
音の遅延
スマホアプリ(ソシャゲ)でも完全ワイヤレスイヤホンを使用するので、音質以上に大事にしている要素が音の遅延です。
iPhone 12 で試してみましたが、AVIOT TE-D01tはキャラクターボイスとテキストのタイミング、SEなどもズレが無く遅延を感じませんでした。
YouTubeで動画を見ても人の口パクと声がズレるなどの、違和感も無かったです。
音がズレる感じは無かったです
さらに専用アプリから「ゲーミングモード」をオンにすると通信遅延がより小さくなるそうです。
音楽を再生中のイヤホン操作
AVIOT TE-D01tはデフォルトの設定では、イヤホン単体で再生/一時停止・曲移動・音量調整ができます。
基本的な操作ができるので、スマホを取り出して操作する必要はないです。
- 音楽を 再生 / 一時停止
- 左・右 をどちらか1回タッチ
- 次の曲へ
- 右 2回連続でタッチ
- 前の曲へ
- 右 3回連続でタッチ
- 音量を上げる
- 左 3回連続でタッチ
- 音量を下げる
- 左 2回連続でタッチ
- 周囲の音を聞く機能切り替え
- 左 1.5秒間ふれる
- ノイキャン切り替え
- 右 1.5秒間ふれる
ボタンのカスタマイズもできる!
専用アプリ「AVIOT SOUND ME」では、各タップ操作に機能を割り当ててカスタマイズができます。
さらに使いやすくなります
電話系とその他の操作
イヤホン単体で着信拒否はできませんが、電話に出たり、通話を終了させることができます。
またイヤホン本体の電源をONにしたりOFFにすることも可能です。
- イヤホンの電源を入れる
- 左・右 7秒間ふれる
- イヤホンの電源を切る
- 左・右 7秒間ふれる
- 電話に出る
- 左・右 着信中にどちらか1回タッチ
- 電話を切る
- 左・右 通話中にどちらか1回タッチ
- Siriなど音声コマンド
- 左 3秒間ふれる
AVIOT TE-D01t レビューまとめ
この記事では「【AVIOT TE-D01t レビュー】充電ケース不要な全部入りの完全ワイヤレスイヤホン」について紹介しました。
「AVIOT TE-D01t」は1万円くらいで買いやすい価格ですが、ノイキャンや外音取り込み機能は少し弱めでした。
とはいえ、他のイヤホンにはない18時間再生の電池持ちや、ワイヤレス充電、低遅延になるゲーミングモードなど快適な機能も豊富です。
音質も良いので、安くて全部入りの完全ワイヤレスイヤホンを探しているなら、「AVIOT TE-D01t」はおすすめの完全ワイヤレスイヤホンです。
それでは、今回はこれまで。
お読みいただき、ありがとうございました。
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