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【Samsung 980 レビュー】エントリー向け低価格なDRAMレスNVMe SSD

この記事ではエントリー向けNVMe SSD「Samsung 980 1TBモデル」をレビューしました。
PCIe 3.0の高速な転送速度ながら、DRAMレス設計で低価格化を狙ったコスパのよいNVMe SSDです。

 

Samsung 980 はDRAMキャッシュを搭載しないで低価格化を狙った、エントリーモデル的なNVMe SSDとなっています。

まちゃ
まちゃ

コスパ重視のPC周辺機器です

 

サムスン製の安価で高速なNVMe SSDを使いたいならオススメです。

  • 温度管理も優秀
  • 裏面はヒートスプレッダーラベル
  • DRAMレス設計
  • 新機能「Full Power Mode」をサポート

 

Full Power Modeを使えば、大量のファイルを扱う負荷の高い作業やハイクオリティの重いゲームがより快適になります。

おすすめな使いみち
  • 大量のファイルを扱う作業
  • ハイクオリティな重いゲーム

 

この記事では「【Samsung 980 レビュー】エントリー向け低価格なDRAMレスNVMe SSD」について紹介します。

 

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この記事を書いた人:まちゃ
ガジェット好き 自作PC歴20年超え スマホゲームのエンジニア アニメ・ゲーム好き

Samsung NVMe 980 の特長

サムスンSSD「980」シリーズは、PCI Express 3.0 NVMe M.2 SSDです。

同じく名前に「980」が付く上位モデルの「980 PRO」が2020年10月に発売されています。

上位の「980 PRO」はPCI Express 4.0 NVMeでしたが、この「980」はPCI Express 3.0対応のNVMe SSDです。

 

Samsung NVMe 980シリーズの仕様

Samsung NVMe 980シリーズは、250GB、500GB、1TB の3種類あります。

サイズによって速度が異なり、一番容量の大きい1TBが最速でコスパの良いモデルになっています。

 

980シリーズ
メーカー名 サムスン
型番 MZ-V8V250B MZ-V8V500B MZ-V8V1T0B
容量 250GB 500GB 1TB
フォームファクタ M.2-2280
インターフェース PCIe 3.0 x4 / NVMe
コントローラー Samsung自社製コントローラ
NAND Flash Samsung V-NAND 3bit MLC(TLC)
読み出し 2,900MB/s 3,100MB/s 3,500MB/s
書き込み 1,300MB/s 2,600MB/s 3,000MB/s
総書き込み容量 150TBW 300TBW 600TBW
サイズ 2280
保証期間 5年間
目安価格 5,500円 8,000円 14,000円
GB単価 22円 16円 14円
発売時期 2021年03月
まちゃ
まちゃ

1TBはコスパが良いです

 

 

Full Power Mode 機能をサポート!

Full Power Mode 機能は、こんな使い方におすすめな機能です!

  • ゲーム
  • プロ用作業

 

通常のSSDでは、SSDを使用していないとスリープ状態になってしまいます。

スリープモードから再度アクティブ状態にするには、少しタイムラグが発生してしまい、ちょっとファイルの扱いが遅くなります。

 

新たに追加されるFull Power Mode機能は、常にSSDをアクティブ状態にしてくれる機能です。

スリープ状態にならないので、いつでもすぐにファイルを扱うことができます。

消費電力は少し上がってしまうかもしれませんが、作業やゲームをするときには良さそうです。

 

設定は管理ソフト「Samsung Magician」を使って、かんたんに切り替えることができます。

 

放熱対策

Samsung NVMe 980 は片面実装ですが、裏面にもラベルが貼られています。

裏面のラベルは「ヒートスプレッダーラベル」と呼ばれる放熱性が高いラベルです。

チップの無い裏面からも放熱性を上げる工夫がされています。

 

 

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Samsung NVMe 980の同梱品

Samsung NVMe 980」には本体と取扱説明書だけ付属しています。

ネジやヒートシンクは付属していないので、マザーボードに付属しているものを使うか別途購入する必要があります。

 

箱の中はプラスチックケースで、動かないように固定されていました。

 

 

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Samsung NVMe 980の外観

Samsung NVMe 980の表面には、コントローラとNANDフラッシュメモリなどのチップが載っています。

 

裏面にはチップが無い片面実装タイプのSSDでした。

裏面のラベルは「ヒートスプレッダーラベル」と呼ばれる放熱性能が高いラベルが貼られています。

 

SSD 980の端子形状は切り欠きが1つの「M-Key」です。

 

大きさ

フォームファクタはM.2 2280なので、長さは規定通りの80mmです。

 

幅も規格通りのほぼ22mmでした。

 

片面実装なので厚さは2.5mmくらいと薄めです。

 

重さ

980の1TBモデルの重さは約6.5gです。

 

 

ベンチマーク

1TBモデルの「Samsung NVMe 980」をテストした環境は以下の通りで、CPU・メモリは高性能ではなく、PCケースやヒートシンクの冷却機能も高くはないです。

そこそこのスペックのミドルクラスPCでの検証になります。

ベンチマーク計測環境
PCケース NZXT H210
CPU AMD Ryzen 5 3500
マザーボード GIGABYTE X570 I AORUS PRO WIFI
ヒートシンク MB標準搭載
メモリ G.SKILL DDR4-3200 16GB
ビデオカード MSI GeForce GTX 1650 D6 AERO ITX OCV1
OS Windows 10 Pro 64bit版

 

S.M.A.R.T

冷却性能に力を入れていないPCなので、エアフローなど放熱性能は低めですが、アイドル時の温度は35℃くらいです。

 

ベンチマーク結果

これらのベンチマークツールで計測してみました。

  • CrystalDiskMark
  • AS SSD Benchmark
  • AS SSD Copy-Benchmark
  • AS SSD Compression-Benchmark
  • ATTO Disk Benchmark
  • HD Tune Pro

 

 

CrystalDiskMark

1TBモデルでは読み出し速度は3,600MB/s、書き込み速度は2,800MB/s でした。

公称値の書き込み速度は3,000MB/sなので、公式の値よりも遅い結果になりました。

 

サイズを増やして64GiBでも計測してみました。

64GiBという大きいサイズでも速度は変わらずに高速なままでした。

 

また4分の3ほどデータを保存していると、書き込み速度がガクンと落ちてしまうので注意が必要です。

 

AS SSD Benchmark

「AS SSD Benchmark」で基本的なパフォーマンスをチェック。

 

AS SSD Copy-Benchmark

 

AS SSD Compression-Benchmark

ほぼ一定の速度という結果でした。

 

 

ATTO Disk Benchmark

読み出し・書き込み性能は、CrystalDiskMarkの計測結果と同じくらいの速度性能でした。

 

SLCキャッシュ

HD Tune ProのFile Benchmarkで80GBほど読み書きしてSLCキャッシュの挙動を調べてみました。

ドライブの容量ゼロの状態では、80GBという大きいサイズでも速度は落ちませんでした。

1TBモデルでは最大160GBのバッファ領域が作られるそうです。

 

4分の3ほど使用している状態では、約50GBほどで書き込み速度が落ちて500MB/sほどに遅くなってしまいました。

常に高速を保ちたいなら、できるだけ空き容量を作ってあげることが必要になります。

 

温度

ベンチマークを計測中の負荷をかけているときの温度をHWiNFOで確認してみました。

放熱機能が、そこまで高くないミドルクラスの標準搭載のヒートシンクでも最大で50℃くらいでした。

 

CrystalDiskInfoだと計測タイミングのズレがありますが、51℃くらいまで確認できました。

 

 

Samsung NVMe 980 のSSD管理ツール

Samsung NVMe 980などのサムスン製SSDの状態を確認したり、設定・アップデートするには「SAMSUNG Magician」を使用します。

 

「Drive Information」では、データの完全削除や健康状態のチェック、ファームウェア更新などいろいろできます。

「Drive Information」を起動すると、ドライブのステータスなどが表示されます。

 

「Performance Benchmark」では、サムスン製のベンチマークで速度を計測できます。

 

「Over Provisioning」ではパフォーマンスの向上と、寿命を延ばすことができる設定が可能です。

保存領域に余裕があるなら、設定しておくと安心です。

 

「Diagnostic Scan」では、サムスンSSDのエラーや異常を診断して、見つかったら修正をこころみてくれるそうです。

調子が悪いときや、たまに定期的にチェックをかけると、突然使えなくなる事態にならないかもしれません。

 

「Sucure Erase」からは、データを完全消去できるSecure Eraseを実行することができます

 

よくある質問

Samsung NVMe 980についてのよくある質問などを紹介します。

 

Samsung NVMe 980の価格は?

Samsung NVMe 980の1TBモデルは約1万4千円ほどです。

 

ネジやヒートシンクは付属している?

Samsung NVMe 980には、ネジやヒートシンクは付属していません。付属品については、こちらをお読みください。

 

TBW(総書き込み容量)はいくつ?

容量ごとに異なりますが、Samsung NVMe 980の1TBモデルは600TBWです。詳しくはこちらの一覧をご覧ください。

 

Samsung NVMe 980 レビューまとめ

この記事では「【Samsung 980 レビュー】エントリー向け低価格なDRAMレスNVMe SSD」について紹介しました。

 

Samsung NVMe 980はDRAMレス設計で、低価格帯を狙ったモデルですが十分な速度が出るNVMe SSDでした。

空き容量が少なくなると書き込み性能が落ちちゃいますが、余裕をもたせておけば快適な環境が手に入ります。

予算を抑えて大量ファイルを扱って作業したり、ハイクオリティなゲームをプレイしたいならおすすめのSSDです。

 

それでは、今回はこれまで。

お読みいただき、ありがとうございました。

この記事で紹介したNVMe SSD

 

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