P5シリーズの2TBモデルでNVMe SSDなので、3,000MB/sを超える高速な読み書きができます。発熱対策は必須ですが快適なSSDです。
CrucialはP1・P2シリーズなどNVMe SSDを発売していましたが、速度はそこまで高くなかったです。
P5はハイエンドM.2 SSDということで、PCIe 3.0 x4 を活かした3,000MB/sを超える速度に対応しています。
もっと高速なPCIe 4.0対応のNVMe SSDもありますが、まだIntel CPUは対応していないので本格的な普及はこれからです。
NVMe SSDなので普通のSSDより少し高めですが、高速なのでOSをインストールするシステムドライブには最適なSSDです。
P5シリーズは250GBからラインナップがあり、500GB以上あれば長く使えると思います。
型番 | CT250P5SSD8 | CT500P5SSD8 | CT1000P5SSD8 | CT2000P5SSD8 |
---|---|---|---|---|
容量 | 250GB | 500GB | 1TB | 2TB |
インターフェース | PCIe 3.0 x4 / NVMe | |||
読み出し | 3,400MB/s | |||
書き込み | 1,400MB/s | 3,000MB/s | ||
MTBF | 180万時間 | |||
総書き込み容量 | 150TB | 300TB | 600TB | 1200TB |
価格 | 8,000円 | 12,000円 | 22,000円 | 50,000円 |
GB単価 | 32円 | 24円 | 22円 | 25円 |
この記事では「【CT2000P5SSD8 レビュー】Crucial P5はハイエンドNVMe M.2 SSD」について紹介します。
Crucial P5 の特長
Crucial P5 M.2 SSDは、このような特長があるSSDです。
- 最大2TB
- NVMe SSD(PCIe 3.0×4)
- ハイエンドSSD
- 最大読み出し速度:3,400 MB/s
- 最大書き込み速度:3,000 MB/s
- MTBF(平均故障間隔)は180万時間
- 書込耐性:150~1,200TB
- 保証期間:5年
Crucial P5シリーズについて
Crucial P5シリーズには、CT2000P5SSD8など250GB~2TBの4種類あります。
P5シリーズは高速なNVMe SSDなので、OSをインストールするシステムドライブ向きです。
システムドライブ用途で長期間使用する予定なら、容量は500GB以上あると安心して使えます。
型番 | CT250P5SSD8 | CT500P5SSD8 | CT1000P5SSD8 | CT2000P5SSD8 |
---|---|---|---|---|
容量 | 250GB | 500GB | 1TB | 2TB |
フォームファクター | M.2-2280 | |||
インターフェース | PCIe 3.0 x4 / NVMe | |||
コントローラー | Micron自社コントローラ | |||
NANDフラッシュメモリー | 96層 TLC 3D NAND | |||
読み出し | 3,400MB/s | |||
書き込み | 1,400MB/s | 3,000MB/s | ||
MTBF | 180万時間 | |||
総書き込み容量 | 150TB | 300TB | 600TB | 1200TB |
サイズ | 2280 | |||
保証期間 | 5年間 | |||
価格 | 8,000円 | 12,000円 | 22,000円 | 50,000円 |
GB単価 | 32円 | 24円 | 22円 | 25円 |
Crucial CT2000P5SSD8の速度と温度
Crucial P5 SSDはハイエンドクラスのNVMe SSDです。
2TBモデルの「Crucial CT2000P5SSD8」を実際に計測してみたところ、読み出し速度は3,506MB/s、書き込み速度は3,179MB/sほどでした。
公称値は3,400/3,000MB/sとなっていたので、期待値以上の速度が出ました。
読み出し | 書き込み | |
1回目 | 3507MB/s | 3178MB/s |
2回目 | 3505MB/s | 3179MB/s |
3回目 | 3506MB/s | 3180MB/s |
平均 | 3506MB/s | 3179MB/s |
データサイズを64GBにして計測しても、速度は変わらない結果でした。
P5 SSDはNVMe SSDということもあって計測中の温度は、60℃を少し超えるくらいの温度まで発熱することもありました。
ヒートシンクやエアフローで熱暴走対策は必須ですね。
Crucial P5 の同梱品
Crucial P5シリーズ「CT2000P5SSD8」の同梱品は、SSD本体と取扱説明書のみです。
ネジやケーブルなどは付属していません。
パッケージ内のSSD本体は、プラスチックのケースにピッタリ収まっています。
Crucial P5 の外観
「Crucial CT2000P5SSD8」の外観は、他メーカーのM.2 SSDと変わらない見た目です。
ラベルの真ん中にメーカー名の「Crucial」ロゴがプリントされているシンプルなデザインです。
M.2 SSDの長いサイズであるType2280で、接続端子の反対側でネジで固定します。
端子の形状は切り欠きが1つの「M-Key」です。
SSDの裏面にはシリアルナンバーやモデル名などのラベルが貼ってあります。
CrucialのSSD管理ツール
CrucialのSSDを管理するソフトは「Storage Executive」で、こちらの公式サイトから無料ダウンロードできます。
Storage Executiveは健康状態のチェック、接続情報などいろいろ確認できます。
SSDのファームウェアの更新もソフトから安全にアップデートすることができます。
パソコンへの取り付け方
Crucial P5シリーズである「CT2000P5SSD8」は2.5インチSSDと違ってM.2 SSDなので、ケーブルを使わずに簡単に取り付けられます。
M.2スロットに挿してネジで固定するだけの簡単セッティングです。
ただしP5はNVMe SSDなので、NVMe M.2(PCI Express 3.0 x4)に対応したスロットを使わないと真の実力を発揮できません。
M.2スロットがNVMeに対応しているかは、マザーボードなどの取扱説明書をチェックすると確認できます。
今回はすでにシステムドライブであるCドライブでNVMe SSDを使っているので、玄人志向の変換ボードで増設しました。
取り付け方はマザーボードのM.2スロットと同様に、まずP5 SSDをスロットに挿します。
ななめに浮き上がっています。
P5 SSDが浮き上がっているので、ネジを使って固定します。
P5はNVMe SSDで発熱するので、アイネックスのHM-21とHT-13を組み合わせて熱暴走対策をしました。
WindowsでSSDを使えるようにする方法
すでにWindowsをインストールしているPCへ、「Crucial CT2000P5SSD8」などのSSDを新たに接続しても認識してくれません。
PCを自作で組んでいたら当たり前かもしれませんが、フォーマットやドライブボリュームを割り当てる必要があります。
一昔前ほど難しいことは無いので、ポチポチクリックするだけで完了できます。
- STEP 1
- STEP 2
- STEP 3
- STEP 4
- STEP 5
- STEP 6
- STEP 7
- STEP 8
- STEP 9
Crucial CT2000P5SSD8 レビューまとめ
この記事では「【CT2000P5SSD8 レビュー】Crucial P5はハイエンドNVMe M.2 SSD」について紹介しました。
NVMe SSDなので熱暴走対策として、ヒートシンクなどは必須ですがPCIe 3.0では充分な速度が出ます。
P1/P2シリーズでは3,000MB/sを超えなる性能はなかったので、Crucialで速いM.2 SSDを使いたいならP5シリーズはおすすめです。
それでは、今回はこれまで。
お読みいただき、ありがとうございました。
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