元モデルの TE-BD21j よりも低音が少し抑えられ、より原音に近いハイクオリティの音質で楽しめる完全ワイヤレスイヤホンです。
通勤・通学・作業中に音楽を楽しむとき、ケーブルを全く使わない完全ワイヤレスイヤホンは、一度使ってみると普通のイヤホンには戻れないほど快適になります。
カバンからの出し入れも簡単ですし、周りにケーブルが引っかかる心配も無いので楽ちんです。
愛用している必須ガジェットの1つです。
日本メーカーのAVIOTは日本人が聴きやすい音質にこだわったイヤホンを作っているメーカーさんです。
AVIOT TE-BD21j-pnkは「凛として時雨」のピエール中野さんが、特別に音質をチューニングしたサウンド特化のイヤホンです。
略して、(無線)ピヤホン3!
通常のベーシックモデルは「TE-BD21j」で、より低音から高音までハッキリ聴こえる、原音に忠実な音質となっています。
イヤホンの音量を大きくして、もっと聴きたくなる良い音です。
価格は少し高めですが、その分さらに音質を重視したイヤホンとなっています。
ケースとイヤホンはノイズの侵入を防ぐ効果もあるジュラルミン製で、オリジナルロゴが入っている特別製です。
イヤホンにノイキャンは不要で、音質を重視したい人におすすめの完全ワイヤレスイヤホンです。
もちろんベーシックモデルの「TE-BD21j」も充分に高音質でした。
この記事では「【ピヤホン3】AVIOT TE-BD21j-pnk レビュー。原音に忠実なプロが作ったイヤホン」について紹介します。
AVIOT TE-BD21j-pnk の概要
AVIOT TE-BD21f-pnkの後継モデルである「AVIOT TE-BD21j-pnk」の、主な特長と仕様・スペックを紹介します。
特長
AVIOT TE-BD21j-pnk は、以下のような特長を持った完全ワイヤレスイヤホンです。
- 特別ボイスガイダンス
- 特別サウンド調整
- 紛失防止ストラップ付属
- ジュラルミン素材使用
- 防水対応
- 外音取り込み機能
- イヤホン単体で9時間連続再生できる
- ケース込みで36時間再生
- USB-Cケーブルで充電
- ハイブリッド・トリプルドライバー搭載
- 対応コーデック:SBC、AAC、aptX、aptX Adaptive
- Bluetooth version:5.2
- タッチセンサー式
- アプリでカスタマイズ可能
「凛として時雨」のピエール中野さんによる音質チューニングとデザインが最大の魅力です。
無線ピヤホンの第3弾で、ベーシックモデルは「TE-BD21j」になります。
仕様・スペック
メーカー | AVIOT |
---|---|
型番 | TE-BD21j-pnk |
連続再生(イヤホン) | 9時間 |
連続再生(ケース含) | 36時間 |
充電端子 | USB-C |
操作方法 | タッチ |
外音取り込み | 対応 |
ワイヤレス充電 | 非対応 |
イヤホンの重さ | 5.2g |
Bluetooth | 5.2 |
対応コーデック | SBC / AAC / aptX / aptX Adaptive |
防水規格 | IPX4 |
発売時期 | 2020年12月 |
参考価格 | 19,000円 |
基本的な性能はベーシックモデルの「TE-BD21j」と同じです。
AVIOT TE-BD21j-pnk の同梱物
「AVIOT TE-BD21j-pnk」には、以下の付属品が同梱されています。
- 専用ポーチ
- 充電ケース
- イヤホン本体
- USB-Cケーブル(約50cm)
- ストラップ
- ウレタンフォーム(3種類)
- イヤーチップ(3種類)
- マニュアル
ベーシックモデルとは専用ポーチが異なります。
耳の穴に入れるシリコン製イヤーチップは、「 S / M / L 」の3種類付属しています。
柔らかいシリコン製です
密着度が高く遮音性が高いウレタンフォームも3種類付属しています。
潰して耳に入れます
AVIOT TE-BD21j-pnkにはケースへ充電するためのUSB-Cケーブルが1本付属しています。
USB-Cケーブルの長さは約50cmで少し短めですが、持ち運びやすい長さです。
AVIOT TE-BD21j-pnk の外観
「AVIOT TE-BD21j-pnk」はスポーツの汗や雨ていどなら大丈夫な、生活防水仕様(IPX4)に対応した完全ワイヤレスイヤホンです。
防水規格IPX4とは
「水の飛まつによる影響がない」という国際的にも決められた基準の防水規格です。
防水規格自体は「電気機械器具の外郭による保護等級(JIS C 0920)」で定められています。
イヤホンの側面は凸凹で滑りにくく、つかみやすい形状です。
イヤホンの右・左 を見分ける方法
AVIOT TE-BD21j-pnkはイヤホンの裏側に「L(左)」と「R(右)」が分かるようにプリントされています。
またタッチセンサー部分のロゴが左右で違うので、表面から左右を見分けることもできます。
左耳がオリジナルロゴ!
音楽再生中のLEDランプ
AVIOT TE-BD21j-pnkは音楽を再生中など、音がなっているときにLEDランプは点灯しないです。
音楽を再生していないときは、数秒おきに点滅します。
充電ケースの外観
AVIOT TE-BD21j-pnkの充電ケースは、航空機にも利用されるジュラルミン素材です。
頑丈で高級感のあるケースになっています。
充電ケースのフタは、前モデルのTE-BD21fと同じようにスライドさせてオープンさせます。
イヤホンの出し入れでフタが閉じないので使いやすい仕組みです。
イヤホンの収納はしやすいですが、取り出しは少し慣れが必要かもしれません。
充電ケースの右側にUSB-C端子があるので、付属のUSBケーブルなどを使って充電することができます。
USBポートの反対側面は何もないシンプルなデザインになっています。
裏側には丸いリセットボタンがあるだけです。
リセットボタンはイヤホンの接続情報などを初期化するときなどに使います。
ケースの底はツルッとしていて滑り止めも無い作りなのが少し残念でした。
オリジナルポーチ
AVIOT TE-BD21j-pnkにはロゴ入りのハード目のオリジナルポーチが付属しています。
スタンダードモデルのTE-BD21jは布製だったので大きな違いです。
オリジナルポーチはパックリ180度開くファスナータイプです。
内部は柔らかい素材でできていて、ケーブルを収納できるメッシュネットで仕切られています。
専用だけあって充電ケースのサイズにピッタリです。
ストラップ
完全ワイヤレスイヤホンを外で使うと、紛失が心配になります。
AVIOT TE-BD21j-pnkにはイヤホン同士をつなぐシリコン製のストラップが付属しています。
使い方は丸い穴にイヤホンを通すだけなので、装着は簡単です。
シリコンなので伸びます
ちなみにストラップを付けたまま、イヤホンを充電できないのが少し不便かもしれません。
AVIOT TE-BD21j-pnk の大きさと重さ
「AVIOT TE-BD21j-pnk」は 7 x 4 x 3 cmくらいの立方体で、手のひらに乗るコンパクトさです。
ポケットに入れるにはキツそうですが、カバンには収納しやすい形です。
大きさ
AVIOT TE-BD21j-pnkの充電ケースの大きさは、横幅7cmの直方体っぽい形状です。
ケースの縦幅の大きさは、約3.7cmです。
充電ケースの高さは約2.8cmです。
重さ
AVIOT TE-BD21j-pnkのイヤホンの重さは片耳1つだけでは 約5.6g で、両耳あわせると 約11g になります。
他社の完全ワイヤレスイヤホンでも4~6gくらいの製品が多いので、重いわけでは無いです。
スマホくらいの重さ
AVIOT TE-BD21j-pnkの充電について
「AVIOT TE-BD21j-pnk」の充電ケースへの充電は、Androidスマホでも使う汎用性の高いUSB-Cケーブルで充電ができます。
USB-Cは最近のAndroidスマホなら対応しているので、ケーブルを統一できてスッキリします。
USB-Cは向きを気にしなくて良いケーブルです
イヤホンの充電状態の確認方法
イヤホン本体への充電中は、本体のLEDランプがオレンジ色に点灯します。
充電が完了するとLEDランプが消灯します。
収納するとき、LEDの点灯を確認しよう!
充電ケースの充電状態の確認方法
充電ケースの右側のUSBポート近くには、充電ケース自体の電池残量がわかるLEDランプが4つ並んでいます。
フル充電へ近づくにつれLEDランプが点灯していきます。
充電ケースのLEDの点灯の仕方と、充電状態を一覧にすると、このようになります。
LEDの点灯の仕方 | 電池残量 |
---|---|
●●●● | 1~25% |
●●●● | 25~50% |
●●●● | 50~75% |
●●●● | 75~100% |
充電時間は1.5時間と、早く充電ができます。
AVIOT TE-BD21j-pnk のバッテリー性能
完全ワイヤレスイヤホンの弱点の1つには、再生時間の短さ(バッテリー性能)があります。
イヤホン本体が小型なので搭載できるバッテリーにも限界があります。
2020年では性能が向上し、イヤホン単体での連続再生時間は5~8時間ほどのイヤホンが多い印象です。
AVIOT TE-BD21j-pnkは再生時間も優秀で、長い時間ミュージックを楽しむことができる性能です。
1度に9時間連続再生できる
AVIOT TE-BD21j-pnk は、イヤホン単体で1度に連続で9時間使うことができます。
他社のイヤホンと比べても9時間は中々の長時間再生なので、高音質の音楽を長い時間楽しめます。
専用の充電ケースとあわせて使うことで最大36時間の使用ができるので、1~2日くらいなら充電無しで使えそうです。
ただし、通信コーデックによって少し再生時間が短くなってしまうのが注意点です。
AVIOT TE-BD21j-pnkのペアリング方法
「AVIOT TE-BD21j-pnk」は一度ペアリング作業をしてしまえば、次からは充電ケースから取り出すだけで自動的に接続してくれます。
取り出すだけで、すぐに音楽を聴けるのは便利です
「AVIOT TE-BD21j-pnk」 ペアリング方法はとても簡単です。
この記事では、iPhoneを使ってペアリング方法について紹介します。
- STEP 1
- STEP 2
- STEP 3
- STEP 4
- STEP 5
次からはケースから取り出すだけで使えます
一度ペアリングしてしまえば、イヤホンを充電ケースから取り出すだけで自動的に接続してくれるのは本当に便利です。
毎回ペアリング作業をすることなく、すぐに音楽を聴くことができるようになるのは使っていて快適です。
AVIOT TE-BD21j-pnkの音質と操作
「AVIOT TE-BD21j-pnk」のイヤホン操作はボタン式ではなく、触れるだけのタッチセンサー式となっています。
操作するときに耳へ押し込むことがなく耳穴が痛くならないのも操作しやすいポイントです。
操作で耳が痛くならないよ
音声通信技術
TE-BD21jはBluetooth 5.2に対応していて、音声コーデックSBC、AAC、aptX、aptX Adaptiveの新技術にも対応しています。
新技術に対応している機種なら、より接続が安定して高音質な音楽を楽しめます。
ただしaptX・aptX Adaptiveだと、再生時間が2~3時間ほど短くなってしまうのが弱点です。
AVIOTの音質へのこだわり
AVIOTのイヤホンは、日本人が聴きやすい音にこだわってチューニングされているので、音質は期待できます。
さらに「AVIOT TE-BD21j-pnk」は、音質が良くて人気あったTE-BD21fの改良版というだけあって、レベルが高いです。
技術的には完全ワイヤレスイヤホンでは珍しい新設計のハイブリッド・トリプルドライバーが搭載されています。
性能を引き出すためには少なくとも30~50時間程度のエージングが必要とのことです。
こだわりの高性能ドライバー!
さらにピエール中野さんがチューニングした、ピヤホン3ことTE-BD21j-pnkも人気のイヤホンです。
音質チェック
AVIOT TE-BD21j-pnk は最高レベルの音質を目指して造られた完全ワイレスイヤホンです。
低音も高音もハッキリ聴こえる感じで、より原音に近いような高音質でした。
ベーシックモデルの「AVIOT TE-BD21j」より、低音が少し抑えられて聴こえました。
音量を大きくして聴きたくなります
実際にサウンドチェックをしてみると、低音から高音までバランスよく聴こえる感じですが、超高域は抑えられたチューニングでした。
ベーシックモデルのTE-BD21jと比べると低域・中低域が抑えられて原音に近いバランスのようです。
外音取り込み(アンビエント)機能
AVIOT TE-BD21j-pnkはイヤホンを装着していても周りの音を聞きやすくする「外音取り込み(アンビエント)機能」も搭載しています。
オンにしていると周囲の音をひろってくれるので、駅のアナウンスや会話が聴こえやすくなって便利です。
TE-BD21j-pnkの外音取り込み機能を使ってみると、静かな場所ではホワイトノイズが少し気になりました。
大きなノイズではないです。
外音取り込み機能のON/OFFは、左側イヤホンを2秒間タッチします。
音の遅延
スマホアプリ(ソシャゲ)でも完全ワイヤレスイヤホンを使用するので、音質以上に大事にしている要素が音の遅延です。
iPhone XS Max で試してみましたが、AVIOT TE-BD21j-pnkはキャラクターボイスとテキストのタイミング、SEなどもズレが無く遅延を感じませんでした。
YouTubeで動画を見ても人の口パクと声がズレるなどの、違和感も無かったです。
音がズレる感じは無かったです
音楽を再生中のイヤホン操作
AVIOT TE-BD21j-pnkはデフォルトの設定では、イヤホン単体で再生/一時停止・曲移動・音量調整ができます。
基本的な操作ができるので、スマホを取り出して操作する必要はないです。
- 音楽を 再生 / 一時停止
- 左・右 をどちらか1回タッチ
- 次の曲へ
- 右 2回連続でタッチ
- 前の曲へ
- 右 3回連続でタッチ
- 音量を上げる
- 左 3回連続でタッチ
- 音量を下げる
- 左 2回連続でタッチ
- 周囲の音を聞く機能切り替え
- 左 2秒間ふれる
電話系とその他の操作
AVIOT TE-BD21j-pnkは着信拒否はできませんが、電話に出たり、通話を終了させることができます。
- 電話に出る
- 左・右 着信中にどちらか1回タッチ
- 電話を切る
- 左・右 通話中にどちらか1回タッチ
AVIOT TE-BD21j-pnk レビューまとめ
この記事では「【ピヤホン3】AVIOT TE-BD21j-pnk レビュー。原音に忠実なプロが作ったイヤホン」について紹介しました。
TE-BD21f-pnkの後継機「TE-BD21j-pnk」は、音質が内部構造から改善・向上しました。
ノイキャン・ワイヤレス充電といった便利な機能は搭載されていませんが、完全なケーブルレスで原音に忠実な高音質で楽しみたいならオススメです。
ベーシックモデル「AVIOT TE-BD21j」でも充分な音質ですが、ピエール中野さんがチューニングしたAVIOT TE-BD21j-pnkは、さらに原音に忠実でハイクオリティに仕上がっています。
それでは、今回はこれまで。
お読みいただき、ありがとうございました。
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