PCI Express拡張カードでPCをWi-Fi6、Bluetoothを増設できるコスパの良いPC周辺機器です。
最近のマザーボードは標準で、Wi-FiやBluetoothなどの無線機能を搭載しているモデルが多いです。
ケーブルがいらないので、有線LANよりも快適ですが、その分だけ高価になってしまいます。
予算を抑えたいのに。。
できるだけマザーボードの予算を抑えたい場合は、無線LANを搭載していないモデルばかりです。
そんなときは無理して高機能で高価格なMBを買うよりも、PCIe拡張ボードを使ってWi-Fiを搭載したほうが安くすみます。
「TP-Link Archer TX50E」なら4千円で、高速なWi-Fi6とBluetoothを増設できます。
しかも小さいパソコンケースへも組み込めるロープロファイル対応!
マザーボードを買い替えてもそのまま使える可能性が高いので、将来的にもお得なPCパーツです。
Wi-Fi 6 ルーターと接続してスピードテストした結果、有線LANよりも速い600~900Mbpsという速度が計測できました。
実測でも有線より速い!
この記事では「【TP-Link Archer TX50E レビュー】PCIe拡張カードでWi-Fi6に対応するアダプター」について紹介します。
Archer TX50E の特長
「TP-Link Archer TX50E」は、以下のような特長があるPCIeアダプターカードです。
- 小さいPCへ組み込み可能
- ロープロファイルブラケット対応
- Wi-Fi 6対応
- Wi-Fi5の3倍の速度
- 有線の2倍の速度
- Bluetoothも増設可能
- ヒートシンク付き
Wi-Fi 6だけでなく、Bluetoothも増設できるので、無線環境を強化するのに便利です。
Archer TX50E の同梱物
「TP-Link Archer TX50E」には、以下の付属品が同梱されています。
- Bluetooth ヘッダーケーブル
- Archer TX50E本体
- ロープロファイルブラケット
- アンテナ × 2
- かんたん設定ガイド(日本語あり)
- ドライバーCD
TP-Link Archer TX50EのBluetooth機能は、マザーボードのUSB機能を使用します。
付属のケーブルでマザーボードのピンと接続します。
Bluetooth不要なら使わなくてOK
根元付近が曲がるアンテナが2本付属しています。
アンテナはネジのように回して接続するタイプです。
小さいPCケースへ組み込むためのロープロファイルブラケットも付属しています。
Archer TX50E の外観
「TP-Link Archer TX50E」は小さいPCへ組み込めるサイズで、全体をヒートシンクでおおわれています。
取り付けるスロットはPCI Expressスロットを使います。
アンテナは2つ付けることができます。
PCI Express x1端子の反対側は特に何もありません。
カードの内側にはBluetooth拡張用の4ピンコネクタがあります。
4ピンコネクタはマザーボードのUSBコネクタへ接続します。
裏面にはチップやヒートシンクは無いので、となりのスロットに干渉することはないと思います。
大きさ
TP-Link Archer TX50Eの大きさは、横幅が約8cmで、グラフィックボードの半分くらいになります。
高さは約5cm で、ロープロファイルブラケット対応だけあって小さいPCにも組み込めます。
グラフィックボードと並べると、子どもみたいな小ささです。
付属のアンテナロッドの長さは約19cmです。
重さ
TP-Link Archer TX50Eの重さは83gです。
Archer TX50E の取り付け
「TP-Link Archer TX50E」はマザーボードのPCI Expressスロットを使います。
マザーボードに空いているPCI Express x1スロットがあれば、そちらを利用します。
PCケースが狭いなら、先にケーブルを接続した方が楽かもしれません。
Bluetooth拡張のためのケーブルを接続します。
ケースの外から見ると、こんな感じになります。
アンテナをクルクル回しながら取り付ければ作業完了です。
ドライバーのインストール
「TP-Link Archer TX50E」を使えるようにするには、付属CDからソフトをインストールする必要があります。
インストール作業は5~10分ほどで完了します。
ドライバーはTP-Linkの公式サイトからダウンロードできるそうですが、確認した段階ではまだ公開されていませんでした。
- STEP 1
- STEP 2
- STEP 3
- STEP 4
- STEP 5
- STEP 6
- STEP 7
- STEP 8
- STEP 9
- STEP 10
Wi-Fiへ接続する
「TP-Link Archer TX50E」のドライバーをインストールしたら、Wi-Fiへ接続してみます。
- STEP 1
- STEP 2
- STEP 3
これでネットが使えるようになります。
実際のネット速度
まだ現役のWi-Fi 5 (11ac)のルーターを使って速度を計測してみました。
Wi-Fi 6 (11ax) で測定
Wi-Fiの状態でチェックすると、速度は2.4Gbpsと認識されていました。
Googleのスピードテストで計測してみると、下りは900Mbps、上りは600Mbpsと有線LAN接続よりも高速な通信速度が出ました!
Wi-Fi 5 (11ac) で測定
Wi-Fiの状態でチェックすると、速度は867MbpsとWi-Fi5としては正常の速度でした。
Googleのスピードテストで計測してみると、上りも下りも400~500Mbpsと充分高速なインターネット速度でした。
スピードテスト結果まとめ
スピードテストの結果は細かくは安定しないですが、有線LANよりも速度が出るという結果でした。
Wi-Fiは電波なので、通信の安定性に不安は残りますが、中継機やメッシュ技術を使えば安定性は改善するかもしれません。
TP-Link Archer TX50E レビュー まとめ
この記事では「【TP-Link Archer TX50E レビュー】PCIe拡張カードでWi-Fi6に対応するアダプター」について紹介しました。
高機能&高価格なマザーボードを用意しなくても手軽に、PCをWi-Fi6に対応できる「TP-Link Archer TX50E」はおすすめです。
マザーボード以外のPCパーツにお金をかけたいなら、Wi-Fi機能は拡張カードに任せてしまうのもアリだと思います。
Wi-Fi6ルーター自体も増え始めたばかりなので、これから数年は主流になる通信規格です。
環境を整えれば有線よりも高速にでき、ケーブルも減らせてPC周りをスッキリさせましょう!
それでは、今回はこれまで。
お読みいただき、ありがとうございました。
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