QNAPの4ベイタイプのNAS「TS-431K」を購入して、最初に行った初回設定とおすすめ設定を紹介します。
HDDが別売りのNASは、HDDを組み込んで電源を入れたらすぐにデータを保存できるわけではありません。
自作PCをしているなら簡単かもしれませんが、慣れていないなら説明があったほうが楽だと思います。
この記事では「QNAP NASの初回設定&おすすめ設定」について紹介します。
QNAPの初期設定
QNAPにHDDを組み込んで、初めて電源をオンしたときの初回設定について紹介します。
今回はTS-431Kを使用しての手順になります。
初回起動設定
QNAPの電源を入れてどうやってアクセスすればいいのか分からないなら、QNAPの「Qfinder Pro」を使うのが確実で簡単です。
公式サイトからダウンロードできます。
- STEP 1Qfinder ProでNASを探す
QNAPのソフト「Qfinder Pro」を使うと、起動しているNASを自動で見つけてくれます。
操作したいNASをダブルクリックするとブラウザでページが表示されます。
NASが見つからないときは、こちらをお試しください。
- STEP 2
- STEP 3
- STEP 4
- STEP 5
- STEP 6
- STEP 7
- STEP 8
- STEP 9
- STEP 10
- STEP 11
- STEP 12
- STEP 13
- STEP 14
- STEP 15
保存場所を作成する
HDDをNASに組み込んだだけではデータが保存できないので、保存領域を作成する必要があります。
作成するには、この2つの手順が必要です。
- ストレージプール作成
- ボリューム作成
- STEP 1
- STEP 2
- STEP 3
- STEP 4
- STEP 5
- STEP 6
ストレージプールが作成できたら、次はボリュームを作成します。
- STEP 1
- STEP 2
- STEP 3
- STEP 4
- STEP 5
QNAP NASのおすすめの設定
おすすめの設定をいくつか紹介します。
セキュリティや節電にかかわるものは、チェックしておいて損はないと思います。
- SMTPサービスの設定
- 起動時にメール通知させる
- ディスクスタンバイモードを設定
- ファン速度の設定
- 起動スケジュール
- Webサーバー機能を無効化
- アンチウイルスソフトを有効化
- 2段階認証でセキュリティを上げる
- 自動ログアウト時間の設定
- ディスク容量がいっぱいなとき
SMTPサービスの設定
アラートが発生したときにメールが届くと、不具合にすぐ気づけて便利です。
NASからメール通知を飛ばすためには、SMTPサービスを追加しておきます。
- STEP 1
- STEP 2
- STEP 3
- STEP 4
- STEP 5
起動時にメール通知させる
QNAPのNASが起動するには、少し時間がかかるので、起動したらメールなどで通知してくれると便利です。
起動時にメールを送信する方法について説明します。
- STEP 1
- STEP 2
- STEP 3
- STEP 4
- STEP 5
- STEP 6
- STEP 7
ディスクスタンバイモードを設定
コントロールパネルの「システム>ハードウェア」の一般タブからディスクスタンバイモードの有効無効と切り替わる時間を設定できます。
電気代を少しでも抑えたいなら設定しておくのがおすすめです。
ファン速度の設定
ファンの音や、HDDの温度上昇が不安ならファンを速度調整するのがおすすめです。
「スマートファン」タブから設定できます。
ファンのモードは「静音」「通常」「パフォーマンス」の3つから選ぶことができます。
起動スケジュール
QNAPのNASを寝ている時間帯は使わないなら、起きる時間に起動し、寝る時間にシャットダウンさせると電気代を節約できます。
「システム>電源」の電源スケジュールタブから起動とシャットダウンの時間をスケジューリングできます。
Webサーバー機能を無効化
自宅外からアクセスしないなら、Webサーバー機能は無効化しておいた方がセキュリティ的にも安心です。
「アプリケーション>Webサーバー」からチェックを外して無効化できます。
アンチウイルスソフトを有効化
ローカルPCにもアンチウイルスソフトが守ってくれていると思いますが、QNAP NASのアンチウイルスも有効化しておくと安心感が増します。
2段階認証でセキュリティを上げる
NAS管理画面にはユーザ名とパスワードでログインできます。
もっとセキュリティを上げるために2段階認証を導入できます。
画面右上からユーザ名をクリックして「オプション」をクリックします。
オプションの2段階認証タブから簡単に設定可能です。
自動ログアウト時間の設定
何もしない時間が続いたら自動的にログアウトする設定をしておくとセキュリティ的にも安心です。
自分の作業的に自動ログアウトしてもかまわない時間を設定しておくと便利です。
ディスク容量がいっぱいなとき
QNAP NASのディスク容量がいっぱいなら、もしかしたらゴミ箱に残っているのが原因かもしれません。
ネットワークごみ箱を無効にするか、ファイルを保持する期間を短くすると多少は改善するかもしれません。
ネットワークドライブの割り当て
QNAPのNASにデータを保存するためにフォルダを開くには、エクスプローラーなどで「¥¥NAS名」でアクセスができます。
共有フォルダの一覧が確認できます。
毎回NAS名を入力するのは手間なので、C・Dドライブの用にドライブレターを付与すると使いやすいです。
NASにドライブレターを付与するには、ネットワークドライブの割り当てから実行します。
- STEP 1
- STEP 2
- STEP 3
NASへHDDを追加したときの設定
QNAPのNASを使用していて、途中からHDDを追加する方法について紹介します。
今回はすべてのHDDを1つとして扱うRAID0にしました。
RAID0なので使用しているHDDのデータは一度まっさらになってしまうので要注意です。
一度ボリュームを削除する
削除作業はボリュームを作成したときの反対の手順です。
- ボリュームの削除
- ストレージプールの削除
- STEP 1
- STEP 2
- STEP 3
- STEP 4
- STEP 5
保存領域を作成する
HDDをNASに組み込んだだけではデータが保存できないので、保存領域を作成する必要があります。
作成するには、この2つの手順が必要です。
- ストレージプール作成
- ボリューム作成
- STEP 1
- STEP 2
- STEP 3
- STEP 4
- STEP 1
- STEP 2
- STEP 3
- STEP 4
これでHDDを追加して、新しい保存領域としてNASを使用できます。
Qfinder ProでNASが見つからないとき
QNAP NASの電源を入れて、しばらく待ってもQfinderで見つからないときは、セキュリティソフトに止められているかもしれません。
セキュリティソフトESETを使用している環境では、検索にヒットせず少し困りました。
ESETで解除する方法は、まずESETを開いて設定の「ネットワーク保護」をクリックします。
一番下の「トラブルシューティングウィザード」をクリックします。
ブロックされたリストの中に「Qfinder Pro」があれば、ブロックされている状態なので、「ブロック解除」ボタンをクリックします。
これで「Qfinder Pro」の通信が許可されるので、再度Qfinder Proで一覧を更新すればNASが見つかると思います。
それでは、今回はこれまで。
お読みいただき、ありがとうございました。
コメント