通勤・通学・作業中に音楽を楽しむとき、ケーブルを全く使わない完全ワイヤレスイヤホンは、一度使ってみると普通のイヤホンには戻れないほど快適になります。 カバンからの出し入れも簡単ですし、周りにケーブルが引っかかる心配も無いので楽ちんです。
「SONY WF-SP800N」は、ノイキャンことノイズキャンセリング機能を搭載した重低音が特長の完全ワイヤレスイヤホンです。 ノイキャンONだと少し短くなりますが、最大で13時間も連続再生できるロングバッテリーと防水機能でさらに使いやすくなっています。 WF-1000XM3は再生時間がちょっと弱くて防水機能も無かったので、WF-SP800Nは雨や汗が不安なスポーツでも安心して使えます。 位置情報や動きでモードが自動的に変わるのも便利です。 この記事では「【SONY WF-SP800N レビュー】ノイキャンと防水機能でスポーツ向き完全ワイヤレスイヤホン」について紹介します。
SONY WF-SP800N の特長
「SONY WF-SP800N」は、以下のような特長を持った完全ワイヤレスイヤホンです。
- ノイズキャンセリング機能搭載
- 重低音で音質良し
- 最大13時間連続再生できる
- 外すと自動で一時停止
- 行動や場所で自動モード変更
- タッチセンサー
- 防水対応
- 専用アプリでカスタマイズできる
- 対応コーデック:SBC、AAC
- USB-Cで充電できる
音質・ノイズキャンセリング性能だけなら、 WF-1000XM3 や AirPods Pro の方が上のようです。
- 電池の残量がわかりにくい
- ケースのバッテリー量は弱い
- 価格は高め
- 充電ケースの形が特殊
- ワイヤレス充電には非対応
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SONY WF-SP800N の同梱物
「SONY WF-SP800N」には、以下の付属品が同梱されています。
- 充電ケース
- イヤホン本体
- USB-Cケーブル(約20cm)
- イヤーピース(4種類)
- アークサポーター(イヤーウィング)(2種類)
- 取扱説明書
耳の穴に入れるイヤーピースは、「SS / S / M / L」の4種類と充実したサイズがそろっています。 遮音性はそこそこ高いと思います。
耳にイヤホンを装着しているときのズレを防ぐためのアークサポーター(イヤーウィング)は、「M / L」の2種類が付属しています。
アークサポーター(イヤーウィング)が気になるなら、外して使うことも可能です。 SONY WF-SP800Nには、ケースへ充電するためのUSB-Cケーブルが1本付属しています。 USB-Cケーブルの長さは約20cmで少し短めですが、持ち運びやすい長さです。
SONY WF-SP800N の外観
防水規格IPX5とは 「あらゆる方向からの噴流水による有害な影響がない(防噴流形)」
イヤホンの右・左を見分ける方法
SONY WF-SP800Nはイヤホンの横側に「L(左)」と「R(右)」が分かるようにプリントされています。 アークサポーター(イヤーウィング)にも「L(左)」と「R(右)」が分かるように刻印されています。
音楽再生中のLEDランプ
SONY WF-SP800Nは音楽を再生中など、音がなっているときはLEDランプは点灯しないです。 装着しているか検出できるので、耳から外しているときは数秒おきに点滅します。
充電ケースの外観
SONY WF-SP800Nの充電ケースは、マットな質感で手触りが気持ちよいです。 充電ケースのフタはしっかり閉じられていて、逆さまにしてもフタは開きません。 開ききった状態ではフタが固定されるので、収納・取り出し中に勝手に閉じなくて使いやすいです。
充電ケースへの充電は裏側の底にあるUSB-Cポートを使います。 付属のUSB-Cケーブルなどを使って充電することができます。 ケースの底は丸みがあるので、充電ケースだけで自立しないのが少し残念でした。
SONY WF-SP800N の大きさと重さ
「SONY WF-SP800N」は、イヤホン本体と充電ケースともにコンパクトサイズです。 イヤホン本体の表面もマットな質感でさわり心地が気持ちよくなっています。
大きさ
SONY WF-SP800Nの充電ケースの大きさは、横が約8.5cmの丸みのある形状です。 充電ケースの高さは約5.2cmほどです。 充電ケースの厚さは約3.4cmくらいでした。
重さ
SONY WF-SP800Nのイヤホンの重さは片耳1つだけでは 約9.4g で、両耳あわせると 約19g になります。 他社の完全ワイヤレスイヤホンでも4~6gくらいの製品が多いので、ちょっと重めですが慣れれば気になりません。
SONY WF-SP800Nの充電について
「SONY WF-SP800N」の充電ケースへの充電は、Androidスマホでも使う汎用性の高いUSB-Cケーブルで充電ができます。 イヤホンにはマグネットが内蔵されていて、ケースへ吸い付くように収まります。
充電状態の確認方法
イヤホン本体への充電中は、本体のLEDランプがうっすらと赤色に点灯します。 充電ケースへの充電が始まるとケース中央にあるLEDランプが赤色に点灯します。 充電が完了すると赤色のLEDランプが消えますが、どれくらい充電されているかは見た目ではわかりません。
電池残量の確認方法
SONY WF-SP800Nは見た目からはどれくらいバッテリーが残っているか判断できません。 バッテリーの残量を確認するには、SONYの専用アプリ「Headphones Connect」から見ることができます。
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SONY WF-SP800N のバッテリー性能
完全ワイヤレスイヤホンの弱点の1つには、再生時間の短さ(バッテリー性能)があります。 イヤホン本体が小型なので搭載できるバッテリーにも限界があります。 そんな中2019年では性能も向上し、より省電力機能や接続の安定性が強化されたモデルが発売されました。 2019年に発売されたモデルでは、イヤホン単体での連続再生時間は5~6時間ほどの製品が多い印象でした。
1度に13時間連続再生できる
SONY WF-SP800N は、イヤホン単体で1度に連続で13時間使うことができます。 専用の充電ケースとあわせて使うことで最大26時間の使用ができるので、1~2日くらいなら充電無しで使えそうです。 ノイズキャンセリング機能をオンにすると少し短くなって連続9時間になりますが、それでも十分に長時間再生です。
急速充電に対応
SONY WF-SP800N は、急速充電に対応していて、10分の充電で60分間使えるようになります。 イヤホン本体のバッテリーが無くなっても、すぐにまた聴けるようなるのが良いところです。
SONY WF-SP800Nのペアリング方法
「SONY WF-SP800N」は一度ペアリング作業をしてしまえば、次からは充電ケースから取り出すだけで自動的に接続してくれます。
「SONY WF-SP800N」 ペアリング方法はとても簡単です。 この記事では、iPhoneを使ってペアリング方法について紹介します。
- STEP 1
- STEP 2
- STEP 3
- STEP 4
- STEP 5
一度ペアリングしてしまえば、イヤホンを充電ケースから取り出すだけで自動的に接続してくれるのは本当に便利です。 毎回ペアリング作業をすることなく、すぐに音楽を聴くことができるようになるのは使っていて快適です。
SONY WF-SP800Nの音質と操作
「SONY WF-SP800N」の操作はタッチセンサー式となっています。 軽く触れるだけで操作できるので、操作するときに耳へ押し込むことがなく耳穴が痛くならないのも操作しやすいポイントです。
音質
SONY WF-SP800NはEXTRA BASSサウンドの重低音をウリにした完全ワイヤレスイヤホンです。 低音をさらに強めたり、弱めたり調整したい場合は、スマホの専用アプリでお好みの音質にカスタマイズすることもできます。 実際にサウンドチェックをしてみると、デフォルトの設定では低音が出るようにチューニングされているようでした。 ※精密な測定ではないので参考程度にどうぞ。
ノイズキャンセリング機能
「SONY WF-SP800N」はAirPods ProやSONY WF-1000XM3のようにノイズキャンセリング機能があります。 強風でない空調の音やパソコンの動作音なども消してくれました。 元から静かな部屋などで使うと、ちょっとだけノイズが聞こえたのでWF-1000XM3よりはノイキャン性能は弱いかもしれません。
ノイキャンの切替方法は左側のタッチセンサーをタッチするごとに、「ノイズキャンセリング」「アンビエント(外音取り込み)」「外音コントロールオフ」にモードを切り替えることができます。 外音コントロールは専用アプリから変更することも可能です。
外音取り込み(アンビエント)機能
イヤホン装着していても周りの音を聞きやすくする「外音取り込み(アンビエントサウンド)機能」も搭載しています。 オンにしていると、しっかり周囲の音をひろってくれるので、駅のアナウンスや会話がしやすくなって便利です。
クイックアテンションモードでもっと聞きやすく
左側のイヤホンのタッチセンサーを触れたままにするとクイックアテンションモードになります。 クイックアテンションモード中は、音楽などの音量が小さくなって、より周りの音を聞きやすくしてくれます。
音の遅延
スマホアプリ(ソシャゲ)でも完全ワイヤレスイヤホンを使用するので、音質以上に大事にしている要素が音の遅延です。 iPhone XS Max で試してみましたが、SONY WF-SP800Nはキャラクターボイスとテキストのタイミング、SEなどもズレが無く遅延を感じませんでした。 YouTubeで動画を見ても人の口パクと声がズレるなどの、違和感も無かったです。
音楽を再生中のイヤホン操作
SONY WF-SP800Nはデフォルトの設定では、イヤホン単体で再生/一時停止・曲移動ができます。 基本的な操作ができるので、スマホを取り出して操作する必要はないです。
- 音楽を 再生 / 一時停止
- 右 1回タップ
- 次の曲へ
- 右 2回連続でタップ
- 前の曲へ
- 右 3回連続でタップ
- クイックアテンションモードで音量下げる
- 左 タッチしたままにする
専用アプリを使えば、デフォルトの設定ではできない音量の調節も割り当てられます。
電話系とその他の操作
SONY WF-SP800Nは着信拒否はできませんが、電話に出たり、通話を終了させることができます。
- イヤホンの電源を入れる
- 装着する
- イヤホンの電源を切る
- 装着せずに5分放置
- 電話に出る
- 左・右 着信中にどちらか2回タップ
- 電話を切る
- 左・右 通話中にどちらか2回タップ
- Siriなど音声コマンド
- 右 タッチしたままにする
SONY WF-SP800N レビューまとめ
この記事では「【SONY WF-SP800N レビュー】ノイキャンと防水機能でスポーツ向き完全ワイヤレスイヤホン」について紹介しました。 「SONY WF-SP800N」はノイキャン性能と音質は、少しだけWF-1000XM3に劣るかもしれません。 ですが長時間再生や防水機能など、魅力的な性能のワイヤレスイヤホンとなっています。 スポーツなど屋外で音楽を楽しむことが多いなら、WF-1000XM3よりも紹介したWF-SP800Nが安心して使えると思います。 それでは、今回はこれまで。 お読みいただき、ありがとうございました。
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