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虎徹 MarkII Rev.B レビュー!人気のミドルレンジ空冷式CPUクーラー

4.0

この記事ではサイズの空冷式CPUクーラー「虎徹 MarkII Rev.B」をレビューしました。
インテル第12世代CPUのLGA1700に対応したサイズの人気シリーズです。ミドルレンジの性能でコスパの良いPCパーツです。

 

虎徹シリーズは人気のCPUクーラーで、3千円くらいで買えるコスパの良さが特長でした。

しかし「虎徹 MarkII Rev.B」は世界情勢の影響か、少し価格が高くなっているのが残念です。

 

インテルの第12世代CPUのLGA1700ソケットに対応したバージョンで、性能的にはミドルレンジのCPUクーラーになります。

ただしインテル第12世代のハイエンドCPUのオーバークロックなどには少し力不足のようです。

 

デュアルファンにして冷却性能を上げることもできますが、一般的な使い方ならそのままでも十分な冷却性能かなと思います。

 

静音性も個人的には気にならないレベルなので、ハイスペックな第12世代CPUを使わないなら困ることはなさそうなCPUクーラーです。

 

この記事では「虎徹 MarkII Rev.B レビュー!人気のミドルレンジ空冷式CPUクーラー」について紹介します。

 

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この記事を書いた人:まちゃ
ガジェット好き 自作PC歴20年超え スマホゲームのエンジニア アニメ・ゲーム好き

虎徹 MarkII Rev.Bのスペックと仕様

インテル最新CPU、第12世代のLGA1700ソケットに対応したバージョンになります。

虎徹シリーズは人気のCPUクーラーで、3千円くらいで買えるコスパの良さが特長でした。

虎徹 MarkII Rev.B」は世界情勢の影響か、少し価格が高くなっているのが残念ポイントになります。

 

虎徹弐 MarkII Rev.B仕様
製品名 虎徹 MarkII Rev.B
英語表記 KOTETSU MarkⅡ Rev.B
メーカー SCYTHE(サイズ)
寸法 幅:136mm
高さ:154mm
奥行き:84mm
ヒートパイプ 口径:6mm
本数:4本
タイプ サイドフロー型
Intel対応ソケット LGA1700
LGA115x
LGA1200
LGA2011(V3)
LGA2066
AMD対応ソケット Socket AM4
Socket AM3
Socket AM2
Socket FM2
Socket FM1
付属ファン KAZE FLEX II 120
120mm PWMファン
付属ファンクリップ 2組
オフセット設計 メモリ・VGAカードとの干渉回避
材質 ヒートパイプ:ニッケルメッキ
ベースプレート:銅
重量 635g
保証 1年間
参考価格 4,500円

 

 

付属しているファンはサイズの「KAZE FLEX II 120」になります。

付属ファン「KAZE FLEX II 120」性能
項目 性能値
風量 16.90 ~ 67.62 CFM
騒音値 4.0 ~ 28.6 dBA
ファン回転数 (PWM可変) 300(±200 rpm)~ 1500 rpm(±10 %)
静圧 0.075 ~ 1.5 mmH2O
コネクタ 4ピン(PWM制御対応)

 

 

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虎徹 MarkII Rev.Bの同梱物

虎徹 MarkII Rev.B」には以下の付属品が同梱されています。

  • ヒートシンク本体
  • 120mmファン
  • 図解入り多言語マニュアル(日本語含む)
  • グリス
  • ファンクリップ2組
  • スタッドナット
  • バックプレートキット
  • スペーサー
  • マウンティングプレート(Intel)
  • マウンティングプレート(Intel LGA1700)
  • AMD用マウンティングプレート
  • AMD用ネジ
  • ナット

 

付属ファン

サイズの新型120mmファン「KAZE FLEX II 120」が付属しています。

 

風向きがあるので取り付けるときの向きに注意が必要です。

サイズのロゴがある面から後ろ側に風が流れる仕様になっています。

 

グリス

CPUとヒートシンクの間に塗るサイズ製のグリスも付属しています。

 

ファンクリップ

ヒートシンクとファンを固定するファンクリップは2組付属しています。

 

2組付属しているので、ファンを用意すればデュアルファンにして冷却性能をアップすることもできます。

 

スタッドナット

スタッドナットはインテルLGA2066、LGA2011(V3)で使用します。

 

バックプレートキット

MBの裏面から取り付けるバックプレートキットは、インテルLGA2066、LGA2011(V3)で使用します。

 

スペーサー

黒色のスペーサーはインテルLGA2066、LGA2011(V3)とAMDソケットで使用します。

 

Intel用マウンティングプレート

穴が多めのIntel用マウンティングプレートは、インテルLGA2066、LGA2011(V3)、LGA1200、LGA115xで使用します。

 

Intel用マウンティングプレート

穴が少ないIntel用マウンティングプレートは、第12世代CPUであるIntel LGA1700で使用します。

 

AMD用マウンティングプレート

両端が曲がっているAMD用マウンティングプレートは、AMDソケットで使用します。

 

AMD用ネジ

ネジはAMDソケットのときに使用します。

 

ナット

十字の切り込みがあるナットはAMD以外で使用します。

 

 

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虎徹 MarkII Rev.Bのデザインと付属ファン

虎徹 MarkII Rev.B」は、サイドフロー型の空冷式CPUクーラーです。

 

4本のパイプに形状違いの多数のフィンが層をなして、交互に並んでいます。

 

ベースプレートも約10mmほど中心からずれていて、グラボとの干渉を回避する左右非対称な作りになっています。

 

PCI Express側から見たヒートシンクで、右側がメモリスロットになります。

ファンを取り付けてもメモリスロットと干渉を回避するように、左側に寄った作りになっています。

 

ヒートシンク上部にはサイズのロゴが刻印されています。

 

ベースプレートには保護フィルムが貼られているので、取り付けるときには忘れずにがします。

 

大きさ

ヒートシンク本体の高さは、仕様通りCPUとの接地面から約154mmでした。

 

横幅はファンより少し大きめの約130mmでした。

 

厚さは約57mmです。

 

付属ファンとあわせた厚さは約80mmになります。

 

付属ファン「KAZE FLEX II 120」の大きさは直径120mmです。

 

ファンの厚さは約25mmでした。

 

重さ

ヒートシンク本体の重さは、約494gでした。

前モデルから10gほど軽くなっているので、冷却性能は少し落ちているかも。

 

付属「KAZE FLEX II 120」の120mmファンの重さは140gでした。

 

虎徹 MarkII Rev.Bの取り付け方法

空冷式CPUクーラー「虎徹 MarkII Rev.B」の取り付け方法について紹介します。

ヒートシンクを固定してから、ファンを取り付けます。

実際に取り付ける前に、ヒートシンクとファンの向きを確認しておくとスムーズに作業できます。

 

ここではインテル第12世代CPU LGA1700ソケットのマザーボード「MSI MAG Z690 TOMAHAWK WIFI DDR4」を使って説明します。

 

ヒートシンク本体の取り付け方法

まずヒートシンク本体をマザーボードとCPUに固定します。

 

ヒートシンク本体の取り付け方法
  • STEP 1
    マザーボードの穴を確認

    マザーボードの裏面からCPU周りにある4箇所の穴をチェックします。

  • STEP 2
    バックプレートキットを取り付ける

    バックプレートキットを挿し込む。

    バックプレートキットを手で支えながらマザーボードを表面にする。

  • STEP 3
    バックプレートの支柱を確認

    バックプレートの支柱を確認する。

  • STEP 4
    スペーサーを確認

    次はこの黒いスペーサーを使用します。

    ゴムが付いている面と、付いていない面があるのがポイントです。

  • STEP 5
    スペーサーを取り付ける

    スペーサーのゴムが付いている面を下にして挿し込みます。

  • STEP 6
    スペーサーを4箇所に取り付ける

    4箇所にスペーサーを取り付ければOKです。

  • STEP 7
    CPUソケットを開ける

    CPUを取り付けます。

    インテル用マウンティングプレートを先に取り付けると、CPUソケットのレバーが干渉してCPUが取り付けられなくなってしまうので、このタイミングで組み込みます。

  • STEP 8
    CPUを置く

    CPUに切り込みがあり、逆向きには取り付けることができないので、向きに困ることはないと思います。

    ソケットにハマるようにCPUを優しくおけばOKです。

  • STEP 9
    フタを閉じる

    金属カバーをおろします。

  • STEP 10
    レバーを固定する

    少し固めですがレバーを引っ掛けて固定すればCPUの取り付けは完了です。

    ヒートシンクの取り付けに戻ります。

  • STEP 11
    マウンティングプレートを取り付ける

    黒いスペーサーの上にインテル用マウンティングプレートを取り付けます。

    今回は第12世代CPUなのでLGA1700用のプレートを使います。

    盛り上がっている面を上に、凸凹している方を内側になるように気をつけます。

  • STEP 12
    ナットを用意する

    次に使うのは、この十字に切込みがある穴の空いたナットを使います。

  • STEP 13
    ナットを固定する

    4箇所にナットを取り付け、ドライバーで固定します。

    ドライバーで締めるの十字の切り込みがある面が上になります。

    1箇所ずつ限界までしめるのではなく、順番に徐々にしめていくほうが無難です。

  • STEP 14
    CPUグリスを塗る

    CPUグリスをCPUに塗ります。

    塗り方はヘラでまんべんなく塗る方法や、放射状に配置する方法など色々あります。

    単純にCPUの真ん中にボトッと置くだけでも、ヒートシンクを取り付けるとグリスが広がって圧着できます。

  • STEP 15
    保護フィルムを剥がす

    ヒートシンク本体を取り付ける前に、ベースプレートに貼ってある保護フィルムを剥がします。

    ベースプレートに汚れやホコリが付着すると冷却性能が落ちるので、できるだけ手で触れないように気をつけます。

  • STEP 16
    ヒートシンク本体を乗せる

    ヒートシンク本体の向きに気をつけて、マウンティングプレートに取り付けます。

    メモリスロットから距離を取れる向きが正しい取り付け向きです。

  • STEP 17
    ネジを締める

    ネジを締めます。

    片方を一気に締めるのではなく、片方を回したら、もう片方と交互に、徐々に締めていきます。

     

    交互に少しずつ締めていくと安全です。

  • STEP 18
    ネジの構造

    固定ネジはスプリングスクリュー仕様なので、締めすぎて余計な負荷がかからないようになっています。

    ネジが回らなくなったら固定完了です。

 

 

ファンの取り付け

ヒートシンク本体をマザーボードに取り付けたら、付属のファンを取り付けます。

ファンは正方形なのでどの向きでも取り付けられますが、風の方向とケーブルの位置に気をつけて取り付けます。

間違ってもやり直しはかんたんなので、比較的気軽に作業できます。

 

ヒートシンクに付属ファンを取り付ける方法
  • STEP 1
    MBのコネクタ位置を確認

    ファンを取り付ける前に、マザーボード上のCPUファンコネクタの位置を確認します。

    MBのマニュアルか、基盤に「CPU_FAN」と記載されています。

    ケーブルを配線しやすい向きでファンを固定すると便利なので、先にやっておいたほうが後戻りせずに済みます。

  • STEP 2
    ファンクリップを取り付ける

    付属ファンにファンクリップを取り付ける。

    1つのファンに対して、2本のクリップを使用するので1組は余ります。

  • STEP 3
    ファンクリップをヒートシンクに引っ掛ける

    ファンの位置(高さ)を決めたら、ファンクリップをヒートシンクに固定します。

  • STEP 4
    ケーブルをつなぐ

    ファンの4ピンコネクタケーブルをMBのCPU FANコネクタに接続すれば作業は完了です。

  • STEP 5
    完成

    ファンを取り付けてもメモリスロットとは干渉しないです。

 

 

干渉をチェック

虎徹 MarkII Rev.B」の取り付け失敗例でもありますが、CPUソケットのレバーとマウンティングプレートは干渉します。

CPU交換する場合はマウンティングプレートも外す必要があるので、機会は少ないですが面倒です。

 

CPU近くのM.2スロットのヒートシンクのネジもギリギリ回すことができました。

ただメモリよりは余裕は無かったです。

 

付属ファンを取り付けてもメモリスロットへの干渉はしないです。

余裕がけっこうあるので、あとからメモリを取り付けても問題ないありませんでした。

 

虎徹 MarkII Rev.B レビューまとめ

この記事では「虎徹 MarkII Rev.B レビュー!人気のミドルレンジ空冷式CPUクーラー」について紹介しました。

 

虎徹 MarkII Rev.B は過去のバージョンより少し値上がりしてしまいましたが、まだまだコスパの良いレベルのCPUクーラーです。

ハイスペックなCPUには少し物足りないかもしれませんが、Core i5くらいのスペックなら十分な冷却性能を発揮してくれます。

CPUを長時間フルに使う機会が多くないなら、おすすめのCPUクーラーです。

 

それでは、今回はこれまで。

お読みいただき、ありがとうございました。

この記事で紹介したPCパーツ

 

 

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