ワイヤレス接続で複数の機器と瞬時に切り替えでき、キーのカスタマイズや押し心地を選べるキーボードです。
有名なキーボードだと東プレ「REALFORCE」「HHKB」などは、高級でこだわりのある作りをしたキーボードです。
社内のエンジニアでも使用している人をよく見かけるほど人気があるメーカーです。
キーボードを選ぶポイントとしては、主に以下のようなポイントがあります。
- 押したときの感触(打鍵感)
- 音がカチャカチャするか
- テンキー付きのフルキーボードか
- キーボード全体の形状
- ワイヤレスか
- ワイヤレスなら電池の持ち
どれが良い悪いかではなく、用途や個人の好みになるので、気に入ったキーボードを見つけたいですよね。
わたしのキーボードを選ぶポイントは、打鍵感よりも以下のポイントを重視している傾向があります。
- ワイヤレス
- 複数の機器で使いやすいか
- 電池の持ちが良い
- キーのカスタマイズができるか
今回新調したロジクールの「MX MECHANICAL」も条件にあうキーボードで、今まで使用していたMX Keysよりも電池持ちが良いのが気に入りました。
MX MECHANICALはワイヤレス接続ができて、複数の機器をワンタッチで簡単に切り替えて使うことができます。
ワイヤレス接続なのでバッテリーの持ちも気になりましたが、このMX MECHANICALは10ヶ月間も充電せずに使えるタフさで充電の手間も少ないです。
また24個のキーに対して、ショートカット機能やアプリの起動などを割り当てられるのでカスタマイズ性能は高いです。
電池の消耗は早くなってしまいますが、暗い中でタイピングするならバックライト機能も活躍します。
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バックライトはオフや明るさ調整できます
この記事では「【logicool MX MECHANICAL レビュー】押す感触を選べる電池持ちが良いワイヤレスキーボード」について紹介します。
MX MECHANICALの特長
ロジクール MX MECHANICALの主な特長や性能について紹介します。
主な特長
MX MECHANICALの主な特長をまとめると、以下のとおりです。
- フルキーボード
- カスタマイズできるキーが豊富
- 複数機器を切り替えられるボタン搭載
- キーバックライト付き
- 最大10ヶ月使用できる
- ズッシリ目
- 専用USBレシーバー付属
- Bluetooth接続も可能
- Logicool Flow機能対応
デメリットはレシーバーがLogi Boltということで、未対応のマウスを使っているとレシーバーが2種類必要になる点です。
3種類のスイッチタイプの違い
スイッチタイプ | 説明 |
---|---|
タクタイル(茶軸) | 満足のいく触知性が感じられるメカニカルキースイッチ – 精確なフィードバックと反応性キーリセットを実現し、ノイズが少ないため、タイピング音が周囲の人の邪魔になりません。 |
リニア(赤軸) | 中断のないキーストロークと最小のスプリング力を提供するメカニカルキースイッチ – 素早い反応性と非常にスムーズなタイピング感触を実現します。 |
クリッキー(青軸) | 毎回のキーストローク時に満足のいく可聴クリック音とタクタイルフィードバックを提供するメカニカルキースイッチ – なじみのあるメカニカルな感触と音。 |
スイッチタイプ | ポイント |
---|---|
タクタイル(茶軸) | 認識できる弾みがほとんどなく、音がほとんど聞こえません。これは、MX Keys キーボード上の、従来のタイピング感覚に最も近いタイプです。 |
リニア(赤軸) | 最もスムーズで、触知性の弾みがあり、ノイズがほとんどありません。 |
クリッキー(青軸) | 認識できる弾みと音があります。これは、3 種類のスイッチの中で、最も音が大きいタイプです。 |
本体のサイズなど簡易まとめ
大きさや性能などを簡単にまとめると、このようになります。
型番 | KX850F |
---|---|
奥行き | 131.55mm |
横 | 433.85mm |
高さ | 26.10mm |
重量 | 828g |
電源 | 内蔵バッテリー |
使用時間 | バックライトOFFで10ヶ月、 ライトONで15日 |
カスタマイズできるキー | 24個 |
接続方式 | Bluetooth、Logi Bolt |
保証 | 2年間無償保証 |
MX MECHANICALの同梱品
ロジクール MX MECHANICALには、キーボード本体と以下の付属品が同梱されています。
- MX MECHANICAL キーボード本体
- Logi Boltレシーバー
- USB-C充電ケーブル(USB-A – USB-C)(110cm)
- 保証書、保証規定
USB-C充電ケーブルの長さは、約110cmと長めです。
Logicoolのマウスやキーボードと、共通で使用できるUSB接続のLogi Boltレシーバーが1つ付属しています。
基本的にUnifyingレシーバー対応機器とは互換性がなく、Unifying対応のマウスを使用しているならUnifyingレシーバーと両方とも使用する必要があります。
今までのUnifyingレシーバーはオレンジのロゴでした。
MX MECHANICALの外観
ロジクール「MX MECHANICAL」の押し心地が異なる軸の色は、横からのぞき込まないと確認できない作りです。
テンキーの裏側には本体の電源スイッチとUSB-Cポートがあります。
充電中はテンキー上のLEDランプが緑色に点滅します。
もちろん充電しながらでもキーボードは使用できます。
裏面を見ると手前側には一直線にゴム足があり、奥側には角度調整できる足があります。
角度調整用の足を使用しない状態でも、滑り止め用のゴムがあります。
角度調整用の足は、1段階でけ調整でき、しっかりゴムがありました。
各キーを紹介
左下の「ctrl」「スタート」「alt」キーは、ほぼ同じ大きさで「無変換」キーはやや小さめです。
左上の「esc」「半角/全角」キーは普通のキーと同じくらいの大きさです。
右上のF12キーの右隣に、2つキーがあるのがポイントです。
右下の特殊キー周り、「fn」キーは一番上の段の「F1~F12」キーの機能を切り替えに使用します。
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「fn」キーを押しながらFキーを押下!
一番上段の3つのボタンを押すだけで3台の機器と切り替えることができます。
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Easy-Switchボタンと言います
フルキーボードなので、矢印キーも分かれてスペースが確保されていて押しやすいです。
テンキー部分は、一番上段は左から「電卓」「キャプチャ」「アプリメニュー」「PCロック」キーになります。
キーピッチ
MX MECHANICALのキーピッチは約19.7mmでした。
文字系のキーのサイズは約15.0mmです。
スペースキーは約77mmほどでした。
今まで使用していたLogicoolのフルキーボード KX800 MX Keys と同じくらいの大きさです。
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一般的なフルキーボードサイズです
大きさ
MX MECHANICAL本体の横幅は約43cmほどです。
奥行きは約13cmでした。
重さ
ロジクール MX MECHANICALキーボード本体の重さは827gでした。
バッテリーやLEDを内蔵しているせいか、見た目よりもズッシリしています。
Logi Boltレシーバーの重さは約1.6gです。
MX MECHANICALのマルチデバイス機能(Easy Switch)
ロジクール「MX MECHANICAL」は、他のiPadやパソコンなどの機器とも簡単に切り替えて使えるEasy Switchに対応しています。
MX MECHANICALでは上段の番号の付いたキーを押すだけで、複数の機器と切り替えることができます。
以前から使っていたキーボードにもEasy Switch機能を搭載していました。
複数のサブPCを使っていると、かんたんにキーボードとマウスを切り替えられるEasy Switchはすごい便利です。
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ケーブルも無くてスッキリ!
MX MECHANICALのキーバックライト
ロジクール「MX MECHANICAL」には、「スマートイルミネーション」と呼ばれるLEDライトが内蔵されています。
センサーを内蔵していて、キーボードを押さなくても手を近づけるだけで点灯するのは魔法のようで面白いです。
ただしバッテリーの持ちが悪くなってしまうので、無効化したほうがよいかもしれません。
バックライトの明るさは、デフォルト設定では「F3」「F4」キーで調節できます。
点灯なしから7段階まで調節できます。
MX MECHANICALのバッテリー性能
ロジクール「MX MECHANICAL」は電池式ではなく、内蔵バッテリーを搭載しています。
キーバックライトをオフにして使うと、最大10ヶ月は充電しないで使い続けることができます。
ロジクールのキーボードでは12~24ヶ月連続で使えるのもあるのでちょっと残念ですが、充分なロングバッテリーです。
キーバックライトをオンにして使うと、15日間ほどしか使えないのが残念です。
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センサーが電池を消耗していそう
本体への充電はテンキーの裏側にUSB-Cケーブルをつないでできます。
私はマグネット式のUSB-Cコネクタを使っているので快適です。
専用アプリでできること
ロジクール「MX MECHANICAL」は「Logicool Options+」という新しいソフトウェアでカスタマイズすることができます。
MX MECHANICALとLogi Boltレシーバーのペアリングが成功すると、接続しているデバイス一覧が表示されます。
MX MECHANICALの写真をクリックすると設定画面に入ることができます。
ファンクションキーの切り替え
F1~F12キーを標準のファンクションキーとして使う場合には、「F1~F12などを標準ファンクションキーとして使用」にチェックをします。
「fn」キーを押しながらF1~F12キーを押下すると、拡張機能が使えます。
キーバックライトをオフ
その他の設定にある、「バックライトを無効化」にチェックすると、キーバックライトをオフにできます。
無効化しておくとショートカットキーでの操作で、誤操作する心配がなくなります。
他の複数機器とペアリング(Easy Switch)
他の機器とペアリングするには、Easy-Switchキーの割当てたい番号のキーを3秒間押し続けます。
キーボードがペアリング待機中になるとLEDランプが点滅し、バックライトも点滅します。
Easy-SwitchキーのペアリングはPCに限らず、iPadなどのタブレットとも接続できます。
どの機器とも同じキーボードをそのまま使えるので快適です。
caps lockなどは無効化できない
残念ながらOptionsでは設定できた特殊キーの無効化は、Options+だとすべては対応していませんでした。
今までのOptionsでは、こちらの特殊キーを無効化できました。
- Num Lockキー
- Caps Lockキー
- Scroll Lockキー
- insert(挿入)キー
- Windows/スタート キー
Options+では、insert(挿入)キーだけを無効化することができます。
無効化できるキーが減ってしまったのは残念ですが、今後改善されるのに期待したいです。
キーの割当・カスタマイズ
上段のキーには自由にアプリやキーなどを割り当てることができます。
合計で24個のキーを自由にカスタマイズできます。
変更したいキーをクリックすると、割り当てたい機能を選択できます。
特殊機能や自由にアプリを選択して起動させることも可能です。
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不要なら「なし」も選べます
よくある質問
ロジクール「MX MECHANICAL」のよくある質問を紹介します。
取り扱い説明書はネットで見れますか?
はい。こちらの公式サイトから確認できます。
バックライトは無効化できますか?
はい。「logicool options+」から無効化できます。詳しくはこちらをご覧ください。
他の機器とのペアリング方法は?
割り当てたいEasy-Switchキーを3秒間長押しします。詳しくはこちらのペアリング方法についてをチェック!
標準ファンクションキーはどうやったら使えますか?
fnキーを押しながら使います。デフォルトの挙動を変えるには、コチラのファンクションキーの切り替えについてをご確認ください。
MX MECHANICALのレビューまとめ
この記事では「【logicool MX MECHANICAL レビュー】押す感触を選べる電池持ちが良いワイヤレスキーボード」について紹介しました。
ロジクール「MX MECHANICAL」は、カスタマイズ性能も高いワイヤレス接続のフルキーボードでした。
複数の機器と簡単に切り替えられるEasy-Switchは、サブPCを使うわたしにとってすごい便利な機能です。
またキーのカスタマイズ性能も高いので、よく使うコマンドやアプリを登録してパソコン作業も快適です。
価格は少し高めでしたが、複数の機器で使ったりカスタマイズしたいならおすすめのワイヤレス・フルキーボードです。
それでは、今回はこれまで。
お読みいただき、ありがとうございました。
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