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【Win10】第3世代Ryzen専用の電源プラン設定のおすすめは?

第3世代Ryzen専用の電源プラン設定

この記事ではWindows10の設定で変更できる電源プランを計測して比較しました。
AMD 第3世代Ryzen CPUを使っているとAMD Ryzen専用の電源プランを選択できるので消費電力やゲームへの影響が気になります。

 

インテルCPUを使っているPCでは、Windowsの電源プランは、この3つだけです。

  • バランス
  • 省電力
  • 高パフォーマンス

 

第3世代のRyzen CPUだと、さらにAMD Ryzen専用の電源プランが追加されていました。

  • AMD Ryzen Balanced
  • AMD Ryzen Power Saver
  • AMD Ryzen High Performance

Windows10電源プラン設定画面

 

選択している電源プランによって、節電性能やゲームのFPSにも影響するという記事も見かけました。

どれくらい消費電力やゲームスコアに影響があるか、実際に調べてみました。

AMD Ryzen専用の電源プランが最適かと思いましたが、結果はWindows標準の電源プランでも十分CPUの性能を発揮していました!

まちゃ
まちゃ

Windowsも優秀

 

 

SSDやグラボなどのPCパーツもゲームには重要ですが、電源プランの選択も重要です。

今回検証で使用した環境は、こちらです。

  • MB:ASRock X570M Pro4
  • CPU:AMD Ryzen 5 3500
  • Windows 10 Pro
  • OSバージョン:1909

※さらに詳しい構成は、「検証環境」をお読みください。

 

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この記事を書いた人:まちゃ
ガジェット好き 自作PC歴20年超え スマホゲームのエンジニア アニメ・ゲーム好き

Ryzen CPU電源プラン比較まとめ

Ryzen電源プランの結果をまとめると、このような結果になりました。

バランス 省電力 高パフォーマンス AMD Balanced Power Saver High Performance
消費電力 ★★★ ★★ ★★
最大クロック周波数 ★★★ ★★★ ★★★ ★★★
平均クロック周波数 ★★ ★★★ ★★ ★★
ゲームスコア ★★ ★★★ ★★ ★★★

 

ゲームなどをハイスペックな使い方をせずに、節電重視ならWindows標準プランの「省電力」がオススメです!

逆にゲームをフルスペックでプレイしたいなら、「高パフォーマンス」か「High Performance」がオススメ!

ただし厳密にはゲームタイトルごとにプランを変更し、試して比較したほうが良いです。

タイトルによって性能を発揮できる電源プランが変わる可能性があります。

FPSも変わったという話もあるので、本格的にゲームをプレイしているなら価値はあると思います。

まちゃ
まちゃ

ゲームタイトルで性能が変わるかも

 

 

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消費電力

電源プランの設定で消費電力にどれくらいの違いがでるか調べてみました。

「ワットチェッカーWiFi」を使い、PC全体の電力を計測しました。

PCを起動ししばらくして、何もしていない「アイドル状態」での計測と、ゲームスコアのベンチマークを計測中の消費電力を計測しました。

 

アイドル時

PCを起動して少し放置したアイドル状態での消費電力を計測しました。

アイドル状態での消費電力を計測

結果は「AMD Ryzen Power Saver」と「省電力」が同等で、一番電力が抑えられていました。

ただし「AMD Ryzen Power Saver」「省電力」以外は近い消費電力なので、同じくらいと考えても問題なさそうです。

 

Windows標準の電源プランでのアイドル時の計測結果

Windows標準の電源プランでのアイドル時の計測結果

 

AMD Ryzenの電源プランでのアイドル時の計測結果

AMD Ryzenの電源プランでのアイドル時の計測結果

 

スコア測定時

ゲームのベンチマークを計測中の負荷をかけている状態での消費電力も計測してみました。

計測中の負荷をかけている状態での消費電力も計測

結果は「AMD Ryzen Power Saver」よりもWindows標準プランの「省電力」が一番電力が抑えられていました。

性能が落ちる前提ではありますが、節電を重視したいなら「省電力」プランを選択するのが良さそうです。

ゲームのベンチマークで消費電力が変わるということは、FPSなどゲーム体験にも影響があると言えます。

PCゲームや快適な作業をしたいなら、「高パフォーマンス」か「High Performance」を選ぶのが良さそうです。

 

 

Windows標準の電源プランでの負荷時の計測結果

Windows標準の電源プランでの負荷時の計測結果

 

AMD Ryzenの電源プランでの負荷時の計測結果

AMD Ryzenの電源プランでの負荷時の計測結果

 

 

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ゲームスコアを比較

電源プランを変更するとゲームのFPSが向上したり、スコアが良くなると記事を見かけたのでベンチマークをとってみました。

 

一覧

ゲームのベンチマークソフトを使ってスコアを計測した結果、このようになりました。

ゲームのベンチマークソフトを使ってスコアを計測した結果※表にまとめるため、FF XIVは1.8倍、 FF XV は3.4倍にしてあります。

 

計測する前は「AMD Ryzen High Performance」が一番良い結果になると思っていました。

しかし実際に計測してみるとWindows標準プランの「高パフォーマンス」が一番良い結果でした。

電源プランよってゲームベンチスコアが大きく変動するゲームタイトルもあれば、あまり変わらないタイトルもありました。

ゲームなど最大パフォーマンスで楽しみたいなら、クロック周波数が固定される「省電力」「Power Saver」以外のプランで自身の環境で試してみるのがオススメです。

 

ドラクエX ベンチ結果

ドラクエXのベンチマークは思っていたとおりのスコア結果になりました。

ドラクエX ベンチ結果

Windows10標準プランの「省電力」が一番低い結果で、バランス系は同じくらい、「高パフォーマンス」が一番良い結果でした。

ドラクエXは比較的、高スペックなPCを必要としないゲームなので、こういった結果になったのかもしれません。

※スコア結果は3回計測した平均値を使用しました。

 

 

FF XIV ベンチ結果

FF XIVのベンチマーク結果は、どれも同じくらいのスコア結果になりました。

FF XIV ベンチ結果

ドラクエXで低かった「省電力」でも意外と良いスコア結果でした。

※スコア結果は3回計測した平均値を使用しました。

 

FF XV ベンチ結果

FF XVのベンチマーク結果は、Windows標準プランのバランスが少し低めですが、ほぼどれも同じくらいのスコア結果になりました。

FF XV ベンチ結果

Windows標準の「省電力」や「AMD Ryzen Power Saver」も意外と良い結果でした。

FFはCPUよりもGPUを使ってるからなのでしょうか?電源プランでの差は軽微です。

※スコア結果は3回計測した平均値を使用しました。

 

 

クロック周波数

PCのクロック周波数が一定値以上に上がらなくなってしまい、電源プランを変更したら直ったという記事をみかけました。

そこで電源プランを変更してクロック周波数に影響があるかも調べてみました。

使用しているCPUはAMD Ryzen 5 3500、コアは6つで、ベースクロック周波数は4,100MHzです。

 

最大クロック周波数

ベンチマークを計測中に「HWiNFO」で最大クロック周波数をまとめました。

計測前は、AMDの電源プランによって細かく変わるのかと思いました。

最大クロック周波数実際に計測してみると「AMD Ryzen Power Saver」は3コア、Windows標準プランの「省電力」は4コアの上限が下げられているという結果。

節電を重視するなら、最大クロック周波数が少し引き下げられる「省電力」「Power Saver」がおすすめです。

 

平均クロック周波数

平均クロック周波数はFF XVのベンチマークを計測中の平均値を「HWiNFO」で取得しました。

平均クロック周波数

計測前の予想では上限のクロック数が下げられている「省電力」「Power Saver」が一番低くなるだろうと思っていました。
ところが「Power Saver」は高めで、「省電力」がダントツで一番低かったです。

Windows標準プランの「省電力」は、4コアのクロック周波数の上限も抑えられていましたが、平均のクロック周波数も抑えられています。

 

 

検証環境

ベンチマーク検証環境

そこそこのスペックのミドルクラスPCでの検証になります。

ベンチマーク計測環境
PCケース Thermaltake Versa H17
CPU AMD Ryzen 5 3500
マザーボード ASRock X570M Pro4
ヒートシンク Archgon HS-1110
メモリ G.SKILL DDR4-3200 16GB
ビデオカード MSI GeForce GTX 1650 D6 AERO ITX OCV1
OS Windows 10 Pro 64bit版
OS ver 1909

テストPCについては、こちらの「10万円以下のミドルクラス自作PC」をご確認ください。

 

最新のバージョンにアップデートする

この記事の検証ではWindowsの標準電源プランが優秀でしたが、最新のチップセットのドライバーに更新すると順位が変わってくるかもしれません。

チップセットのドライバーはAMD公式サイトのサポートページからダウンロードできます。

「Chipsets > Socket > チップセット」を選んで「送信」ボタンをクリックします。

Chipsets > Socket > チップセット

 

「AMD Chipset Drivers」の「ダウンロード」ボタンをクリックして、インストーラーをダウンロードすれば最新版をインストールできます。

「ダウンロード」ボタンをクリック

 

Ryzen電源プランを比較して

AMD Ryzen専用の電源プランが増えていたので、専用プランのほうが優秀かと思いきや、標準プランも優秀でした。

ゲームのように少しでもPCのパフォーマンスを引き出したいなら、ゲームごとに電源プランを変更して実際に試してみるのがオススメです。

またYouTubeのコマ落ちが直ったという事例もみかけたので、PCの不調時にも電源プランを変更することで改善するかもしれません。

 

 

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コメント

  1. 加藤爺 より:

    2台あるPC1台故障(I7)しました。グレードUP検討中です。
    この記事大変参考になりました。私は、ゲームは、やりませんが、CAD(2次元)を使用してます。AMDにすべきかインテルで行くか迷ってます。
    MB X570MPro4は、GBは、必要なのでしょうか?私の使用環境に合う推奨仕様を教えていただけると幸いです。

    • まちゃ まちゃ より:

      コメントありがとうございます!

      2021年現在で、性能と価格面ではAMD CPUがコスパもよくオススメです。
      SSDの高速化もIntelより構築しやすいので、将来性も良いと思います。

      こちらのページでCPUの性能と価格を比較できるので、参考になるかと。

      また大きな影響はないとは思いますが、事前に使用されているCADソフトなどの推奨環境などを確認しておいたほうが良いと思います。

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