17時間の連続再生に迫力のある重低音が楽しめるノイズキャンセリング性能も高い完全ワイヤレスイヤホンです。
通勤・通学・作業中に音楽を楽しむとき、ケーブルを全く使わない完全ワイヤレスイヤホンは、一度使ってみると普通のイヤホンには戻れないほど快適になります。
カバンからの出し入れも簡単ですし、周りにケーブルが引っかかる心配も無いので楽ちんです。
愛用している必須ガジェットの1つです。
「JVC HA-XC91T」は少しゴツい見た目ですが、長時間再生に加え、重低音が効いていてノイキャンも優秀なイヤホンでした。
重低音が強めで迫力のある音楽を楽しみたいならおすすめです。
ノイズキャンセリングもけっこう優秀なので、集中したい人にもおすすめ。
アプリでカスタマイズなどができないので、細かく調整したい人には向いていないと思います。
価格は少し高めですが、音質・ノイキャン性能・長時間再生なイヤホンを探しているなら選択肢に入れたい1台です。
この記事では「JVC HA-XC91T レビュー｜17時間の連続再生とノイキャンも優秀な完全ワイヤレスイヤホン」について紹介します。
ペアリング方法を見る
JVC HA-XC91Tの音質と操作を見る
JVC HA-XC91T の概要
「JVC HA-XC91T」の主な特長と仕様・スペックを紹介します。
JVCといえば日本のメーカーで、オーディオや映像機器に強いブランドということもあり、音質も優秀なイヤホンが多いです。
特長
JVC HA-XC91T は、以下のような特長を持った完全ワイヤレスイヤホンです。
- 重低音重視の音質
- 優秀なノイキャン
- 外音取り込み機能
- 防水・防塵対応
- タッチセンサー操作
- 対応コーデック：SBC、AAC、aptX、aptX Adaptive
- イヤホン単体で17時間連続再生
- ケース込みで34時間再生
専用アプリでカスタマイズはできませんが、それをのぞけば かなり優秀な完全ワイヤレスにしあがっています。
仕様・スペック
| メーカー | JVC |
|---|---|
| 型番 | HA-XC91T |
| 連続再生(イヤホン) | 17時間 |
| 連続再生(ケース含) | 34時間 |
| 充電端子 | USB-C |
| 操作方法 | タッチ |
| 外音取り込み | 対応 |
| ワイヤレス充電 | 非対応 |
| イヤホンの重さ | 9g |
| Bluetooth | 5.2 |
| 対応コーデック | SBC / AAC / aptX / aptX Adaptive |
| 防水規格 | IPX5 |
| 発売時期 | 2021年7月 |
| 参考価格 | 20,000円 |
JVC HA-XC91T の同梱物
「JVC HA-XC91T」には、以下の付属品が同梱されています。
- 充電ケース
- イヤホン本体
- USB-Cケーブル（約30cm）
- イヤーチップ（3種類）
- マニュアル
耳の穴に入れるシリコン製イヤーチップは、「 S / M / L 」の3種類付属しています。
柔らかいシリコン製です
JVC HA-XC91Tにはケースへ充電するためのUSB-Cケーブルが1本付属しています。
USB-Cケーブルの長さは約30cmで少し短めですが、持ち運びやすい長さです。
JVC HA-XC91T の外観
「JVC HA-XC91T」の防水性能はIPX5の防水性能で、運動での汗や小雨の中でも問題なく音楽を楽しめる防水規格に対応しています。
防水規格IPX5とは
「あらゆる方向からの噴流水による有害な影響がない（防噴流形）」
という国際的に決められた基準の水の侵入に対する指標です。
日本での防水規格自体は「電気機械器具の外郭による保護等級（JIS C 0920）」で定められています。
さらにJVC HA-XC91Tはチリやホコリなどへの耐性がある防塵にも対応しています。
野外にも強いイヤホン！
イヤホンは少しゴツい印象で、横に「JVC」のロゴがプリントされています。
イヤホンの右・左 を見分ける方法
JVC HA-XC91Tはイヤホンの裏側に「L（左）」と「R（右）」が分かるようにプリントされています。
音楽再生中のLEDランプ
JVC HA-XC91Tは音楽を再生中など、音がなっているときにLEDランプが点滅します。
また音が出ていないときも、数秒おきに点滅します。
充電ケースの外観
JVC HA-XC91Tの充電ケースは、光沢のないプラスチック製です。
正面にはJVCのロゴがあり、充電していないときはLEDインジケーターが見えない作りになっています。
充電ケースのフタはしっかり閉じられていて、逆さまにしてもフタは開きません。
開ききった状態ではフタが固定されるので、収納・取り出し中に勝手に閉じなくて使いやすいです。
無駄にパカパカしない作りです
イヤホン本体が飛び出ているので、指でつまみやすくて取り出しやすい形状です。
充電ケースの右横側にUSB-C端子があるので、付属のUSBケーブルなどを使って充電することができます。
ケースの底はツルッとしていて、滑り止めも無い作りなのが少し残念でした。
JVC HA-XC91T の大きさと重さ
「JVC HA-XC91T」は 8 x 3.7 x 3.7 cmくらいの直方体で、他のイヤホンと比べると少し大きめです。
ポケットに入れるには難しそうですが、カバンには収納しやすい形だと思います。
大きさ
JVC HA-XC91Tの充電ケースの大きさは、横幅8.2cmの四角っぽい形状です。
ケースの縦幅の大きさは約3.7cmです。
充電ケースの高さも約3.7cmです。
ケースを横から見ると正方形っぽい形状です。
重さ
JVC HA-XC91Tのイヤホンの重さは片耳1つだけでは 約9g で、両耳あわせると 約18g になります。
他社の完全ワイヤレスイヤホンでも4～6gくらいの製品が多いので、少し重めですが慣れれば気になりません。
イヤホンも含めた合計の重さは、約77gです。
ケースだけの重さは59gと軽めです。
スマホの半分くらいの重さ
JVC HA-XC91Tの充電・バッテリーについて
「JVC HA-XC91T」の充電ケースは、Androidスマホでも使う汎用性の高いUSB-Cケーブルで充電ができます。
USB-Cは最近のAndroidスマホなら対応しているので、ケーブルを統一できてスッキリします。
USB-Cは向きを気にしなくて良いケーブルです
イヤホンの充電状態の確認方法
イヤホン本体への充電中は、丸い赤色のリングの内側の一部が赤色に点灯します。
充電が完了するとLEDランプが消灯します。
充電ケースの充電状態の確認方法
充電ケースにUSBケーブルを接続すると、前面のLEDが点滅して充電がスタートします。
フル充電へ近づくにつれLEDランプが点灯していきます。
充電時間は3時間と、早く充電ができます。
バッテリー性能
完全ワイヤレスイヤホンの弱点の1つには、再生時間の短さ（バッテリー性能）があります。
イヤホン本体が小型なので搭載できるバッテリーにも限界があります。
2020年では性能が向上し、イヤホン単体での連続再生時間は5～8時間ほどのイヤホンが多い印象です。
JVC HA-XC91Tの再生時間は、優秀で最高クラスな性能となっています。
1度に17時間連続再生できる
JVC HA-XC91T は、イヤホン単体で1度に連続で17時間使うことができます。
専用の充電ケースとあわせて使うことで最大34時間の使用ができるので、2～3日くらいなら充電無しで使えそうです。
ただし、ノイキャンや外音取り込み機能を使っていると、少し再生時間が短くなってしまうのが注意点です。
ノイキャン使ってると物足りないかも
急速充電に対応
JVC HA-XC91T は、急速充電に対応していて、10分の充電で90分間使えるようになります。
イヤホン本体のバッテリーが無くなっても、すぐにまた聴けるようなるのが良いところです。
JVC HA-XC91Tのペアリング方法
「JVC HA-XC91T」は一度ペアリング作業をしてしまえば、次からは充電ケースから取り出すだけで自動的に接続してくれます。
取り出すだけで、すぐに音楽を聴けるのは便利です
「JVC HA-XC91T」 ペアリング方法はとても簡単です。
この記事では、iPhoneを使ってペアリング方法について紹介します。
- STEP 1ペアリング待機モードにします
初めて使う場合は、ケースからイヤホンを取り出すだけでペアリングモードになります。
他の機器とも接続したい場合は、接続済みの機器のBluetooth機能をOFFにしてケースから取り出すだけです。
- STEP 2ペアリング待機モードの状態を確認する
イヤホンが点滅している状態が、ペアリング待機状態の合図です。
- STEP 3設定から Bluetooth を選択する
「設定」画面から Bluetooth をタップして選択します。
- STEP 4「JVC HA-XC91T」を選択する
イヤホンが点滅していることを確認して、「Bluetooth」をオンにして少し待ちます。
デバイスに「JVC HA-XC91T」と表示されるので、タッチして選択します。
- STEP 5「JVC HA-XC91T」が追加されればOK
自分のデバイスに「JVC HA-XC91T」が追加されて「接続済み」と表示されていればOKです。
次からはフタを開けるだけで使えます
一度ペアリングしてしまえば、イヤホンを充電ケースから取り出すだけで自動的に接続してくれるのは本当に便利です。
毎回ペアリング作業をすることなく、すぐに音楽を聴くことができるようになるのは使っていて快適です。
JVC HA-XC91Tの音質と操作
「JVC HA-XC91T」のイヤホン操作はボタン式ではなく、触れるだけのタッチセンサー式となっています。
操作するときに耳へ押し込むことがなく耳穴が痛くならないのも操作しやすいポイントです。
操作で耳が痛くならないよ
「XX」のロゴ部分がタッチセンサーになっています。
音声通信技術
JVC HA-XC91T はBluetooth 5.2に対応していて、音声コーデックSBC、AAC、aptX、aptX Adaptiveに対応しています。
LDACには対応していませんが、対応コーデックは豊富です。
音質チェック
JVC HA-XC91T の音質は、重低音が効いて迫力のある感じに聴こえました。
右のイヤホンを1秒ほど触れると、さらに追い低音ブーストで楽しめます。
実際にサウンドチェックをしてみると、低音はそこまで強調されていなくて高音が抑えられているチューニングでした。
高音が抑えられている分、低音が強調されて聴こえているのかも。
※精密な測定ではないので参考程度にどうぞ。
ノイズキャンセリング機能
JVC HA-XC91T はAirPods Proや Soundcore Liberty Air 2 Pro のようにノイズキャンセリング機能があります。
室内の空調で試した感じでは、しっかりノイズをキャンセルして効きは強めな印象でした。
ノイキャンの切替方法は右側のタッチセンサーを2秒タッチするごとに、「アンビエント（外音取り込み）」「ノイズキャンセリング」「外音コントロールオフ」にモードを切り替えることができます。
外音取り込み（アンビエント）機能
JVC HA-XC91Tはイヤホンを装着していても周りの音を聞きやすくする「外音取り込み（アンビエント）機能」も搭載しています。
オンにしていると周囲の音をひろってくれるので、駅のアナウンスや会話が聴こえやすくなって便利です。
外音取り込み機能を使ってみると、少し弱めで静かな場所ではホワイトノイズが少し気になりました。
大きなノイズではないです。
音の遅延
スマホアプリ（ソシャゲ）でも完全ワイヤレスイヤホンを使用するので、音質以上に大事にしている要素が音の遅延です。
iPhone 12 で試してみましたが、JVC HA-XC91Tはキャラクターボイスとテキストのタイミング、SEなどもズレが無く遅延を感じませんでした。
YouTubeで動画を見ても人の口パクと声がズレるなどの、違和感も無かったです。
音がズレる感じは無かったです
音楽を再生中のイヤホン操作
JVC HA-XC91Tは、イヤホン単体で再生 / 一時停止・曲移動・音量調整ができます。
基本的な操作ができるので、スマホを取り出して操作する必要はないです。
- 音楽を 再生 / 一時停止
- 左・右 をどちらか1回タッチ
- 次の曲へ
- 右 2回連続でタッチ
- 前の曲へ
- 右 3回連続でタッチ
- 音量を上げる
- 左 2回連続でタッチ
- 音量を下げる
- 左 3回連続でタッチ
- 周囲の音を聞く機能切り替え
- 右 1回タッチ
- ノイキャン切り替え
- 右 1回タッチ
1タッチ操作は誤タッチしそうでした。
電話系とその他の操作
JVC HA-XC91Tは電話に出たり、通話を終了させたり、着信拒否もイヤホン単体で操作ができます。
- 電話に出る
- 左・右 着信中にどちらか1回タッチ
- 電話を切る
- 左・右 通話中にどちらか1回タッチ
- 着信を拒否する
- 左・右 着信中にどちらか1秒間ふれる
JVC HA-XC91T レビューまとめ
この記事では「JVC HA-XC91T レビュー｜17時間の連続再生とノイキャンも優秀な完全ワイヤレスイヤホン」について紹介しました。
「JVC HA-XC91T」は17時間という超・長時間再生が魅力的な完全ワイヤレスイヤホンでした。
再生時間だけでなくオーディオに強いJVCならではの重低音な音質に、ノイキャンも優秀でした。
カスタマイズ性能は低いですが、音質・ノイキャン・長時間再生といった基本の性能は最高クラスと言えます。
見た目は少しゴツいけれど、大きさなどをあまり気にしないなら、選択肢にいれたい完全ワイヤレスイヤホンです。
それでは、今回はこれまで。
お読みいただき、ありがとうございました。
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