MX500シリーズのM.2タイプSSD、速度はSATA3.0なので、そこそこといった無難なSSDとなっています。
ちょっとした作業用のノートPCに、SSDを追加するためにM.2 SSDを購入してみました。
速度は爆速でなくていいので、SATA接続の安定的で無難なCrucialのSSDを買ってみました。
ディスク容量は大きめの1TBモデルである「CT1000MX500SSD4」。
CT1000MX500SSD4 は MX500シリーズ で、2.5インチモデルは特に人気のあるSSDです。
この記事では「【CT1000MX500SSD4レビュー】Crucialの無難なM.2 SSD」について紹介します。
Crucial MX500 の特長
Crucial MX500シリーズは、このような特徴があるSSDです。
- 最大1TB
- 64層 3D TLC NAND採用
- 保証期間は5年間
- MTBF(平均故障間隔)は180万時間
- 最大読み出し速度:560 MB/s
- 最大書き込み速度:510 MB/s
無難なSSDのイメージです
MX500シリーズにM.2 SSDは読み出し・書き込み速度などの性能は2.5インチとほぼ同じです。
それでいて価格が少し高いので、ケーブルの手間や設置スペースを節約したいならM.2 SSDがおすすめです。
型番 | CT250MX500SSD4 | CT500MX500SSD4 | CT1000MX500SSD4 |
---|---|---|---|
容量 | 250GB | 500GB | 1TB |
フォームファクター | M.2-2280 | ||
インターフェース | SATA 3.0(6Gbps) | ||
コントローラー | Micron自社コントローラ | ||
NANDフラッシュメモリー | 64層 3D TLC NAND | ||
読み出し | 560MB/s | ||
書き込み | 510MB/s | ||
MTBF | 180万時間(205年間) | ||
総書き込み容量 | 100TBW | 180TBW | 360TBW |
サイズ | 2280 | ||
保証期間 | 5年間 | ||
価格 | 6,000円 | 8,000円 | 14,000円 |
GB単価 | 24円 | 17円 | 14円 |
M.2 SSDは組み込みが楽ちん!
Crucial M.2 MX500の速度と温度
Crucial MX500シリーズの公式値では、最大560MB/sの読み出し速度と最大510MB/sの書き込み速度となっています。
1TBモデルの「CT1000MX500SSD4」を実際に計測してみたところ、読み出し速度は556MB/s、書き込み速度は487MB/sほどでした。
公式よりも低い値でしたが、大きく違うわけではないので環境などの違いかもしれません。
読み出し | 書き込み | |
---|---|---|
1回目 | 556 MB/s | 487 MB/s |
2回目 | 561 MB/s | 436 MB/s |
3回目 | 562 MB/s | 426 MB/s |
平均 | 560 MB/s | 450 MB/s |
データサイズを64GiBにして計測すると、少し性能は低下する結果でした。
計測中の温度を見てみると、環境が悪かったせいか70℃くらいと結構、発熱しました。
ベンチマーク計測結果
計測したパソコン環境はDELLのノートPCを使いました。
ハイスペックなパソコンではないので、購入しやすい価格帯のPCでどれくらいの性能がでるのかは見えてくるのかなと思います。
ノートPCなのでエアフローや放熱性は、あまり高くないので発熱はしやすい環境ではありました。
S.M.A.R.T
ノートPCなので、エアフローなど放熱性能は低めですが、アイドル時の温度は33℃くらいで、熱くならないようです。
各種ベンチマーク結果
これらのベンチマークツールで計測してみました。
- CrystalDiskMark
- AS SSD Benchmark
- AS SSD Copy-Benchmark
- AS SSD Compression-Benchmark
- ATTO Disk Benchmark
- HD Tune
CrystalDiskMarkの1GiBで計測した結果は、公式値よりも少し遅い速度でした。
サイズを増やして64GiBでも計測してみました。
64GiBでは少し低下傾向ですが、読み出し速度は遅くなりましたが、書き込み速度は速くなることもありました。
一瞬遅くなることがありますが、ほぼ一定の速度という結果でした。
書き込み速度は特に公称値より低めの測定結果でした。
SLCキャッシュ
HD TuneのFile Benchmarkで80GBほど読み書きしてSLCキャッシュの挙動を調べてみました。
80GBほどにしてみると40GBくらいで速度が落ちるので、SLCキャッシュ容量は40GBほどだと推測されます。
キャッシュが切れると200MB/sくらいまで速度が落ちてしまいます。
温度
ベンチマークを計測中の負荷をかけているときの温度をCrystalDiskInfoで確認してみました。
エアフローやヒートシンクがベストではないノートPCでは70℃を超えることもありました。
負荷のかけすぎには注意
CT1000MX500SSD4 の外観
CT1000MX500SSD4 の表面にはメーカーロゴと、MX500シリーズ名のラベルが貼られています。
裏面にもチップ類がある両面タイプでした。
端子の切り欠けは2箇所。
両面チップなので少し厚めになります。
半円状のくぼみでネジなどを使って固定します。
CT1000MX500SSD4 レビューまとめ
この記事では「【CT1000MX500SSD4レビュー】Crucialの無難なM.2 SSD」について紹介しました。
Crucial CT1000MX500SSD4は普通のSATA接続のM.2 SSDで、PCI ExpressのSSDに比べればかなり遅いです。
ノートPCは拡張できるドライブに限りがあるので、今回は普段選ばないSATAのM.2 SSDを購入しました。
それでもHDDに比べれば、爆速な快適環境へアップグレードができます。
CT1000MX500SSD4で手軽に大容量な快速環境を作っちゃいましょう!
それでは、今回はこれまで。
お読みいただき、ありがとうございました。
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