日本オーディブランドだけあって音質は優秀で、防滴性能と急速充電にも対応した使いやすい完全ワイヤレスイヤホンです。
通勤・通学・作業中に音楽を楽しむとき、ケーブルを全く使わない完全ワイヤレスイヤホンは、一度使ってみると普通のイヤホンには戻れないほど快適になります。
カバンからの出し入れも簡単ですし、周りにケーブルが引っかかる心配も無いので楽ちんです。
愛用している必須ガジェットの1つです。
オーテクことaudio-technicaのATH-ANC300TWは優秀なノイズキャンセリング機能を搭載した完全ワイヤレスイヤホンです。
日本の有名なオーディオブランドだけあって、音質はバランスが良く音が聴こえました。
ワイヤレス充電に対応していないのと連続再生時間が少し短めなのが残念でしたが、音質やノイズキャンセリング機能は優秀です。
この記事では「【ATH-ANC300TW レビュー】ノイキャンと防滴機能の完全ワイヤレスイヤホン【オーディオテクニカ】」について紹介します。
ATH-ANC300TWの特長
オーテクことaudio-technicaは、業務用から個人用までの製品を扱う日本の老舗音響メーカーの1つです。
そんなオーディオテクニカから発売された完全ワイヤレスイヤホン「ATH-ANC300TW」の特長をまとめると以下のようになります。
- 日本の有名オーディオブランド
- ノイズキャンセリング機能
- 外の音を聴きやすくする機能
- 防滴機能
- USB-Cで充電
- 急速充電
- ボタンが横にある
- 再生時間が少し短め
- アプリで音質カスタマイズができない
- バッテリー容量が少ない
- イヤホンがちょっと重め
- 値段が高い
ATH-ANC300TWの同梱物
「オーディオテクニカ ATH-ANC300TW」には、以下の付属品が同梱されています。
- 充電ケース
- イヤホン本体
- USB-Cケーブル(約30cm)
- イヤーピース(4種類)
- COMPLY フォームイヤーピース(1種類)
- マニュアル
耳の穴に入れるイヤーピースは、シリコン製の「XS / S / M / L」の4種類と、コンプライ製のポリウレタンフォームのイヤーピースが付属しています。
コンプライのイヤーピース付きです
オーディオテクニカ ATH-ANC300TWにはケースへ充電するためのUSB-Cケーブルが1本付属しています。
USB-Cケーブルの長さは約30cmで少し短めですが、持ち運びやすい長さです。
ATH-ANC300TWの外観
オーディオテクニカ ATH-ANC300TWは水しぶき程度の水なら大丈夫な防滴性能であるIPX2に対応した完全ワイヤレスイヤホンです。
防水規格IPX2とは
「鉛直から15度の範囲で落ちてくる水滴による有害な影響がない(防滴II形)」という国際的にも決められた基準の防水規格です。
防水規格自体は「電気機械器具の外郭による保護等級(JIS C 0920)」で定められています。
少し弱めな性能です
右・左 を見分ける方法
オーディオテクニカ ATH-ANC300TWはイヤホンの裏側に「L(左)」と「R(右)」が分かるようにプリントされています。
音楽再生中のLEDランプ
オーディオテクニカ ATH-ANC300TWは音楽を再生中などはLEDランプは点灯しないです。
音が出ていないときは、数秒おきに、たまに点滅します。
充電ケースの外観
オーディオテクニカ ATH-ANC300TWの充電ケースは、縦長の直方体で光沢がないマットな質感で手触りが気持ちよいです。
充電ケースのフタはしっかり閉じられていて、逆さまにしてもフタは開きません。
開ききった状態ではフタが固定されるので、収納・取り出し中に勝手に閉じなくて使いやすいです。
また重心が下にあるのでフタを開けていても安定して立ちます。
無駄にパカパカしない作りです
充電ケースへ充電するためのUSBポートは、側面の下側あります。
ケースの底はツルッとしていて滑り止めも無い作りなのが少し残念でした。
ATH-ANC300TWの大きさと重さ
「オーディオテクニカ ATH-ANC300TW」の充電ケースの大きさはコンパクトですが、少し厚めなのでポケットに入れるとちょっとぽっこりします。
大きさ
オーディオテクニカ ATH-ANC300TWの充電ケースの大きさは、横が約5.7cmの丸みのある直方体っぽい形状です。
ATH-ANC300TWの充電ケースの高さは約5.4cmです。
厚さは約3.4cmくらいでポケットにも入ると思いますが、少しぽっこりします。
ATH-ANC300TWの充電ケースは少し厚めです。
重さ
オーディオテクニカ ATH-ANC300TWのイヤホンの重さは片耳1つだけでは約7gで、両耳あわせると 約14g になります。
他社の完全ワイヤレスイヤホンでも4~6gくらいの製品が多いので、ちょっと重めですが慣れれば気になりません。
スマホよりも軽いです。
ATH-ANC300TWの充電について
「オーディオテクニカ ATH-ANC300TW」の充電ケースへの充電は、Androidスマホでも使う汎用性の高いUSB-Cケーブルで充電ができます。
イヤホンにはマグネットが内蔵されていて、ケースへ吸い付くように収まります。
USB-Cは向きを気にしないケーブルです
イヤホンの充電確認
イヤホン本体への充電中は、本体のLEDランプが白色に点滅します。
充電が完了するとLEDランプが消灯します。
充電エラーが発生すると、LEDインジケーターが赤色に点滅します。
充電ケースの充電確認
充電ケースの前面には、充電ケース自体の電池残量がわかるLEDランプが3つ並んでいます。
フル充電へ近づくにつれLEDランプが点灯していきます。
充電ケースのLEDの点灯の仕方と、充電状態を一覧にすると、このようになります。満充電で3つともすべて点灯します。
LEDの点灯の仕方 | 電池残量 |
---|---|
●●● | 1~33% |
●●● | 33~66% |
●●● | 66~100% |
充電時間は1~2時間と、早く充電ができます。
ATH-ANC300TWのバッテリー性能
完全ワイヤレスイヤホンの弱点の1つには、再生時間の短さ(バッテリー性能)があります。
イヤホン本体が小型なので搭載できるバッテリーにも限界があります。
そんな中2019年では性能も向上し、より省電力機能や接続の安定性が強化されたモデルが発売されました。
2019年に発売されたモデルでは、イヤホン単体での連続再生時間は5~6時間ほどの製品が多い印象でした。
1度に4.5時間連続再生できる
オーディオテクニカ ATH-ANC300TW は、イヤホン単体で1度に連続で4.5時間使うことができます。
専用の充電ケースとあわせて使うことで最大18時間の使用ができるので、1~2日くらいなら充電無しで使えそうです。
ケースは3回分フル充電できる容量です。
急速充電に対応
オーディオテクニカ ATH-ANC300TW は、急速充電に対応していて、10分の充電で1時間使えるようになります。
イヤホン本体のバッテリーが無くなっても、すぐにまた聴けるようなるのが良いところです。
ATH-ANC300TWのペアリング方法
「オーディオテクニカ ATH-ANC300TW」は一度ペアリング作業をしてしまえば、次からは充電ケースから取り出すだけで自動的に接続してくれます。
取り出すだけで、すぐに音楽を聴けるのは便利です
「オーディオテクニカ ATH-ANC300TW」 ペアリング方法はとても簡単です。
この記事では、iPhoneを使ってペアリング方法について紹介します。
- STEP 1
- STEP 2
- STEP 3
- STEP 4
- STEP 5
- STEP 6
- STEP 7
次からはケースから取り出すだけで使えます
一度ペアリングしてしまえば、イヤホンを充電ケースから取り出すだけで自動的に接続してくれるのは本当に便利です。
毎回ペアリング作業をすることなく、すぐに音楽を聴くことができるようになるのは使っていて快適です。
ATH-ANC300TWの音質と操作
「オーディオテクニカ ATH-ANC300TW」の操作はタッチ式ではなく、ボタン式となっています。
ボタンはイヤホンのサイドに付いているので、操作するときに耳へ押し込むことがなく耳穴が痛くならないのも操作しやすいポイントです。
ボタン操作で耳が痛くならないよ
音質
オーディオテクニカ ATH-ANC300TWの音質は、低域から高域まで全体的にバランス良く聴こえました。
低音もしっかり聴こえましたが、少しだけ高域が得意で7K以上の高域から超高域が弱い感じです。
デフォルトの設定でサウンドチェックをしたところ、このような結果になりました。
ノイズキャンセリング機能
「オーディオテクニカ ATH-ANC300TW」はAirPods ProやSONY WF-1000XM3のようにノイズキャンセリング機能があります。
ノイキャンを使用してみた感想としては、室内の空調の音もしっかり除去してくれて静かな環境で音楽や動画を楽しむことができました。
ATH-ANC300TWのノイズキャンセリング機能は「ハイブリッドデジタルノイズキャンセリング」で、デジタル制御とアナログ制御で騒音を除去します。
2つのマイクでノイズを検知の精度を高めています。
ノイキャンの切替方法は左側のボタンを1回押すごとに、「ノイズキャンセリング」と「クイックヒアスルー」を切り替えることができます。
専用アプリではノイズキャンセリング機能の効果を環境に合わせて設定できます。
音楽を楽しむ環境にあわせた方が、よりノイズを除去する効果が高くなります。
外音取り込み(クイックヒアスルー)機能
イヤホン装着していても周りの音を聞きやすくする「外音取り込み(クイックヒアスルー)機能」も搭載しています。
クイックヒアスルーは、他社のメーカーで言う「アンビエント機能」と同じ機能です。
オンにしていると、しっかり周囲の音をひろってくれるので、駅のアナウンスや会話がしやすくなって便利です。
専用アプリではヒアスルー機能の効果を3段階で調節することができます。
音の遅延
スマホアプリ(ソシャゲ)でも完全ワイヤレスイヤホンを使用するので、音質以上に大事にしている要素が音の遅延です。
iPhone XS Max で試してみましたが、ATH-ANC300TWはキャラクターボイスとテキストのタイミング、SEなどもズレが無く遅延を感じませんでした。
YouTubeで動画を見ても人の口パクと声がズレるなどの、違和感も無かったです。
音がズレる感じは無かったです
音楽を再生中のイヤホン操作
オーディオテクニカ ATH-ANC300TWはデフォルトの設定では、イヤホン単体で再生/一時停止・曲移動・音量調整ができます。
基本的な操作ができるので、スマホを取り出して操作する必要はないです。
- 音楽を 再生 / 一時停止
- 右 1回押す
- ノイキャン・ヒアスルー切り替え
- 左 1回押す
- 次の曲へ
- 右 2回連続で押す
- 前の曲へ
- 右 3回連続で押す
- 音量を上げる
- 左 2回連続で押す
- 音量を下げる
- 左 3回連続で押す
音量調整もできます!
電話系とその他の操作
電話に出たり、通話を終了させたり、着信拒否もイヤホン単体で操作ができます。
またイヤホン本体の電源をONにしたりOFFにすることも可能です。
- イヤホンの電源を入れる
- 左・右 ボタンを押す
- イヤホンの電源を切る
- 左・右 4秒間長押し
- 電話に出る
- 右 着信中に1回押す
- 電話を切る
- 右 通話中に1回押す
- 着信拒否
- 右 2秒間長押し
- Siriなど音声コマンド
- 左・右 1秒間長押し
4秒間長押しすることで電源をOFFにできますが、機器を5分間操作しないと自動的にOFFにするオートパワーオフ機能も搭載しています。
オーディオテクニカ ATH-ANC300TW レビューまとめ
この記事では「【ATH-ANC300TW レビュー】ノイキャンと防滴機能の完全ワイヤレスイヤホン【オーディオテクニカ】」について紹介しました。
オーディオテクニカ ATH-ANC300TWは優秀なノイズキャンセリング機能を搭載しているので、音楽・動画・ゲームに集中したいならピッタリなイヤホンです。
2万円台と価格は少し高めですが、音はバランス良く聴こえるので幅広い音楽ジャンルにおすすめです。
それでは、今回はこれまで。
お読みいただき、ありがとうございました。
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