この記事では価格高めで高音質イヤホンの「YAMAHA TW-E7B」をレビューしました。
音楽を聴くのに便利な装着検出機能や操作しやすいサイドボタンの音質重視な完全ワイヤレスイヤホンです。
通勤・通学・作業中に音楽を楽しむとき、ケーブルを全く使わない完全ワイヤレスイヤホンは、一度使ってみると普通のイヤホンには戻れないほど快適になります。
カバンからの出し入れも簡単ですし、周りにケーブルが引っかかる心配も無いので楽ちんです。
愛用している必須ガジェットの1つです。
「YAMAHA TW-E7B」は日本の音響メーカー「ヤマハ」製の音質重視な完全ワイヤレスイヤホンです。
音質は高音と低音が少し強めで、クリアで優しい感じの高音質さでした。
バッテリー性能は6時間と少し物足りない感じですが、操作しやすい横側の物理ボタンや装着検出機能を搭載しています。
価格は2万円台と少し高めで、ノイキャンや外音取り込み性能は少し弱めなので、音質を重要視している人向けのイヤホンといった印象のイヤホンです。
特殊な塗装がカッコいい!
この記事では「【レビュー】YAMAHA TW-E7B 装着検出搭載の音質重視なワイヤレスイヤホン」について紹介します。
YAMAHA TW-E7B の概要
「YAMAHA TW-E7B」の主な特長と仕様・スペックを紹介します。
特長
YAMAHA TW-E7B は、以下のような特長を持った完全ワイヤレスイヤホンです。
ケースやイヤホンの特殊塗装がカッコいいのも特長的です。
- 装着自動検出
- ノイキャン
- 外音取り込み機能
- 防水対応
- 耳が痛くならないボタン操作
- アプリでカスタマイズ可能
- 対応コーデック:SBC、AAC、 aptX Adaptive
- イヤホン単体で6時間連続再生
- ケース込みで22時間再生
- USB-Cケーブルで充電
仕様・スペック
メーカー | YAMAHA |
---|---|
型番 | TW-E7B |
連続再生(イヤホン) | 6時間 |
連続再生(ケース含) | 22時間 |
マルチポイント機能 | 非対応 |
急速充電 | 10分で60分間使える |
充電端子 | USB-C |
操作方法 | ボタン |
ノイキャン | ノイキャン対応 |
外音取り込み | 対応 |
ワイヤレス充電 | 非対応 |
イヤホンの重さ | 7.3g |
Bluetooth | 5.2 |
対応コーデック | SBC / AAC / aptX Adaptive |
防水規格 | IPX5 |
発売時期 | 2022年6月 |
参考価格 | 23,000円 |
YAMAHA TW-E7B の同梱物
「YAMAHA TW-E7B」には、以下の付属品が同梱されています。
- 充電ケース
- イヤホン本体
- USB-Cケーブル(約20cm)
- イヤーチップ(5種類)
- マニュアル
耳の穴に入れるシリコン製イヤーチップは、「 XS / S / M / L / XL 」の5種類付属しています。
柔らかいシリコン製です
YAMAHA TW-E7Bにはケースへ充電するためのUSB-Cケーブルが1本付属しています。
USB-Cケーブルの長さは約20cmで少し短めですが、持ち運びやすい長さです。
YAMAHA TW-E7B の外観
「YAMAHA TW-E7B」の防水性能はIPX5の防水性能で、運動での汗や小雨の中でも問題なく音楽を楽しめる防水規格に対応しています。
防水規格IPX5とは
「あらゆる方向からの噴流水による有害な影響がない(防噴流形)」
という国際的に決められた基準の水の侵入に対する指標です。
日本での防水規格自体は「電気機械器具の外郭による保護等級(JIS C 0920)」で定められています。
音楽の再生や音量調整は、サイドにある物理ボタンでかんたんに操作できます。
イヤホンの裏面には自動検出センサーが搭載されています。
イヤホンには状態がわかるLEDインジケーターが搭載されています。
イヤホンの右・左 を見分ける方法
YAMAHA TW-E7Bはイヤホンの裏側に「L(左)」と「R(右)」が分かるように刻印されています。
音楽再生中のLEDランプ
YAMAHA TW-E7Bは音楽を再生中など、音がなっているときにLEDランプは点灯しないです。
音が出ていないときも点滅などはしませんでした。
充電ケースの外観
YAMAHA TW-E7Bの充電ケースは、特殊塗装で光沢のないプラスチック製です。
ケース前面には充電状態がわかるLEDランプが搭載されています。
充電ケースのフタはしっかり閉じられていて、逆さまにしてもフタは開きません。
開ききった状態ではフタが固定されるので、収納・取り出し中に勝手に閉じなくて使いやすいです。
無駄にパカパカしない作りです
イヤホンはそんなに出っぱっていませんが、適度にくぼみがありイヤホンをつまみやすい形状になっています。
充電ケースの裏側にUSB-C端子があるので、付属のUSBケーブルなどを使って充電することができます。
ケースの底はツルッとしていて、滑り止めも無い作りなのが少し残念でした。
YAMAHA TW-E7B の大きさと重さ
「YAMAHA TW-E7B」は 6 x 4.5 x 4 cmくらいの楕円形で、手のひらに乗るコンパクトさです。
ポケットに入れるにはキツいですが、カバンには収納しやすい形です。
大きさ
YAMAHA TW-E7Bの充電ケースの大きさは、横幅6cmの楕円っぽい形状です。
ケースの厚みは約4cmです。
充電ケースの高さは約4.5cmです。
重さ
YAMAHA TW-E7Bのイヤホンの重さは片耳1つだけでは 約7.3g で、両耳あわせると 約14g になります。
他社の完全ワイヤレスイヤホンでも4~6gくらいの製品が多いので、少し重めのイヤホンです。
ツナ缶くらいの重さ
YAMAHA TW-E7Bの充電・バッテリーについて
「YAMAHA TW-E7B」の充電ケースは、Androidスマホでも使う汎用性の高いUSB-Cケーブルで充電ができます。
USB-Cは最近のAndroidスマホなら対応しているので、ケーブルを統一できてスッキリします。
USB-Cは向きを気にしなくて良いケーブルです
イヤホンの充電状態の確認方法
イヤホン本体への充電中は、本体のLEDランプが赤色に点灯します。
充電が完了するとLEDランプが消灯します。
充電ケースの充電状態の確認方法
充電ケースの前面には、充電ケース自体の電池残量がわかるLEDランプが4つ並んでいます。
フル充電へ近づくにつれLEDランプが点灯していきます。
充電ケースのLEDの点灯の仕方と、充電状態を一覧にすると、このようになります。
LEDの点灯の仕方 | 電池残量 |
---|---|
●●●● | 1~25% |
●●●● | 25~50% |
●●●● | 50~75% |
●●●● | 75~100% |
充電時間は2時間と、早く充電ができます。
バッテリー性能
完全ワイヤレスイヤホンの弱点の1つには、再生時間の短さ(バッテリー性能)があります。
イヤホン本体が小型なので搭載できるバッテリーにも限界があります。
2022年では性能が向上し、イヤホン単体での連続再生時間は5~8時間ほどのイヤホンが多い印象です。
YAMAHA TW-E7Bの再生時間は、そこそこの性能となっています。
1度に6時間連続再生できる
YAMAHA TW-E7B は、イヤホン単体で1度に連続で6時間使うことができます。
専用の充電ケースとあわせて使うことで最大22時間の使用ができるので、1~2日くらいなら充電無しで使えそうです。
ただし、ノイキャンや外音取り込み機能を使っていると、少し再生時間が短くなってしまうのが注意点です。
ノイキャン使ってると物足りないかも
急速充電に対応
YAMAHA TW-E7B は、急速充電に対応していて、10分の充電で60分間使えるようになります。
イヤホン本体のバッテリーが無くなっても、すぐにまた聴けるようなるのが良いところです。
YAMAHA TW-E7Bのペアリング方法
「YAMAHA TW-E7B」は一度ペアリング作業をしてしまえば、次からは充電ケースから取り出すだけで自動的に接続してくれます。
取り出すだけで、すぐに音楽を聴けるのは便利です
「YAMAHA TW-E7B」 ペアリング方法はとても簡単です。
この記事では、iPhoneを使ってペアリング方法について紹介します。
- STEP 1
- STEP 2
- STEP 3
- STEP 4
- STEP 5
一度ペアリングしてしまえば、イヤホンを充電ケースから取り出すだけで自動的に接続してくれるのは本当に便利です。
毎回ペアリング作業をすることなく、すぐに音楽を聴くことができるようになるのは使っていて快適です。
YAMAHA TW-E7Bの音質と操作
「YAMAHA TW-E7B」のイヤホン操作はタッチ式ではなく、ボタン式となっています。
ボタンはイヤホンのサイドに付いているので、操作するときに耳へ押し込むことがなく耳穴が痛くならないのも操作しやすいポイントです。
ボタン操作で耳が痛くならないよ
ボタンは左イヤホンには機能キーボタンが1つ、右イヤホンは+と-の2つのキーボタンが搭載されています。
音声通信技術
YAMAHA TW-E7B はBluetooth 5.2に対応していて、音声コーデックSBC、AAC、aptX Adaptivに対応しています。
音質チェック
YAMAHA TW-E7B は、デフォルト状態では少し低音と高音が強めの音質でした。
音もクリアに聴けて、優しい感じを受けた印象の高音質なイヤホンでした。
デフォルト設定でサウンドチェックをしてみると、高域が特にブーストされているチューニングでした。
ノイズキャンセリング機能
YAMAHA TW-E7B はAirPods Proや Soundcore Liberty Air 2 Pro のようにノイズキャンセリング機能があります。
室内の空調で試した感じでは、かなり効きが弱い感じでした。
むしろノイキャンOFFとあまり変わらない印象でした。
外音取り込み(アンビエント)機能
YAMAHA TW-E7Bはイヤホンを装着していても周りの音を聞きやすくする「外音取り込み(アンビエント)機能」も搭載しています。
オンにしていると周囲の音をひろってくれるので、駅のアナウンスや会話が聴こえやすくなって便利です。
外音取り込み機能を使ってみると、少し弱めで静かな場所ではホワイトノイズが少し気になりました。
大きなノイズではないです。
音の遅延
スマホアプリ(ソシャゲ)でも完全ワイヤレスイヤホンを使用するので、音質以上に大事にしている要素が音の遅延です。
iPhone 14 Pro で試してみましたが、YAMAHA TW-E7Bはキャラクターボイスとテキストのタイミング、SEなどもズレが無く遅延を感じませんでした。
YouTubeで動画を見ても人の口パクと声がズレるなどの、違和感も無かったです。
音がズレる感じは無かったです
音楽を再生中のイヤホン操作
YAMAHA TW-E7Bはデフォルトの設定では、イヤホン単体で再生/一時停止・曲移動・音量調整ができます。
基本的な操作ができるので、スマホを取り出して操作する必要はないです。
- 音楽を 再生 / 一時停止
- 左 1回押す
- 次の曲へ
- 右 2回連続で押す
- 前の曲へ
- 右 2回連続で押す
- 音量を上げる
- 右 1回押す
- 音量を下げる
- 右 1回押す
- 周囲の音を聞く機能切り替え
- 左 2回連続で押す
- ノイキャン切り替え
- 左 2回連続で押す
電話系とその他の操作
YAMAHA TW-E7Bは電話に出たり、通話を終了させたり、着信拒否もイヤホン単体で操作ができます。
- 電話に出る
- 左
- 電話を切る
- 左 通話中に1秒間長押し
- 着信を拒否する
- 左 着信中に1秒間長押し
- Siriなど音声コマンド
- 右 1秒間長押し
YAMAHA TW-E7B レビューまとめ
この記事では「【レビュー】YAMAHA TW-E7B 装着検出搭載の音質重視なワイヤレスイヤホン」について紹介しました。
「YAMAHA TW-E7B」は高めの価格ですが、音質はけっこういい感じの完全ワイヤレスイヤホンでした。
物理ボタンは横側に付いていてそう探しやすく、装着検出でイヤホンを外すと自動で音楽が停まる機能も便利です。
ノイキャンやアンビエントサウンドは少し性能が低い印象なので、コスパはあまり高くないですが音質を重視したいならおすすめのイヤホンです。
それでは、今回はこれまで。
お読みいただき、ありがとうございました。
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