サイズ「無限五(MUGEN5) Rev.B」は空冷式のCPUクーラーで、ファンはヒートシンクの横に取り付けるサイドフロー型です。
6mm径ヒートパイプは6本で、12cm巨大ファンで表面積重視の大型ヒートシンクですので、冷却性能はとても高いです。
冷却性能だけでなく、静音性能も優秀です。
価格は6千円以下で優秀な性能を考えると、かなりコスパの良いCPUクーラーでおすすめです!
「DOS/V POWER REPORT 18年2月号」のCPUクーラーの比較記事でも冷却性能・静音性能の評価は高く、コスパの良いCPUクーラーでした。
下手な簡易水冷クーラーよりも冷却性能も静音性能も高いです。
もちろん、Intelの最新CPU、第8世代(Coffee Lake)、第9世代(Coffee Lake Refresh)にも対応しています。
mugen5(無限五)のスペック
「無限五 Rev.B」は最新の第8世代、第9世代のCPUであるCoffee LakeやCoffee Lake Refreshにも対応しています。
Core i9-9900K や Core i7-8700KのLGA1151ソケットも簡単に取り付けられます。
第9世代(Coffee Lake Refresh)のi9-9900Kでも使用できますが、フルにオーバクロックした状態では流石に厳しいようです。こちらの記事で検証されていました。
冷却性能・静音性能も高いですが、故障して使用できなくなるまでの時間(MTTF)は約13年間と長寿命です。
対応CPU Intelソケット |
775 / 1150 / 1151 / 1155 / 1156 / 1366 / 2011 / 2011(V3) |
対応CPU AMDソケット |
AM2 / AM2+ / AM3 / AM3+ / AM4 / FM1 / FM2 / FM2+ |
重量 | 890g |
ノイズ | 4.0 ~ 24.9 dBA |
平均故障寿命 (MTTF) |
120,000 時間(約13年間) |
ファン回転数 | 300 (±300) rpm ~ 1200 rpm (±10 %) |
mugen5(無限五)の付属品
サイズ「無限五 Rev.B」は色々なCPUソケットに対応しているのでパーツがたくさん付属しています。
ワイヤークリップ2組、高性能グリス、取付用ドライバーが付属しています。
ワイヤークリップはファンをヒートシンクに取り付けるために使います。1組はファンを増設したいときに使います。
Intel製のCPUに使用する付属品です。
マウンティングプレート、バックプレート、スタッドナットA、スタッドナットB、ネジ(短)、LGA775用ゴムスペーサーが付属しています。
マウンティングプレートとバックプレートのネジ穴は、CPUソケットによって違うのでマニュアルを見ながら作業すると間違えずにすみます。
AMD製のCPUで使用する付属品パーツです。
マウンティングプレート、スペーサー、ネジ(長)が付属しています。
AMDのマウンティングプレートは、ちょっと曲がっているのが特長的です。
付属のマニュアルは各CPUソケットごとに、絵付きで日本語説明なのでわかりやすかったです。
mugen5(無限五)の大きさ
静音性の高い巨大ファンは約12cmです。
高さはおおよそ14.5cmくらいです。ヒートパイプの出っ張り部分と合わせると15.4cmほどになります。
横は約13cmほどで、ファンよりも少し大きいです。
奥行きは約8.5cmくらいです。
mugen5(無限五)の外観
ヒートシンク 上部
ヒートシンクの上部は、6本のヒートパイプが少し飛び出ています。
ヒートシンク 底面
スプリングスクリュー式テンション
「スプリングスクリュー式テンション」はIntel CPUに取り付けるときに使用します。
締め切ることで最適な固定圧を得られる方式です。
実際に取り付けるときは黒いバックプレートはマザーボードの裏側になりますが、組んでみるとこのようになります。
マウンティングバーのネジに巻き付くようなスプリングが、ポイントの1つのようです。
巨大ファンの取り付け方
巨大なファンをヒートシンクに取り付けるのには、ワイヤークリップを2本使います。
無限五は別売りのファンで合計2つ取り付けることができます。
まず、ファンにワイヤークリップを取り付けてから、ワイヤークリップの取っ手部分を引っ張りながらヒートシンクに引っ掛けます。
巨大ファンを取り付けると、マウンティングバーのネジが締められなくなるので最後に巨大ファンを取り付けます。
先に取り付けると、うまくいかないかもしれません。
mugen5(無限五)をマザーボードに取り付ける
LGA1151のCPUであるCore i7-8700(Coffee Lake)に「無限五 Rev.B」を取り付けました。
まずCPUを取り付ける前に、マザーボードの裏側に黒いバックプレートあてて取り付けます。
黒いバックプレートの向きはマザーボードから出ているネジの位置に合わせれば間違わないですみます。
LGA1151ソケットは、少し長めのスタッドナットAを使用してバックプレートを固定します。
スタッドナットAにマウンティングプレートを片方だけ取り付けます。
これは失敗パターンです。
両方ともマウンティングプレートを取り付けてしまうと、ソケットのバーに干渉してしまうのでCPUを取り付けた後に残りを取り付けます。
CPUをソケットに取り付けます、ソケットの出っ張りとCPUのフチが欠けている箇所を目印に取り付けると迷わずに取り付けられます。
付属している小型の注射器型の高性能グリスをCPUの上に出します。
グリスをすべて使うのは出し過ぎ・使いすぎになってしまうので注意です。
ある程度の量のグリスを薄く延ばして均一に塗ります。
グリスを薄く塗ったら、残りのマウンティングプレートを取り付けます。
マウンティングプレートのネジ穴に合わせて、ヒートシンクを取り付けます。
CPUのコアへの圧力が偏らないようにするために、ネジは片方を一気に締めるのではなく交互に徐々に締めていきます。
ネジを締めたら最後に、ファンを取り付けマザーボードのCPUファンの電源コネクタに接続してセット完了です。
まとめ|mugen5(無限五)は冷却・静音性が優秀なおすすめCPUクーラー
サイズの空冷式CPUクーラー「MUGEN5 (無限五) Rev.B」は6千円を切る価格帯ながら、冷却性能・静音性能が優秀でコスパの良いおすすめなCPUクーラーです。
簡易な水冷式CPUクーラーよりも性能は高いので、空冷式とあなどらない方が良いです。
実際に取り付けてみて耳を近づけても、アイドル時ではファンが回っていても音が聞こえないほどの静かさで納得の性能を実感しました。
寿命も13年間と長寿命ですので、13年も時間があればパソコン自体を取り替える可能性のほうが高いです。
使っているうちは壊れることは無いという設計ですので安心して使用できます。
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