どうも、ワイヤレス機器好きなまちゃです。
最近、自宅のインターネット回線の契約を変更しました。
家で無線LANを使用する機器が増えてきていたので、これを機会に無線環境を見直そうと思いました。
こういった、複数の機器を効率よく扱う為の技術に対応した「トライバンドルーター」というルーターが発売され始めました。
この記事では、スマホやスマート家電など多くの無線LAN機器を快適に使用できる「トライバンドルーター」について紹介します。
Wi-Fiに接続している機器ってどれくらいあるのかな?
我が家ではよく使う無線Wi-Fiに接続している機器だけでもこれだけありました。
- スマホ2台
- iPad
- ノートPC2台
- PS4
- PS Vita
- 任天堂Switch
- 空気清浄機
- プリンター
- HDDレコーダー
- テレビ
すべて同時に使うことは無いですが、普通の家電もインターネットを使う機器が増えてきました。
スマート家電というやつですね。
一般的なWi-Fiルーターは接続できる機器が18台くらいなので少し足りなくなりそうだなと感じてきました。
そんなお家事情におすすめな無線LANが、「トライバンドルーター」です。
トライバンドというのは、今までの主流がデュアルバンドという通信方式で2.4GHzと5.0GHzの2つの回線でした。
そこに5.0GHzの回線が1つ増えて3つの回線を持つ無線LANルーターがトライバンドルーターです。
同時に3つの回線を使えるので効率よく通信ができます。
まだ4社くらい。
2018年9月現在で個人向けのトライバンドルーターを販売しているメーカーは、BUFFALO・TP-LINK・ASUS・NETGEARの4社あります。
まだまだ対応機種も少ないです。
この記事では4社の以下のトライバンドルーターで比較します。
- バッファローの「WTR-M2133HP」
- TP-LINKの「Archer C5400」
- ASUSUの「RT-AC3200」
- NETGEARの「RBK50-100JPS」
結論としては、パソコンなど機械に詳しくない人は国内メーカーの「BUFFALO WTR-M2133HP」がおすすめです。
パソコンに詳しい・ヘビーに使いたい上級者にはハイスペックな「TP-LINK Archer C5400」がおすすめです。
何を見て選べば良いの?
トライバンドルーターに限らず、Wi-Fiルーターを選択するときの主なポイントはこちらです。
- アンテナの数と形状
- 複数機器同時機能に対応しているか
- 最大通信速度
- CPU性能
- バンド数
- 中継機の価格
- 消費電力
このポイントに沿って紹介したいと思います。
トライバンドルーターの主なスペックを一覧で比較
4台の各スペックをまとめてみました。
パソコンに詳しいあなたならこれを見るだけで十分だと思います。
トライバンドWi-Fiルーターの無線LAN最大通信速度を比較
体感的にも一番左右する重要ポイントのひとつが「通信速度」です。
値が大きくなるほど通信の速度は速くなるので、待たされる時間が短くなり快適になります。
メーカーが公表している最大通信速度は理論値ですので、この速度が本当に出るわけではありません。
しかし、この理論値が高いほど、実際の速度も高くなると考えて大丈夫です。
トライバンドWi-Fiルーター4製品の最大通信速度はこのようになっています。
TP-LINK Archer C5400は2倍以上、性能が良い!
TP-LINKが段違いに速いということがわかりますね。
一般的な光回線で1,000Mbpsくらいだよ。
TP-LINKならフル活用できる!
BUFFALOでも十分かも。
ちなみに、日本での現状最速のインターネットの光回線は、nuro光の2,000Mbpsが最速で、他の光回線が1,000Mbpsのサービスが多いです。
有線LANで対応している最大通信速度は1,000Mbpsです。
nuro光のインターネット回線の2,000Mbpsも理論値ですがTP-LINK Archer C5400ならフル活用できるということになります。
ただ、一般的な光回線は理論値で1,000Mbpsですので「TP-LINK Archer C5400」以外のトライバンドルーターでも十分だと思います。
高画質の映像を観るにはどれくらいの速度が必要?
YouTubeの4K画質でも40Mbpsあれば快適に観れるよ。
どのルーターでも快適に観れるのか!
安定した通信速度が必要が動画配信サービスでの必要な通信速度が大きいサービスはYouTubeの4K画質で40Mbpsが必要です。
動画配信サービスから見てもどのトライバンドルーターは十分な性能を問題なく発揮できます。
動画配信サービス | 必要な通信速度 |
YouTube(4K) | 40.0Mbps |
Amazon Prime Video | 3.5Mbps |
Netflix | 25.0Mbps |
U-NEXT | 3.0Mbps |
Hulu | 6.0Mbps |
トライバンドWi-Fiルーターのアンテナを比較
通信速度も大事なのですが、それと同じくらいアンテナも大事です。
アンテナで確認しておきたいポイントはアンテナの数と形状の2つです。
アンテナの性能については、以下のとおりです。
製品 | アンテナ数 | 伝送方式 |
WTR-M2133HP | 外部アンテナ 2本 内部アンテナ 4本 |
MU-MIMO |
Archer C5400 | 外部アンテナ 8本 | MU-MIMO |
RT-AC3200 | 外部アンテナ 6本 | MU-MIMO |
RBK50-100JPS | 内部アンテナ 6本 | MU-MIMO |
アンテナの数が多いと、接続する機器に安定的に電波をやり取りできて効率が良さそうなのはイメージがしやすいと思います。
もうひとつのポイントであるアンテナの形状は、アンテナが外部に出ていて向きを調整できるか、内部アンテナで向きを調整できないかが重要なポイントです。
家の外に電波を出してももったいないですしね
家にトライバンドルーターを設置する位置や接続する機器を使う部屋の環境は、人それぞれで違います。
家の真ん中に設置したり、1階の端なのか、2階なのかと家事情により、いろいろあります。
内部アンテナ型のWi-Fiルーターは周りにまんべんなく電波を送受信しますので、無駄がありますが設置は簡単ですのでパソコン機器に強くない初心者向けです。
反対にアンテナの向きを設置位置に合わせてある程度調整できる外部アンテナ型は、見た目はゴツイですが電波の向きをカスタマイズできるので効率的に使いたい方におすすめです。
BUFFALO WTR-M2133HPのトライバンドルーターは内蔵アンテナと外部アンテナのハイブリッドタイプです。
遠くの部屋で速度が必要な場合はお皿状の真ん中にある外部アンテナの向きを変えるだけなので、とても簡単で初心者におすすめです。
もっと広範囲で快適に通信したい時は中継機を使う
アンテナの向きを変えても通信速度が足りない場合は中継機を使えば解決します。
中継機は簡単に説明すると無線の延長ケーブルです。
いざという時に増設するのであらかじめ増設するときのコストを確認しておくと良いです。
NETGEARは価格が高いです。
「TP-LINK Archer C5400」と「ASUS RT-AC3200」は専用機器ではありませんが5,000~9,000円ほどで、「BUFFALO WTR-M2133HP」は9,000円位で専用の中継機が増設できます。
MU-MIMOとは?
MU-MIMOは複数の機器へ同時に通信する技術です。
複数の機器に同時に通信できるので、効率よく通信ができて待ち時間が減り快適になります。
トライバンドルーターの4製品すべて対応しているので効率よく通信してくれます。
トライバンドWi-Fiルーターの有線LANポートを比較
トライバンドのルーターに限らず、無線LANルーターでは有線LANのポート数もポイントです。
有線接続の方が無線より安定してネットに接続でき、通信速度も安定しますので、あえて有線LAN接続したい機器もあります。
各トライバンドルーターの有線LANポートの数は以下のとおりです。
どのルーターも3~4個と多いとは言えないポート数です。
有線LANの数が足りない時は別売りのスイッチングハブを買えば大丈夫です。
2000円くらいで特にルーターのメーカーと合わせる必要もありません。
簡単に増設できるので重要度は低いです
「ギガビット対応」「1,000Mbps(1Gbps)対応」と記載があるものを選択すればルーターの性能を最大限引き出すことができます。
LANケーブルは付属のものよりも「カテゴリー6(CAT6)」以上のケーブルを使用すると通信速度が落ちにくくなります。
トライバンドルーターのCPU性能を比較
ルーターの頭脳であるCPUについて比較します。
Wi-Fiルーターは、日本では通信速度が全面に出て性能をアピールすることが多いのですが、海外ではCPU性能も重要視されているそうです。
最近のWi-Fiルーターは単純にデータのやり取りをするだけではなく、セキュリティ監視やNASと呼ばれるネットワーク上の保存機能など色々な事もできるようになったり高機能化してきています。
そのため、パソコンと同じ様に頭が良ければ効率良く処理できますのでCPU性能は重要です。
CPUがデュアルコアであれば2.4GHz帯と5.0GHz帯を同時に処理できるため片方の通信を待たせること無く効率よく通信できます。
CPUの性能は以下のとおりです。
製品 | GHz数 (クロック周波数) |
コア数 |
WTR-M2133HP | 0.8GHz | 2つ(デュアルコア) |
Archer C5400 | 1.4GHz | 2つ(デュアルコア) |
RT-AC3200 | 1.0GHz | 2つ(デュアルコア) |
CPUのGHz数の数値が大きいほうが処理スピードが速くCPUの性能が良いと考えて大丈夫です。
GHzが大きいのが良いんだ!
GHzが大きいとデメリットもあるよ。
電気代が高くなる可能性があるから注意!
ただ、CPUの性能が良いという事はそのまま消費電力に繋がることが多く、電気代がかかる可能性があります。
Wi-Fiルーターは基本的に24時間起動しっぱなしですので、電気代は抑えたいところです。
各ルーターの機能で節電設定機能なども備わっているものもあります。
単純な無線LAN機能だけの使用であればCPUのGHz数はそこまで大きいものを選ぶ必要は無いです。
トライバンドルーターの接続可能な台数を比較
CPUと最大通信速度に余裕があれば接続可能なWi-Fi機器数につながり余裕ができてきます。
トライバンドルーター4製品の接続可能な機器数は以下のとおりです。
TP-LINK Archer C5400の接続可能数は2倍以上!?
他の数値と同じくこちらもメーカー公称値ですので、誤差はあると思いますがTP-LINK Archer C5400の最大64台というのは、他と差が大きいです。
他メーカーのトライバンドルーターの24~30台という値ですが、普通のWi-Fiルーターでも多くて18台くらいですので十分な対応台数です。
トライバンドルーターのサポート体制とカスタマイズ性
パソコンが苦手な人にとっては無線LANの設定は難しいです。
困った時のサポート体制も大事です。
その点、BUFFALOは国内メーカーですので説明書は日本語しかありませんし、メーカーの公式ページも日本語でわかりやすいです。
海外製メーカーも日本語の説明書も同封されていたりサポート体制は整っていますが少し壁に感じてしまうかもしれません。
上級者にはカスタマイズ性や細かい設定がしたくなります。TP-LINK Archer C5400はハイスペックなだけあって設定など色々できます。
BUFFALO WTR-M2133HPは接続先のSSIDが1だけになっていたりパソコンが苦手な人向けにシンプルなカスタマイズ性な印象です。
また、国内メーカーの最近のWi-Fiルータには「お引越し機能」があります。
対応機器同士なら簡単に設定を引っ越しすることができて便利です。
BUFFALOもお引越し機能に対応していますので、買い換える時に簡単に設定を引き継げます。
まとめ
トライバンドルーター4製品を比較してみました。
無線LANに接続する機器が増えてきて、家の無線LAN環境を改善したいならトライバンドルーターがおすすめです。
PCゲームなどでハイスペックな無線通信環境を構築したいならTP-LINK Archer C5400のトライバンドルーターがおすすめです。
パソコンに詳しくなくて、普通に動画配信やインターネットをするだけならBUFFALO WTR-M2133HPのトライバンドルーターがおすすめです。
Wi-Fiに接続する機器は年々増えていきますので複数台の接続に強いトライバンドルーターで快適な無線環境で過ごしていきましょう!
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