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Corsair 5000D をレビュー!エアフロー重視で自作しやすいPCケース

この記事ではミドルタワーケース「Corsairコルセア 5000D」をレビューしました。
エアフロー、垂直GPU、余裕の裏面配線スペース、パーツの組み込みやすさと快適なPCケースです。

PCケースはPCスペックに直接影響しないので、妥協しがちなPC周辺機器ですが、長く使うならできるだけこだわりたいパーツです。

 

Corsair 5000D」はPCパーツを組み込みやすく、カスタマイズもできる自作しやすいPCケースです。

右側面の裏面配線は余裕がある広めのスペースで、ケーブル管理もしやすくスチールドアが特長的です。

 

右側面のファンマウントを使うと、HDDや電源ユニットが使いにくくなってしまうのがデメリットかなと思いました。

 

グラボの垂直取り付けもできるし、上級者から初心者まで使いやすいPCケースとなっています。

 

 

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この記事を書いた人:まちゃ
ガジェット好き 自作PC歴20年超え スマホゲームのエンジニア アニメ・ゲーム好き

Corsair 5000D の主な仕様

Corsair 5000D」は主流の5インチオープンベイが無い、エアフロー重視のミドルタワーPCケースです。

天板パネルも外せて、裏面配線は余裕のあるスペース、SSD/HDDの組み込みやすさなど自作しやすい機能が盛りだくさんです。

 

Corsair 5000D Tempered Glassの仕様
製品名 5000D Tempered Glass
メーカー名 Corsair
対応マザーボード E-ATX / ATX / MicroATX / Mini-ITX
サイズ 横幅 245mm
高さ 520mm
奥行き 520 mm
重さ 14Kg
ドライブベイ 3.5インチ x2
2.5インチ x4
拡張スロット 7本
電源ユニット ATX (16cm~)
グラボ 最大420mm
グラボ縦置き 縦置き可能
CPUクーラー 最大170mm
筐体素材 スチール
サイドパネル 強化ガラス
天板タイプ パネル
電源ボタン位置 トップ手前
インターフェイス USB3.0 x2
USB-C x1
リセットボタン あり
その他特長 余裕ある裏面配線
ドライブかんたん着脱
天板外せる
発売日 2021年2月
参考価格 1,6000円

 

5000シリーズ一覧

Corsair 5000シリーズ
モデル名 特長 価格
5000D ノーマル 1,6000円
5000D AIRFLOW エアフロー強化 1,8000円
iCUE 5000X RGB ライティング強化
4面強化ガラス
2,1000円
iCUE 5000X RGB QL Edition 白さ強化 3,7000円

 

 

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Corsair 5000D の付属品

Corsair 5000D」には本体のケース以外に、以下の付属品が同梱されています。

  • ネジ類
  • USB3.0 L字アダプター
  • 面ファスナー x12
  • 説明書

面ファスナーは12個も付属していますが、全部は使わない量だと思います。

なぜかMBのUSB3.0コネクタの向きを変えられるL字のアダプターも付属しています。

 

ファン用のネジが豊富に付属しています。

SSDトレイに固定するネジも付属していますが、すべてのトレイに固定するほどの本数は同梱されていないのは残念でした。

 

 

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Corsair 5000D の外観

Corsair 5000D」の見た目はシンプルですが、エアフローを考えられた作りになっています。

 

フロント

フロントである前面は5.25インチのオープンベイは無いのでシンプルなフラットなパネルになっています。

 

5000シリーズの「5000D Airflow」は前面も通気性の良いメッシュ構造になっています。

 

フロントパネルの両脇はすき間が空いていて、前面から新鮮な空気を取り入れることができます。

 

トップ(天板)

トップもフロントと同じようにフラットなパネルになっていて、両脇にすき間があり空気を取り入れられるようになっています。

 

排気・吸気用のすき間は約3cmほどで けっこう広めです。

 

天板パネルが直接メッシュではないので、ホコリが積もりにくい作りです。

天板の手前に電源スイッチやUSBポートなどのインターフェースがまとまっています。

 

ボタンやUSB端子などのインターフェイスは、左から以下の順で並んでいます。

  • 電源ボタン
  • USB 3.0 x2
  • USB 3.1 Type-C
  • オーディオ
  • リセットボタン

 

5000シリーズの「5000D Airflow」は天板パネルも通気性の良いメッシュ構造になっています。

 

左 側面

左側面のパネルは全面が強化ガラスになっていて内部が見えるような作りになっています。

電源ユニットやHDD、SSDは反対の右側面から組み込みます。

 

右 側面

右側面のパネルは手前側が空気を取り入れられるメッシュ構造になっています。

 

 

リア(背面)

背面はPCIeスロットが7スロット、12cmファンが取り付けられる、よくあるケース背面です。

 

また別売りの「CORSAIR プレミアムPCIe 3.0 x16 延長ケーブル」を使うとグラボを縦置きできるようにスロットがあります。

 

ボトム(底)

底は足が4つあり、電源ユニット部分にはダストフィルターがあります。

 

ダストフィルターはケースを立てたままでも、かんたんに取り外しできます。

 

足の高さは約2cmほどでした。

 

Corsair 5000D のパネルの開け方

Corsair 5000D」の側面・天板・フロントパネルの開け方について紹介します。

基本的に工具を使わずに素手で外せる作りになっています。

 

側面パネルの外し方が便利

側面のパネルは裏側にネジと丸爪ロックで固定されています。

パネルのネジはパネルにくっついたままの状態で、パネルを開けられる作りになっているのでネジが迷子になる心配がない嬉しい作りになっています。

 

ネジをゆるめたら背面側にあるツマミを側面側に引くと開けられます。

ある程度のチカラを入れないと開けられないので、よくケースを開けるならネジを締めて固定しなくも問題なさそうです。

 

右側面のパネルのメッシュの裏にはダストフィルターがくっついていて、かんたんに取り外すことができます。

 

側面パネルのダストフィルターはマグネットも仕込まれていますが、上下の溝にフィルターを挿し込んで固定します。

 

 

フロントパネルの開け方

フロントパネルはパカッと外せるので、ラジエータやファンの交換がかんたんでダストフィルターの掃除もしやすいです。

パネルの外し方は脇のすき間に指を入れて、手前に引っ張ればかんたんに分離できます。

 

パネルのロック機構は丸爪ロックになっています。

 

フロントパネルを外すとダストフィルターが取り付けられています。

 

フロントのダストフィルターは磁石ではなく、かんたんなツマミロックでかんたんに外せます。

 

ダストフィルターを外すと前面のファンやラジエーターにアクセスできます。

 

天板パネルの開け方

天板パネルもフロントと同じように丸爪ロックで固定されています。

 

脇のすき間に指を入れて引っ張って外すことができます。

 

天板パネルを外すとダストフィルターがくっついています。

 

天板のダストフィルターはマグネットで固定されています。

 

天板のダストフィルターは、シリコン製の黄色のベロがあるので外しやかったです。

 

ダストフィルターを外すと、マザーボードの上部にアクセスできます。

 

Corsair 5000D の内部

Corsair 5000D」のパネルを外した内部を紹介します。

 

右側面

右側面のパネルを外すとフロント側は12cmファンやラジエータを取り付けてエアフローを強化できます。

 

背面側はさらにスチールドアになっていて、ケーブルが浮き上がったりしないのでパネルを閉じるときが楽チンです。

スチールドアはマグネットで固定されるので、パネルの開け閉めもしやすいです。

 

スチールドアの取り外しはかんたんで、ドアを上に持ち上げるだけで分離できます。

 

裏面配線

裏面の配線スペースは公式サイトに25mmと記載されていましたが、実測では35mmくらいはスペースがありそうです。

ゆったりスペースなのでケーブルが大量にあっても余裕そうです。

 

前面側のファンマウントの脇にメインのケーブルガイドがあります。

 

ケーブルガイドは太めの面ファスナーでケーブルを固定できます。

 

右側面のファンマウントを外すのは意外に大変です。

ケーブルガイドを外して、ケーブルガイドに隠されたネジを6個 取るとファンマウントをケースから分離できます。

 

ケースを使い始めてから外すのは面倒なので、側面にファンやラジエータを付けないなら、ファンマウントは使わない方が掃除も楽そうです。

 

背面側にもケーブルガイドがあるので、ケーブルを固定するのに役立ちます。

ただし付属の面ファスナーは、このスペースでは使いにくかったです。

 

PWMファンハブ

最大6基のファンを接続できるファンハブが搭載されています。

ファンごとに直接マザーボードへ接続するのは面倒なので、まとめて1本で済むのはありがたいです。

ファンハブへの電源供給はSATA用の電源コネクタで接続します。

 

垂直GPU

Corsair 5000D はグラボの縦置きにも対応しています。

 

別売りの「CORSAIR プレミアムPCIe 3.0 x16 延長ケーブル」を用意する必要がありますが、大型で重量級のGPUを使うなら縦置きしたほうが安定します。

 

ただし縦置き用の背面スロットは、付け外しが少し面倒なのがデメリットそうです。

まずスロットを固定するネジが上向きで背面に近いのでドライバーが回しにくかったです。それでも電動ドライバーを使うと楽ちんでした。

 

スロットを直接固定するネジを外したら、次にスライドプレートでロックするネジをゆるめる必要があります。

これでグラボの縦置きができるようになります。

 

ケース内での準備は、まずシュラウドの上にスペーサーネジを2箇所に取り付けます。

 

次に「CORSAIR プレミアムPCIe 3.0 x16 延長ケーブル」をネジで固定すれば準備完了です。

 

最後にグラボを取り付ければ、縦置き作業は完了です。

 

 

シュラウドスペース

Corsair 5000DはMBと電源ユニットを組み込む部屋が別れているシュラウドがあります。

シュラウドのスペースはプラスチック製のパーツで変更できます。

 

 

シュラウドを広く使いたいなら、デフォルトのパーツを使います。

 

デフォルトのパーツでもフロントのファンマウントとの距離は6cm以上のスペースがあります。

 

サイドパネルやフロントにラジエーターなどの冷却装置を組み込むなら、L字のパーツでフロント側のスペースを確保すると快適そうです。

 

L字パーツだとHDDケージと電源ユニットのスペースがギリギリになってしまうのがデメリットです。

 

拡張スロットのネジ

7本の拡張スロットのネジ外しは、ケースの端がくぼんでいるのでドライバーが使いやすくなっています。

 

ネジに対して真っすぐにネジを回せるのが良い作りです。

 

SSD・HDDの取り付け方法

Corsair 5000D」へのHDDやSSDの取り付けられる場所と、取り付け方法について紹介します。

 

SSDの取り付け

2.5インチ用のトレイは裏に3つ並んで取り付けることができます。

 

さらにマザーボードアクセサリートレイに1台SSDを取り付けられます。

 

SSDの取り付けにはドライバーとネジが必要ですが、机など広いスペースでトレイとネジを固定できるので作業はしやすいです。

 

専用トレイの裏からネジで固定します。

 

SSDを取り付けたトレイは手回しネジでケースへ固定します。

 

SSD専用トレイは3つしか付属していませんが、電源ユニットの上のシュラウドにも2台固定できます。

グラボを縦置きしないなら、MB近くにSSDを固定するのもアリかもしれません。

 

HDDの取り付け

3.5インチのHDDは最大3台取り付けることができます。

シュラウド内の2台のHDDケージへはネジを使わずに取り付けられるのが便利です。

 

HDD用トレイには内側の側面にHDDのネジ穴に刺すため出っ張りがあります。

 

ネジ穴に合わせて専用トレイと固定します。

 

トレイとHDDをドッキングさせたら、HDDケージにトレイを差し込めば取り付け完了です。

 

仕様には記載されていないようですが、マザーボードアクセサリトレイにもHDDを固定することができました。

裏面スペースは広めなので、スチームドアもちゃんと閉じられるので問題なく使えそうです。

 

HDDケージとケース側面のスペースは5cm以上空いているのでL字ケーブルを使わなくてすむ余裕の配線スペースです。

 

HDDケージ

HDDケージはシュラウド内でフロント側へずらすこともできますし、完全に分離できるのでHDDを使わないなら使わないのもアリです。

 

素手かラジオペンチなどでネジをゆるめる必要があるので、電源ユニットを固定する前に位置を決めるのがおすすめです。

 

背面側に配置するとプラグイン式の電源ユニットだとケーブルの抜き差しは不可能なスペースになってしまいます。

 

フロント側にHDDケージを移動させれば、プラグイン式の電源ケーブルも抜き差しできます。

 

ただし、右側面のファンマウントと被ってしまうので共存は難しい点には要注意です。

 

前面のシュラウドスペースのL字パーツも使えないので、こちらのパーツとは共存は無理そうです。

 

電源ユニット関連(PSU)

Corsair 5000D」のシュラウド内にあるHDDケージを一番背面側に設置した場合、電源ユニットのスペースは 16cm ほどになります。

 

ATX電源ユニットの「Antec NeoECO NE750G M」を搭載してみると、プラグインケーブルを抜き差しできないスペースしかありませんでした。

 

HDDケージを一番フロント側に配置すると、25cm ほどのかなりスペースに余裕ができます。

 

電源ユニットを組み込んだままでもプラグインケーブルの抜き差しができるスペースです。

 

MBの取り付け

Corsair 5000D」はラジエーターや5インチのオープンベイもないので、かなりスッキリした感じでMBを組み込めます。

 

ATXサイズのMBなら天板周りのスペースは、けっこう広めに空いています。

 

天板パネルも取り外せるので、刺しにくいCPU補助電源ケーブルも手こずらずに抜き差しできます。

 

下側のシュラウドとMBの端が近いので、SATAコネクタは少し抜き差ししにくい感じでした。

 

フロント側のメイン電源コネクタ付近は、裏面から配線でスッキリした見た目になります。

 

SwitchBot で電源を入れる

Wake On LAN(WOL)という機能でリモートでPCの電源を入れることもできますが、無線LANでは難しかったり、セキュリティ上の問題で難しくなっています。

物理的な解決方法として、SwitchBot に電源ボタンを押してもらう方法があります。

Corsair 5000D に取り付けてみたところ、天板パネルにも干渉しないし何の問題もなくSwitchBotで操作できます。

これで電源ボタンが少し押しにくい場所にPCケースを設置できます。

 

Corsair 5000D のレビューまとめ

「Corsair 5000D」は自作PC初心者から上級者まで使いやすいPCケースです。

パーツの組み込みやすさ、エアフロー、ケーブル管理のしやすさと満足度が高いです。

個人的にはHDD・SSDのドライブをかんたんに交換できる作りなのが気に入っています。

自由度の高い自作PCケースを探しているならおすすめのケースです。

 

 

それでは、今回はこれまで。

お読みいただき、ありがとうございました。

この記事で紹介したPCケース

 

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