ヘリウム充填タイプのHDDは消費電力・静音・温度・速度・長寿命が良いので魅力でした。10TBを超えるHDDならコスパ良いモデルです。
東芝「MN07ACA12T」「MN07ACA14T」は、ヘリウム充填タイプの大容量HDDです。
価格は少し高めですが消費電力が低く、温度も低く、転送速度も速いHDDとなっています。
WESTERN DIGITALの大容量HDDと迷いましたが、WDはニュースにもなって少し気になったので今回は東芝HDDを選びました。
東芝HDDも1TB単価が安いのが揃っていて中々でした。
この記事では「【レビュー】東芝ヘリウムHDD MN07ACA14T、MN07ACA12T」について紹介します。
東芝HDD MNシリーズのラインナップまとめ
東芝HDD「MN07ACA12T」「MN07ACA14T」「MN08ACA16T」は、新しい技術のヘリウム充填タイプです。
HDDの内部を空気ではなくヘリウムにすることで、内部ディスクの抵抗を減らして消費電力や温度の上昇を抑えることもできます。
価格は高くなってしまいますが、HDDの寿命も延びたりメリットが多いのがヘリウム充填タイプです。
東芝MNシリーズはヘリウム充填と従来の空気充填タイプがラインナップされている、NAS向きのHDDです。
型番 | 記憶容量 | 参考価格 | 1TB単価 | 内部気体 | 消費電力 | データ転送速度 | バッファサイズ |
---|---|---|---|---|---|---|---|
MN08ACA16T | 16 TB | 50,000円 | 3,125円 | ヘリウム充填 | 4.03 W | 262 MiB/s | 512 MiB |
MN07ACA14T | 14 TB | 37,000円 | 2,643円 | ヘリウム充填 | 4.54 W | 248 MiB/s | 256 MiB |
MN07ACA12T | 12 TB | 31,000円 | 2,583円 | ヘリウム充填 | 4.26 W | 242 MiB/s | 256 MiB |
MN06ACA10T | 10 TB | 26,000円 | 2,600円 | 空気充填 | 7.15 W | 237 MiB/s | 256 MiB |
MN06ACA800 | 8 TB | 20,000円 | 2,500円 | 空気充填 | 6.33 W | 230 MiB/s | 256 MiB |
MN05ACA800 | 8 TB | 19,000円 | 2,375円 | 空気充填 | 6.2 W | 230 MiB/s | 128 MiB |
MN05ACA600 | 6 TB | 15,000円 | 2,500円 | 空気充填 | 6.7 W | 230 MiB/s | 128 MiB |
MN04ACA400 | 4 TB | 11,000円 | 2,750円 | 空気充填 | 5.2 W | 195 MiB/s | 128 MiB |
東芝MN07ACA12Tの速度
東芝HDD「MN07ACA12T」のデータ転送速度をCristalDiskMarkで計測してみました。
公式値での転送速度は253MB/sで、実際に計った結果は読み出しは251MB/s、書き込みは246MB/sと想定通りの数値が出ました。
SSDと比べれば遅いですが、HDDなら中々の速度です。
計測は3回ほど計ってみましたが、特にブレもなく安定して速度が出ました。
読み出し | 書き込み | |
1回目 | 251MB/s | 246MB/s |
2回目 | 252MB/s | 246MB/s |
3回目 | 250MB/s | 245MB/s |
平均 | 251MB/s | 246MB/s |
東芝MN07ACA12Tの温度
東芝HDD「MN07ACA12T」はHDD内部をヘリウムで満たしているということで、温度も上がりにくいのも特長の1つです。
パソコンのエアフローは頑張っている方ではありませんが、アイドリング状態で29℃から30℃前半くらいと低めです。
東芝MN07ACA12Tの騒音
東芝HDD「MN07ACA12T」のAmazonレビュー記事を購入前に読んだら、音が気になると書き込みがあったので少し気になっていました。
実際にパソコンと繋いでパソコンケースのフタを締める前に、耳を近づけてみましたが特に気になりませんでした。
CPUやケースのファンの方が聞こえるくらいの大きさです。
レビュー記事はもしかしたらヘリウム充填HDDではなく、空気充填のHDDだったのかもしれません。
東芝MN07ACA12Tの外観
東芝HDD「MN07ACA12T」の外観は、シンプルな金属の箱といった感じです。
白ラベルの文字だけシールのシンプルさが特長的です。
裏面はコネクタよりの半分が青色基盤のよくあるSATA HDDです。
側面に3つネジ穴があります。
背面にはSATA電源コネクタ、SATAデータコネクタがあります。
重さ
公式サイトなどの重さは720gと記載されていましたが、計測したところ674gと50gほど軽かったです。
HDDを組み込むときにやっていること
PCケース内に組み込むSSDやHDDの台数が少ないとあまりないですが、どの物理ドライブが何ドライブかわからなくなります。
HDDを交換する時に外すドライブが分からないとやっかいです。
迷わないように付箋のノリ付けされている部分にドライブ文字を書いて貼るのが手っ取り早いです。
ケーブルを接続する面などに貼っていますが、何もせずに見える位置に貼ると便利です。
MN07ACA12T レビューまとめ
この記事では「【レビュー】東芝ヘリウムHDD MN07ACA14T、MN07ACA12T」について紹介しました。
ここ数年はHDDは、WDかシーゲートを選ぶことが多かったので東芝を選んだのは久しぶりでした。
10TBを超えるHDDも1TB単価が下がってきましたし、NASなどの大容量な保存先にMN07ACA14T、MN07ACA12Tを選ぶのは良さそうです。
ヘリウム充填タイプは消費電力も低いし、寿命が長いので在宅作業が増えた環境にもピッタリな性能となっています。
それでは、今回はこれまで。
お読みいただき、ありがとうございました。
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