ヤマハのハイエンドモデルでノイズキャンセリング機能を搭載し、音質はクリアで中高域が得意な印象のイヤホンでした。
通勤・通学・作業中に音楽を楽しむとき、ケーブルを全く使わない完全ワイヤレスイヤホンは、一度使ってみると普通のイヤホンには戻れないほど快適になります。
カバンからの出し入れも簡単ですし、周りにケーブルが引っかかる心配も無いので楽ちんです。
愛用している必須ガジェットの1つです。
「YAMAHA TW-E7A」は、毎日の充電が快適になるワイヤレス充電に対応している完全ワイヤレスイヤホンです。
通勤・通学など毎日のように使うなら、かなり快適になります。
充電の快適さは大切です
音質はクリアで重低音は抑えられて、中・高域が聴きやすい音質で、音質面は問題ないレベルです。
ノイズキャンセリング機能も付いていますが、そこまで強力ではないので期待しすぎないほう吉です。
またイヤホンの収納に少しコツがいるので、中級者以上向けといったイヤホンとなっています。
この記事では「【TW-E7A レビュー】微妙?ノイキャン付YAMAHAの完全ワイヤレスイヤホン」について紹介します。
YAMAHA TW-E7A の特長
YAMAHAといえば楽器やオーディオ機器など、知らない人はいないほどの老舗のオーディオメーカーです。
そんなYAMAHAの TW-E7A は、以下のような特長を持った完全ワイヤレスイヤホンです。
- ワイヤレス充電(Qi)対応
- クリアな音質
- ノイズキャンセリング機能付き
- 防水対応
- USB-Cケーブルで充電
- 最大7時間連続再生
- ケース込みで28時間再生
- 価格は2万円台
YAMAHA TW-E7Aは音質やワイヤレス充電に対応している点は優秀だと思います。
ノイズキャンセリング機能付きなので期待していたのですが、AirPods ProやSONY WF-1000XM3ほど精度は高くなかったのが残念でした。
ノイズをあまり気にしないところで聴くなら、使いやすいのかなと思います。
YAMAHA TW-E7A の同梱物
「YAMAHA TW-E7A」には、以下の付属品が同梱されています。
- 充電ケース
- イヤホン本体
- USB-Cケーブル(約35cm)
- キャリングポーチ
- イヤーチップ(5種類)
- スリーブ(3種類)
- マニュアル
耳の穴に入れるイヤーチップは、「SS / S / M / L / LL」の5種類と充実したサイズがそろっています。
柔らかいシリコン製です
耳にイヤホンを装着しているときのズレを防ぐためのスリーブは、「S / M / L」の3種類が付属しています。
充電ケースはワイヤレス充電にも対応していますが、USB-Cケーブルでも充電可能なのでUSB-Cケーブルが1本付属しています。
USB-Cケーブルの長さは約35cmで少し短めですが、持ち運びやすい長さです。
充電ケースを楽々持ち歩くためのキャリングポーチが1つ付属しています。
向きを気にせず、余裕をもって収納できるサイズです。
YAMAHA TW-E7A の外観
「YAMAHA TW-E7A」の防水性能はIPX5の防水性能で、運動での汗や小雨の中でも問題なく音楽を楽しめる防水規格に対応しています。
防水規格IPX5とは
「あらゆる方向からの噴流水による有害な影響がない(防噴流形)」
という国際的に決められた基準の水の侵入に対する指標です。
日本での防水規格自体は「電気機械器具の外郭による保護等級(JIS C 0920)」で定められています。
イヤホンの右・左 を見分ける方法
YAMAHA TW-E7Aはイヤホンの裏側の充電端子の近くに「L(左)」と「R(右)」が分かるようにプリントされています。
スレーブを外しても同じ位置に、左右が刻印されています。
音楽再生中のLEDランプ
YAMAHA TW-E7Aは音楽を再生中など、音がなっているときはLEDランプは点灯しないです。
イヤホンのLEDランプは裏側についているので、装着中は周りから見えないようになっています。
充電ケースの外観
YAMAHA TW-E7Aの充電ケースは、反射すような光沢がないマットな質感で手触りが気持ちよいです。
開ききった状態ではフタが固定されないので、収納・取り出し中に勝手に閉じることもある作りなのが少し残念でした。
磁力が弱いのと穴の形状が悪いせいで、イヤホンを収納しても充電がスタートしないことがしばしばあるので要注意です。
うまく充電端子が重ならないことが多いので、収納時にLEDランプが点灯して充電が開始したか確認したほうが良いです。
ユーザーガイドに記載されているように浮いてしまいます。
設計ミスなのでは?
充電ケースの裏側にUSB-C端子があるので、付属のUSBケーブルなどを使って充電することができます。
ワイヤレス充電もできます
ケースの底はツルッとしていて滑り止めも無い作りなのが少し残念でした。
YAMAHA TW-E7A の大きさと重さ
「YAMAHA TW-E7A」は直方体で、手のひらに乗るコンパクトさです。
ポケットに入れるにはキツそうですが、カバンには収納しやすい形です。
大きさ
YAMAHA TW-E7Aの充電ケースの大きさは、横7.7cmの直方体っぽい形状です。
充電ケースの縦幅は約3.7cmです。
充電ケースの高さ・厚さは約4cmです。
重さ
YAMAHA TW-E7Aのイヤホンの重さは片耳1つだけでは 約6.6g で、両耳あわせると 約13g になります。
他社の完全ワイヤレスイヤホンでも4~6gくらいの製品が多いので、重いわけでは無いです。
スマホよりも軽いです。
YAMAHA TW-E7Aの充電について
「YAMAHA TW-E7A」の充電ケースへの充電は、Androidスマホでも使う汎用性の高いUSB-Cケーブルで充電ができます。
USB-Cは最近のAndroidスマホなら対応しているので、ケーブルを統一できてスッキリします。
USB-Cは向きを気にしなくて良いケーブルです
ワイヤレス充電(Qi)に対応
「YAMAHA TW-E7A」の他メーカーと大きい違いは、充電方法がUSB-Cケーブルと、ワイヤレス充電(Qi)でできるところです。
置くだけなので、毎日の充電も快適になります。
イヤホンの充電状態の確認方法
イヤホン本体への充電中は、本体の横にあるLEDランプが赤色に点灯し、ケース中央と背面のLEDがオレンジ色に点灯します。
充電が完了するとLEDランプが消灯します。
イヤホン本体のバッテリー残量の確認方法は、電源をオンにしたときに流れる音声で確認できます。
- Battery High(バッテリー・ハイ):残量多
- Battery Medium(バッテリー・ミディアム):残量中
- Battery Low(バッテリー・ロー):残量少
充電ケースの充電状態の確認方法
充電ケースの電池残量を目で見て確認する方法は、残念ながらないようです。
外出してるときにパット見で確認できないのは、少し不便でした。
YAMAHA TW-E7A のバッテリー性能
完全ワイヤレスイヤホンの弱点の1つには、再生時間の短さ(バッテリー性能)があります。
イヤホン本体が小型なので搭載できるバッテリーにも限界があります。
そんな中2019年では性能も向上し、より省電力機能や接続の安定性が強化されたモデルが発売されました。
2019年に発売されたモデルでは、イヤホン単体での連続再生時間は5~6時間ほどの製品が多い印象でした。
1度に7時間連続再生できる
YAMAHA TW-E7A は、イヤホン単体で1度に連続で7時間使うことができます。
専用の充電ケースとあわせて使うことで最大28時間の使用ができるので、1~2日くらいなら充電無しで使えそうです。
YAMAHA TW-E7Aのペアリング方法
「YAMAHA TW-E7A」は一度ペアリング作業をしてしまえば、次からは充電ケースから取り出すだけで自動的に接続してくれます。
取り出すだけで、すぐに音楽を聴けるのは便利です
「YAMAHA TW-E7A」 ペアリング方法はとても簡単です。
この記事では、iPhoneを使ってペアリング方法について紹介します。
- STEP 1
- STEP 2
- STEP 3
- STEP 4
- STEP 5
- STEP 6
- STEP 7
次からはケースから取り出すだけで使えます
一度ペアリングしてしまえば、イヤホンを充電ケースから取り出すだけで自動的に接続してくれるのは本当に便利です。
毎回ペアリング作業をすることなく、すぐに音楽を聴くことができるようになるのは使っていて快適です。
ただ他のイヤホンと比べて、接続までが少し遅い気がしました。
YAMAHA TW-E7Aの音質と操作
「YAMAHA TW-E7A」のイヤホン操作はタッチ式ではなく、ボタン式となっています。
ボタン式は押した感がるので、操作が確実にできるのがメリットです。
イヤホン操作がしやすい
音質
YAMAHA TW-E7A を実際に聞いてみた感じでは、音がクリアに聴こえて中・高域がよく聴こえて低域は抑えられている音質でした。
実際にサウンドチェックをしてみると、低域が抑えられていました。
ノイズキャンセリング機能
YAMAHA TW-E7A はAirPods ProやSONY WF-1000XM3のようにノイズキャンセリング機能があります。
しかし残念ながらノイキャンの性能は弱く、あまり効果を実感できませんでした。
イヤホン自体の遮音性はそれなりにあるので、ノイキャンに期待しすぎないほうが良いと思います。
もしかしたらアップデートで性能が上がるかもしれませんので、それに期待したいです。
ノイキャンの切替方法は左側ボタンを連続3回押すごとに、「ノイズキャンセリング」「アンビエント(外音取り込み)」「外音コントロールオフ」にモードを切り替えることができます。
外音取り込み(アンビエント)機能
イヤホン装着していても周りの音を聞きやすくする「外音取り込み(アンビエント)機能」も搭載しています。
オンにしていると、周囲の音をひろってくれるので、駅のアナウンスや会話がしやすくなって便利になる機能です。
こちらもノイキャン同様に少し大きくなるくらいの感覚でした。
音の遅延
スマホアプリ(ソシャゲ)でも完全ワイヤレスイヤホンを使用するので、音質以上に大事にしている要素が音の遅延です。
iPhone XS Max で試してみましたが、YAMAHA TW-E7Aはキャラクターボイスとテキストのタイミング、SEなどもズレが無く遅延を感じませんでした。
YouTubeで動画を見ても人の口パクと声がズレるなどの、違和感も無かったです。
音がズレる感じは無かったです
音楽を再生中のイヤホン操作
YAMAHA TW-E7Aは、イヤホン単体で再生/一時停止・曲移動・音量調整ができます。
基本的な操作ができるので、スマホを取り出して操作する必要はないです。
- 音楽を 再生 / 一時停止
- 左・右 どちらか1回押す
- 次の曲へ
- 右 2秒押す
- 前の曲へ
- 左 2秒押す
- 音量を上げる
- 右 2回連続で押す
- 音量を下げる
- 左 2回連続で押す
- ノイキャン切り替え
- 左 3回連続で押す
電話系とその他の操作
YAMAHA TW-E7Aは電話に出たり、通話を終了させたり、着信拒否もイヤホン単体で操作ができます。
またイヤホン本体の電源をONにしたりOFFにすることも可能です。
- イヤホンの電源を入れる
- 左・右 2秒間長押し
- イヤホンの電源を切る
- 左・右 5秒間長押し
- 電話に出る
- 右 着信中に1回押す
- 電話を切る
- 右 通話中に1回押す
- 着信を拒否する
- 右 着信中に2秒押す
YAMAHA TW-E7A レビューまとめ
この記事では「【TW-E7A レビュー】微妙?ノイキャン付YAMAHAの完全ワイヤレスイヤホン」について紹介しました。
YAMAHAの完全ワイヤレスイヤホンを使うのは、TW-E7A が初めてでした。
音質の好き嫌いは人によって異なりますが、音がクリアで中・高域が聴きやすいので音質は問題ないと思います。
ノイキャン性能が弱い点やイヤホンの収納にコツがいる点は少し残念でしたが、ワイヤレス充電ができるところはポイントが高いです。
それでは、今回はこれまで。
お読みいただき、ありがとうございました。
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