Windowsへログイン後にスタートアップ時に実行されるプログラムなどと同時にサービスも読み込まれ起動します。
サービスごとに起動時間は異なりますが、ログイン時に自動で起動されるサービスの数が多いほどWindowsの起動と動作は重くなります。
サービスを減らせば、高速&軽くなる
人によっては使わない機能も自動で起動される場合があるので、不要なサービスは「無効」か「手動」にしておくのがおすすめです。
- 無効にしても構わないサービス一覧
- サービスを無効化する方法
- 無効化して問題ない各サービスの説明
- ActiveX Installer (AxInstSV)
- Certificate Propagation
- Connected User Experiences and Telemetry
- Distributed Link Tracking Client
- Distributed Transaction Coordinator
- Downloaded Maps Manager
- Fax
- Function Discovery Provider Host
- Function Discovery Resource Publication
- Geolocation Service
- Internet Connection Sharing (ICS)
- Microsoft App-V Client
- Microsoft iSCSI Initiator Service
- Net.Tcp Port Sharing Service
- Offline Files
- PNRP Machine Name Publication Service
- Remote Registry
- Routing and Remote Access
- Shared PC Account Manager
- Smart Card
- Smart Card Device Enumeration Service
- Smart Card Removal Policy
- SNMP トラップ
- UPnP Device Host
- Windows Media Player Network Sharing Service
- Xbox Live Auth Manager
- Xbox Live セーブ データ
- Xbox Live ネットワーキング サービス
- タイム ゾーンの自動更新機能
- 市販デモ サービス
- 不要なサービスは無効化して高速化&軽くする
無効にしても構わないサービス一覧
不要なサービスには、以下のようなサービスがあります。
最初から無効になっている場合もありますが、自動起動する設定になっているなら、「無効」「手動」を検討しても良いかもしれません。
- ActiveX Installer (AxInstSV)
- 昔のWebページで使われていたコンテンツ技術の再生プログラム
- Certificate Propagation
- スマートカードを使わないなら不要
- Connected User Experiences and Telemetry
- Microsoftに品質向上の情報を送信されなくなる
- Distributed Link Tracking Client
- 共有フォルダー内のショートカット元ファイルの移動追跡
- Distributed Transaction Coordinator
- 複数のパソコンやDBを一つの処理とみなす機能
- Downloaded Maps Manager
- 「マップ」を使わないなら不要
- Fax
- Faxを送受信しないなら不要
- Function Discovery Provider Host
- ネットワーク内の他のパソコンを検索する機能
- Function Discovery Resource Publication
- ネットワーク内の他のパソコンを検索する機能
- Geolocation Service
- 位置情報を使わないなら不要
- Internet Connection Sharing (ICS)
- パソコンをルーターとして使わないなら不要
- Microsoft App-V Client
- アプリケーションの仮想化機能
- Microsoft iSCSI Initiator Service
- iSCSIドライブを使わないなら不要
- Net.Tcp Port Sharing Service
- 1つの通信ポートを複数のプロセスで共有する機能
- Offline Files
- 共有フォルダー内のファイルキャッシュをメンテナンスするための機能
- PNRP Machine Name Publication Service
- P2Pアプリを使わないなら不要
- Remote Registry
- リモートユーザーがレジストリを変更できる機能
- Routing and Remote Access
- 企業向けのルーティングサービス用の機能
- Shared PC Account Manager
- パソコン間でアカウント情報を共有する機能
- Smart Card
- スマートカードを使わないなら不要
- Smart Card Device Enumeration Service
- スマートカードを使わないなら不要
- Smart Card Removal Policy
- スマートカードを使わないなら不要
- SNMP トラップ
- 企業向け機能。SNMPプロトコルでネットワーク上の機器を監視するために使う。
- UPnP Device Host
- UPnPデバイスを使わないなら不要
- Windows Media Player Network Sharing Service
- Windows Media Playerの共有機能
- Xbox Live Auth Manager
- XBOXでゲームしないなら不要
- Xbox Live セーブ データ
- XBOXでゲームしないなら不要
- Xbox Live ネットワーキング サービス
- XBOXでゲームしないなら不要
- タイム ゾーンの自動更新機能
- 日本だけで使うなら不要
- 市販デモ サービス
- 店頭で市販用のデモ画面を表示する機能
もしかしたら使うかもしれないサービスは「手動」にしておくのがオススメです。
サービスを無効化する方法
Windows起動時に自動で立ち上がるサービスは、コンピュータの管理画面から各サービスごとに選んで設定できます。
完全に使わないサービスは「無効」に、もしかしたら必要かもしれないものは「手動」にしておきます。
- STEP 1
- STEP 2
- STEP 3
すでに無効化されているサービスもあるかもしれませんが、自動起動になっているなら高速化のチャンスです。
無効化して問題ない各サービスの説明
コンピュータの管理画面の各サービスの説明を引用して紹介します。
説明文を読んで不要か必要か判断すると、選びやすいと思います。
ActiveX Installer (AxInstSV)
インターネットからの ActiveX コントロールのインストールに対し、ユーザー アカウント制御により検証を行い、グループ ポリシー設定に基づいて ActiveX コントロールのインストールを管理します。このサービスはオンデマンドで開始され、無効になっている場合、ActiveX コントロールのインストールはブラウザーの既定の設定に従って行われます。
Certificate Propagation
ユーザー証明書とルート証明書をスマート カードから現在のユーザーの証明書ストアにコピーし、スマート カードがスマート カード リーダーに挿入されたときに検出します。また、必要に応じてスマート カード プラグ アンド プレイ ミニドライバーをインストールします。
Connected User Experiences and Telemetry
Connected User Experiences and Telemetry サービスを使用すると、アプリケーション内エクスペリエンスと接続ユーザーのエクスペリエンスをサポートする機能が有効になります。また、[フィードバックと診断] で診断と使用状況に関するプライバシー オプション設定が有効になっている場合、このサービスは、イベント ドリブン方式による診断情報および使用状況情報の収集と送信も管理します (これらの情報は、Windows プラットフォームのエクスペリエンスと品質を向上するために使用されます)。
Distributed Link Tracking Client
ネットワーク内またはコンピューターの NTFS ボリューム間のリンクを管理します。
Distributed Transaction Coordinator
データベース、メッセージ キュー、またはファイル システムなど、複数のリソース マネージャーに分散されたトランザクションを調整します。このサービスが停止すると、これらのトランザクションは開始できません。このサービスが無効な場合は、このサービスに依存するサービスは開始できません。
Downloaded Maps Manager
ダウンロード済みの地図へのアプリケーション アクセスを提供する Windows サービスです。このサービスは、ダウンロード済みの地図にアクセスするアプリケーションによってオンデマンドで開始されます。このサービスを無効にすると、アプリケーションから地図にアクセスできなくなります。
Fax
このコンピューターまたはネットワーク上にある FAX リソースを利用して、FAX を送信したり受信したりできます。
Function Discovery Provider Host
FDPHOST サービスは、機能探索 (FD) ネットワーク探索プロバイダーをホストします。これらの FD プロバイダーは、SSDP (Simple Services Discovery Protocol) および WS-D (Web Services – Discovery) プロトコルにネットワーク探索サービスを提供します。FDPHOST サービスを停止または無効にすると、FD を使用する場合にこれらのプロトコルでネットワーク探索が機能しなくなります。このサービスを利用できない場合、FD を使用し、SSDP および WS-D の探索プロトコルに依存するネットワーク サービスは、ネットワーク デバイスやリソースを発見できなくなります。
Function Discovery Resource Publication
このコンピューターおよびこのコンピューターに接続されているリソースを公開して、ネットワーク上で検出できるようにします。このサービスを停止するとネットワーク リソースは公開されなくなり、ネットワーク上の他のコンピューターがこれらのリソースを検出されなくなります。
Geolocation Service
このサービスは、システムの現在の位置を監視し、ジオフェンス (イベントが関連付けられた地理的位置) を管理します。このサービスを無効にすると、アプリケーションでジオフェンスの通知を利用したり受信したりすることができなくなります。
Internet Connection Sharing (ICS)
ホーム ネットワークまたは小規模オフィスのネットワークに対してネットワーク アドレスの変換、アドレスの指定、名前解決、およびアタックの防止のサービスを提供します。
Microsoft App-V Client
Manages App-V users and virtual applications
Microsoft iSCSI Initiator Service
このコンピューターからリモート iSCSI ターゲット デバイスへのインターネット SCSI (iSCSI) セッションを管理します。このサービスが中止された場合、このコンピューターは ISCSI ターゲットにログインまたはアクセスできなくなります。このサービスが無効にされている場合、明示的にそれに依存しているすべてのサービスの開始が失敗します。
Net.Tcp Port Sharing Service
net.tcp プロトコル経由で TCP ポートを共有する機能を提供します。
Offline Files
オフライン ファイル サービスは、オフライン ファイル キャッシュのメンテナンス活動の実行、ユーザーのログオンおよびログオフ イベントへの応答、パブリック API の内部の実装、およびオフライン ファイル活動やキャッシュ状態の変化に興味を持つユーザーに対する興味深いイベントのディスパッチを行います。
PNRP Machine Name Publication Service
このサービスにより、ピア名解決プロトコルを使用してコンピューター名が公開されます。netsh のコンテキスト ‘p2p pnrp peer’ で構成を管理できます。
Remote Registry
リモート ユーザーがこのコンピューターのレジストリ設定を変更できるようにします。このサービスが停止している場合は、このコンピューターのユーザーのみがレジストリを変更できます。このサービスを無効にすると、このサービスに明示的に依存するすべてのサービスを開始できなくなります。
Routing and Remote Access
企業ユーザーのために、ローカル エリア ネットワークとワイド エリア ネットワーク環境でのルーティング サービスを提供します。
Shared PC Account Manager
Manages profiles and accounts on a SharedPC configured device
Smart Card
このコンピューターで読み取られたスマート カードへのアクセスを管理します。このサービスが停止されると、このコンピューターではスマート カードを読み取れなくなります。このサービスが無効にされると、このサービスに明示的に依存しているサービスはすべて開始できなくなります。
Smart Card Device Enumeration Service
指定されたセッションにアクセスできるすべてのスマート カード リーダーのためにソフトウェア デバイス ノードを作成します。このサービスを無効にすると、WinRT API はスマート カード リーダーを列挙できなくなります。
Smart Card Removal Policy
ユーザー デスクトップからスマート カードを引き抜いたときにデスクトップをロックするよう、システムを構成できます。
SNMP トラップ
ローカルまたはリモートの簡易ネットワーク管理プロトコル (SNMP) エージェントによって生成されたトラップ メッセージを受信して、このコンピューター上で実行されている SNMP 管理プログラムに転送します。このサービスが停止している場合は、このコンピューター上の SNMP ベースのプログラムは SNMP トラップ メッセージを受信しません。このサービスが無効になっている場合は、このサービスに明示的に依存しているすべてのサービスは開始できなくなります。
UPnP Device Host
このコンピューター上での UPnP デバイスのホストを可能にします。サービスを停止すると、ホストされている UPnP デバイスは機能しなくなり、ホストされるデバイスを追加することもできません。サービスを無効にすると、明示的にこのサービスに依存しているサービスは開始できなくなります。
Windows Media Player Network Sharing Service
ユニバーサル プラグ アンド プレイを使用して、Windows Media Player ライブラリを、ネットワーク接続された他のプレーヤーやメディア デバイスと共有します
Xbox Live Auth Manager
Xbox Live との互換性を可能にするために認証や認証サービスを提供します。サービスが停止した場合、正常に機能しないアプリケーションがあります。
Xbox Live セーブ データ
このサービスを使用すれば、Xbox Live セーブ可能なゲームのセーブ データを同期できます。サービスが停止した場合、ゲームのセーブ データは Xbox Live にアップロードやダウンロードされません。
Xbox Live ネットワーキング サービス
このサービスは、Windows.Networking.XboxLive アプリケーション プログラミング インターフェイスに対応しています。
タイム ゾーンの自動更新機能
システムのタイム ゾーンを自動的に設定します。
市販デモ サービス
デバイスが市販デモ モードの間、市販デモ サービスによってデバイスの動作が制御されます。
不要なサービスは無効化して高速化&軽くする
高機能なWindows10ですが使わないサービスは、無効化または手動起動にしておくのがおすすめです。
起動するサービスを減らすことができれば、起動が高速化し、動作が軽くなる可能性が高くなります。
低スペックなPCやコスパの良いノートパソコンなら体感的にも、挙動が改善すると思います。
それでは、今回はこれまで。
お読みいただき、ありがとうございました。
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