最近、注目されつつある新しいガジェットの首掛けスピーカー(ウェアラブルネックスピーカー)で一番有名なのはソニーのウェアラブルネックスピーカーだと思います。
アメトークの家電芸人でも紹介されたソニーのウェアラブルネックスピーカーである、このモデルが一番有名でしょうか。
私はよく作業しながらテレビを見ているので、テレビのスピーカーに耳を向けていなくても近くで音を聞くことができるウェアラブルネックスピーカーは便利そうだと思い買ってみました。
ただ調べてみると、ソニーのウェアラブルネックスピーカーは音は良いけれど重さが約330gと少し重いことが気になりました。
重いと長時間使っているうちに、肩こりなどにつながりそうで使いにくいかなと思いました。
雑誌の家電批評などを見ていると、SHARPのAQUOSサウンドパートナー「AN-SS1」は重さが88gとソニーのスピーカーの4分の1の重さでスマホぐらいの軽さです。
ただし、ソニーよりは音質は少し劣るそうです。
- 小型
- 軽量(88g)
- 14時間の連続使用
- Bluetooth送信機付き
- 音質性能は高くない
AN-SS1の後継モデル「AN-SS2」が発売されています。
ワイヤレス技術などが向上した新モデルAN-SS2のレビューもあわせてチェックしてみてください。
SHARP AQUOSサウンドパートナー「AN-SS1」付属品
SHARP AQUOSサウンドパートナー「AN-SS1」には、以下の付属品などが同梱されています。
- USB延長ケーブル
- マイクロUSB充電ケーブル
- Bluetooth 送信機
- オーディオケーブル
- 送信機固定用テープ
- 取扱説明書
「Bluetooth 送信機」はBluetoothによる送信機能が無いテレビに使用します。
Bluetooth 送信機能があるテレビやスマホなどには不要です。
SHARP AQUOSサウンドパートナー「AN-SS1」の外観
首に当たる部分はシリコンぽいやわらかい素材で作られていて一番細くなっています。
購入前に気になっていた、装着した状態で首を回せるか気になっていましたが問題なく首を回すことが出来ます。
右肩部分にはロゴと音楽の再生・一時停止ボタンがあります。
右肩部分の下側で音量調節ができるようになっています。
左肩部分には通話ボタンがあります。
左肩部分の上側に電源のON/OFFスイッチがあります。
左肩部分の下側にマイクロUSBケーブルで充電するUSBポートがあります。
フル充電までは約2.5時間ぐらいかかり、連続では14時間と長時間使用できます。
テレビへの取り付け方法
テレビ自身にBluetoothでの音声送信機能が付いていれば、この作業は不要です。
自室のテレビはSHARPのAQUOSですが、残念ながらBluetoothの送信機能には対応していませんでしたので、付属品の「Bluetooth 送信機」を使いました。
- STEP 1
- STEP 2
- STEP 3
- STEP 4
- STEP 5
ヘッドホン端子やUSBポートはテレビの側面や裏面にあるので、取り付けるのが少し大変でした。
ペアリング自体は簡単にできました。
シャープAQUOSサウンドパートナーを使用しての感想、良い点
シャープAQUOSサウンドパートナー「AN-SS1」を使用してみて、良かったところをまとめてみました。
- ながら作業には快適!
- 音の遅延は少なめ
- 装着したままでも首を回せる
- 音質は思ったほど悪くない
- 1万円以下の低価格
- 耳穴をふさがないので自転車でも安心
- 連続使用時間が14時間と長い!
ながら作業には快適!
Bluetoothの電波が届く範囲内ではありますが、多少離れた位置からでも耳元で音が聞けるの便利です。
私はテレビにつなげるよりもスマホに使うほうが便利でした。
iPhoneはスピーカーが下側にあるのでスタンドに立てながら使うと音が聞こえにくかったです。
ウェアラブルネックスピーカーの「AN-SS1」はスタンドに立てていてもハッキリ聞こえるので、ゲームのストーリーを見聞きしながらパソコン作業するのが快適になりました。
音の遅延は少なめ
iPhoneとの接続した状態では、あまり音の遅延は気になりませんでした。
完全ワイヤレスイヤホンよりは大きいので、その辺りの対策は大丈夫そうです。
ただし、付属品のBluetooth 送信機を使用した状態では、少し遅延が気になりました。
装着したままでも首を回せる
装着した状態で首を回せるかが購入前に気になっていましたが、いざ装着してみたら問題なく首を回すことが出来ました。
首を回すためにいちいち外す必要もないですし、SHARP「AN-SS1」は88gとすごい軽量なので、長時間つけていても疲れないです。
首に触れる部分は、やわらかい素材でつくられていて、無理やり曲げても余裕があります。
音質は思ったほど悪くない
音質はソニーのよりも良くはないと認識したうえで購入しましたが、使用した感じではすごい悪いといったレベルでは無いです。
普通にゲームをしたりする分には困らないと思います。
1万円以下の低価格
ソニーの「SRS-WS1」は2万円を超える価格帯ですが、シャープAQUOSサウンドパートナー「AN-SS1」は1万円を切る値段なので、ウェアラブルネックスピーカーを初めて使ってみるのにも良い機種だと思います。
耳穴をふさがないので自転車でも安心
ウェアラブルネックスピーカーは耳穴をふさぐこともないので、周囲の音がちゃんと聴くことができます。
自転車などに乗っていても周囲の音が聞こえるので安心です。
ただ、このSHARP「AN-SS1」は周囲にも音が聞こえるので、大音量で聞かないほうが良いです。
連続使用時間が14時間と長い!
フル充電すれば音楽の再生は連続で14時間の長時間再生ができます。
通話であれば17時間連続で使用できます。寝る時に充電するだけでも十分そうです。
ソニーの「SRS-WS1」は連続使用時間は7時間なので2倍以上、連続で使用できます。
シャープAQUOSサウンドパートナーを使用しての感想、残念なところ
逆に、シャープAQUOSサウンドパートナー「AN-SS1」を使用してみて、残念なところ・改良を期待したいところをまとめてみました。
- テレビに使うならBluetooth搭載テレビの方が良い
- 音量が小さい
- 音に指向性を持たせてほしい
- 充電するためにUSBケーブルを使うのが少し面倒
テレビに使うならBluetooth搭載テレビの方が良い
テレビの音声にウェアラブルネックスピーカーを使うなら、テレビ自身にBluetooth 送信機能が付いているテレビが必須かなと思いました。
なぜかと言うと、付属のBluetooth送信機はテレビのイヤホンジャックを使用します。
テレビのイヤホンジャックに普通のイヤホンを挿したらどうなります?
当然ですがテレビのスピーカーからは音は聞こえなくなりますよね。
そうです、ウェアラブルネックスピーカーを使わないときは、いちいちイヤホンジャックのケーブルを抜いてテレビのスピーカーから音が出るようにする必要があります。
これは、けっこう、手間で面倒です。
テレビ自体にBluetooth 送信機能があれば、ウェアラブルネックスピーカーの電源をONにしたときだけ自動で切り替わるので、そのような手間は無くなります。
テレビの設定によっては、イヤホンとテレビのスピーカー同時に両方とも音を出す設定もできるテレビもあります。
ただその場合、かすかな音のズレが発生してしまうので、違和感があるかもしれません。
最近のテレビでは、イヤホンとテレビのスピーカーの音量を別々に設定できるモデルもあるようです。
テレビのスピーカーの音量を小さくして、AN-SS1 の音量を大きくできれば使いやすいと思います。
購入前にテレビの音量調節の設定について事前に確認しておくと安心です。
音量が小さい
個人的にはテレビで使うには音量がもっと大きいほうが良いなと思いました。
音質も大事ですが、音量も大きくできるのも大事だと思いました。
音に指向性を持たせてほしい
音を大きくすると装着していない周囲にも音が聞こえるので、装着している自分だけに音が聞こえる設計だとさらに良いかなと思いました。
音漏れするなら、ただのワイヤレススピーカーですし、今後の改良に期待です。
充電するためにUSBケーブルを使うのが少し面倒
このシャープAQUOSサウンドパートナー「AN-SS1」は、14時間も連続再生が可能なので、1日1回の充電で十分です。
iPhoneやAndroidのスマホはワイヤレス充電ができるようになっているので、いちいちMicro USBケーブルを接続しないといけないのは少し面倒に感じてしまいます。
ワイヤレス充電がもっと普及すれば良いのにと思います。
まとめ。今後の改良にも期待できる製品でした
低価格・小型・軽量のウェアラブルネックスピーカーなら、このシャープAQUOSサウンドパートナー「AN-SS1」はおすすめです。
私は、iPhoneをスマホスタンドに立ててスマホゲームをやるのにスゴイ便利に感じています。
ウェアラブルネックスピーカー自体、まだ新しいジャンルのスピーカーですので、これから、より良いネックスピーカーが登場するのは確実です。
今すぐ試したい人・ガジェット好きな人以外は、もう少し様子を見た方が良いと思います。
完全ワイヤレスイヤホンもですが、ワイヤレス技術の新ガジェットってすごいし楽しいですね。
それでは、今回はこれまで。
お読みいただき、ありがとうございました。
コメント
初めまして。数ヶ月前に購入して使用しています。
私が使用しているTV含め、最近のTVの機能ではイヤフォンとスピーカーを独立させて出力を設定出来るものもあります。
イヤフォン端子に挿した場合にTVからも出すか、イヤフォンのみにするか、またそれぞれの音量設定も可能なのでTVは小さいままで、AN-SS1かなり大きな音も出すことが出来ます^_^
ひとつだけ気になるのがスマホで音楽を聴いていて、曲が切り替わる度に「ピッ」とおとが鳴ってしますことです。。。鳴らない時もあるようで…
ビープ音(操作音)の消し方をご存知でしたら教えて頂けたら幸いです。
突然の書き込み失礼しました。
DesTAKU 様
貴重な情報、ありがとうございます。
イヤホンとスピーカーとで別々の音量設定ができるテレビもあるのですね。
私のテレビは2~3年前に購入したのですが、そういった設定は見当たらず。。。うらやましいです。
スマホで音楽を聴いていて曲の切り替わりで、音が鳴ってしまうとこのとですが、
私はまだそういった状況になったことは無いです。
お役に立てずすいません。
(ちなみに、試したスマホはiPhone 8 Plusです。)